嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽 WESTBOURNEにっき-4 ミュージアムカーフさまにクリームを浸透させる 

2013-07-09 19:11:51 | 履き道楽
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画像はスッピンのミュージアムカーフ。ご存じないお方のために解説しておきますと、ミュージアムカーフというのはジョンロブ謹製のまだら染めの牛革。
常識的なブラウン系を中心に、ブルーやレッド、グリーンなどというのもバイリクエストのカタログには載っているのですが、今回のようなえもいわれぬパープルなどというのは例外中の例外。
ポールスミスさんがサーの称号をもっていなければゼッタイに許されなかった、とそれくらいなものです。全く革新的!

明るめの色合いですと、それこそこのまだらが迫力を帯びて、ものすごい存在感を主張するのですが、新品の現在はどちらかといえば沈んだ色合いで落ち着き払っています。

靴の色は実は紫外線にあたったり、足から出る水分、塩分、さらにはお手入れのさまざまな過程を経るにしたがって、変色して参ります。これこそが「味」の根源なのですが、こればかりは一朝一夕には醸せない。
このクラスでしたらまあ10年、いや15年目位からが味わいどころ、というものです(きつぱり)。

経年変化でもって、そういう迫力をもたせるのが、お手入れの極意というものですが、このクラスのくっくではいとも簡単に実現してしまいます。実は。

乾燥気味だった表皮にまずはクリームを浸透させて柔軟性をもたせた上で履き始める、これマスト。

画像で白っぽく見えているのが一連の毛穴ですが、こいつをロウで埋めてゆく、というのが靴磨きの実態です。

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手元にきてから2日ほどでクリームの浸透をほぼ終えてしまいますた(爆)。
革に油分、というよりも水分が染み渡った印象で、しっとりとしています。柔軟性もでてきて、「早く履いてけろ~(ここおしん調)」と、靴にいわれている気がします。

どうです、上から眺めるとこの木型がいかに足に沿っているかが判るでしょう。ぽってりとした田舎臭さがタマランチ会長(爆)。この田舎紳士がムラサキ色、それもまだらに染められているあたりがキャラクターっすね。

さらに以下次号





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