ものもんたが、あらゆる番組から下りるようである。それはそれで大歓迎である。粗野で無教養で大柄なこの男が大嫌いである。自分はジャーナリストであると、この男がしゃべったのには、少々驚かされた。放送局の職員が、こまめに集めた映像や資料をコメントするだけである。
30才を超えた息子の責任を負うのもおかしな話であるが、親父の後ろ盾で放送局に就職できたことを思うと、それもやむを得ない。一連のニュースは、恣意的に流された疑いが強いが、自業自得である。
そもそも、ワイドショーは深みのある視点を持ってはいない。表面的な現象について、大衆が反対しないだろうと思われるコメントをする、コメンテーターを喋らせている。中身がなく、司会者の意図に反することがないように、番組は進行する。
先だっては、どの番組か忘れたが、物価が上がった話をしていた。あれも上がったこれも上がると、庶民は大変苦労しているというのである。
ちょっと前には、この人物だったかどうか定かではないがこの番組で、アベノミックスでデフレ脱却をした。これから景気が良くなると、歓迎するコメントをしていた。
デフレを脱却とすることは、インフレになることである。インフレとは物価が上がることである。物価が上がることを懸念することは、デフレ脱却を歓迎することと矛盾する。
この程度であると言えばそれまでであるが、余りのも節操のないコメンテーターである。デフレ脱却を望むのなら、物価上昇を歓迎するべきである。
消費税増税については、かつてはあれほど民主党の事業仕分けなど、官僚や政府の無駄の削減に積極的だった、「庶民」の味方たちであった。無駄の削減には全く触れることがなく、消費増税には寡黙になったコメンテーターたちである。
消費税の増税は、インフレを加速させることになる。このインフレは増税分であり、虚偽のインフレである。実態はデフレであると思われるが、ワイドショーの馬鹿コメンテーターどもは、その時には何をコメントするのであろうか。
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