そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

パンデミックの正確な形を明らかにしなければさらなる悪化を招く

2020-03-26 | アベノミクス

昨日に本ブログの警告が陳腐に見えるほど東京の感染者が急増している。オリンピックが延期になったことで、検査数を急激に増やしたことが背景にあるが、言い換えれば80%の軽症者が街をうろついていた結果ともいえる。それにしても東京の感染者数の増加は急激である。予断を許さない。
今日は47名の感染者が判明したが、23名は感染場所の特定ができない感染者である。2週間前に感染したのであろうが、その間排菌していたのであり新たな感染場所不明の感染者を作るのである。
一月前に安倍晋三が、ここ一、二週間が山場とか言っていたが、あれはただの枕詞でしかなかったのである。何より驚かされたのが麻生太郎の発言である。「収入なくなったら、貯金下せばいいのでないっか」と言い放ったのである。「パンがなければケーキを食べればいいのに」といった、フランスのマリー・アントワネットを彷彿とさせる発言である。働き盛りの貯蓄ゼロの世帯の30代、40代が、23%にもなっているし、20代となると60%を超えている。アベノミクスによる格差の増大の結果である。職すら危うい貧困層の神経を坂根でする発言である。麻生は全く庶民の実態を知らない、無責任発言である。この人たちの日本の行政がこの難局に立ち向かえるかは大いに疑問である。
世界のCOVID-19の死者が2万人を超えた。イタリア、フランス、スペインがひどい状態であるが、やがて南半球に広がるときに十分な治療が可能か疑わしい。オリンピックは開催国だけの問題ではない。
自国の感染者数を意図的に減らしても、感染の実態はいずれあからさまになる。さらに酷い形で現出する。
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