イスラエルはガザ攻撃に大量の“白リン弾”を用いた。白リンは、空気に触れると高温になるた めに、ヒトの皮膚に触れてやけどを起こさせる。非人道的な武器である。
白リン弾はそれ自体が爆発するわけではない。そのため広範囲に散らばるようにばらまかれる。つまり無差別攻撃用の武器である。国際法で使用が禁じられている、極めて非人道的な武器である。
アウシュビッツなどで、ナチに600万人ものジェノサイドを経験した民族として、彼らは何を学んだのであろうか?非戦闘要員や国連などの援助団体なども、無差別に攻撃している。戦闘そのものが非人道的でもある。
シンドラーや杉原千畝などが聞いたら、ユダヤ人を救うべきでなかったというかもしれない。彼らが身をていして救った民族が、圧倒的な武力で非人道的な空爆や地上戦を繰り返した。
イスラエルは白リン弾の使用を、公式には煙幕としての使用しか認めていないようであるが、現実には空爆でまかれていることははっきりしている。戦闘が終わったガザから映像が配信されている。白リン弾攻撃を受けているのはベイツラヒヤ国連学校である。場面を添付する。クリックすると大きくなる。
ダボス会議でも、イスラエルの正当防衛の主張は空虚であった。アラブ諸国から総攻撃にあっている。延々と主張を繰り広げるイスラエル大統領に一言「人殺しはあなただ」と反論して席を立ったトルコ首相を国民は歓迎した。
イスラエルのガザ攻撃は決して容認されるべきものではない。当面の間ハマスを抑え込んだところで、新たな憎悪を植え付けただけの愚かな行為である。ユダヤ人の周辺を劣等国と見下す態度は、満州の日本人が中国人を見下していたのと重ねてみることができる。