どは~、この「真夏の夜の夢」もいつのまにやら第8話!・・・信じられないひっぱりぶりですが、それだけ濃厚な体験であった、ということでございます。
まあね、ボクスターとGT2ではそもそも目的が違う。かたやオープンエアードライビングを安楽に「よいペースで」愉しむ、のにたいして、GT2ときたら話題のGT3のエンジンにチャージをかまして、回してよし、踏んでよしの、回転計の針がどこにあっても、路上にライバルがみあたらない「どえりゃ~ペースで」愉しむ、というモンスターだ!
が、こんかいのドライブルートにはひとつだけ落とし穴があります。それは路面が一般的な荒れ方なこと・・・そう、サーキットを想定してある足 回り+タイア装備のGT2に対して、17インチの純正サイズを履いたボクスターには結構なアドバンテージがあるのです。
案の定、路面荒れ放題のR299の下りなどではGT2でも、購入以来はじめて「でた」というABSが作動。状況によっては後輪が跳ねてしまう関係で思い切り逝けないGT2にたいして、ボクスターの「安楽さ」は出色。ちなみにボクスターではABSなど一度も作動してませんて・・・このあたり、トクイチオートのアライメントのすごさと、件のEBSのポテンシャルを垣間見た思いです。
Dレンジのまま、お得意の、ブレーキングのGで下のギヤを選び出す乗り方で走りますとこれがキモチいいなんてえもんぢゃない!ジマンのエグゾーストサウンドにききホレているうちに気がつけば山を降りてしまいます。私としては走りを愉しみにきているGT2のジャマにならなければ、それでよい、との一念から床まで踏んでおりましたが、あとでオーナーに伺ったらばボクスター恐るべし、とのコメント・・・まあ、お世辞95パーセントとしてもうれしい(爆)。
こうしてどんな道でもいなしちゃうボクスターと路面限定のGT2。もちろん比較などおこがましくてできやしませんが(爆)、新車痔の価格差おおよそ2000万円をかんがえますと、ボクスターのバリュー加減の凄まじさを感じないわけにはゆかない。モノが違う、とわかってはいても、運転席からのぞけるフェンダーのふくらみ加減はまったく一緒だし、フェンダー、ドア・ノブ、ドア・オープナーをはじめ、随所に使われている共通パーツをGT2のインテリアに発見するのはボクスターオーナーの密かなヨロコビというものですぜ(爆)。PCCBはそりゃあ、すごいが、モノブロックキャリパーの穴あきディスクのポルシェ謹製ブレーキ@トクイチオートBe-STOPのどこに不満などあるというのでしょう?
このあと最後に、温泉へとつづくワインディングを愉しみつつ、シリーズ「真夏の夜の夢」、いよいよクライマックスだでかんわ~(爆)