
本ブログで一票の格差あって当然と何度も書いている。人間の頭数で議員の数が決めるのは、人類の驕りであり、世界、それもたった一つ地球で、厳密には引かれた国境の中の人頭割で議員定数が異なるなどと言うことは、都会人の横暴な思想に過ぎない。
それでも都会の人たちは何度も何度も、一票の格差を盾に憲法違反を繰り返す。北欧では男女別に議席が用意されている。同じ選挙区で1万票で当選する場合もあれば、3万票で落選することもある。これこそ一票の格差であるよいえるが、それを国が制度として採用しているのである。
台湾では先住民族(少数民族)16民族60万人のために、3議席が設けられている。先住民族は広い地域に広がり、現行制度では議席が確保できないための処置である。それでも少ないといは彼らの主張である。
先住民族に謝罪すらしない日本と言う国は、国連の人権宣言にも背を向け希薄な民主主義を掲げ頭数で判断しようとする、女性議員にも配慮がない。
私の在住する東西に220キロ南北に80キロほどの衆議院北海道7区は、東京都がすっぽり入る広さである。東京都にはどうやら30区も選挙区を設けている。東京では膨大なエネルギーも食料も消費するばかりであるし、そもそも植物もなくCO2を吐き出す一方で、大量の水を消費し汚染生活水を吐き出す。
翻って同面積以上の我々の北海道7区では、食料生産が主体であり、森林などがCO2を取り込んで土壌に還元し大量の酸素を放出している。希少生物も多く抱えている。
人頭割合の30対1で地域評価をされたのではたまったものではない。一票の格差などと御託を並べる都会人の横暴さこそが、環境に無関心で温暖化に向けて爆走する姿なのである。
しかも北海道7区の国会議員は、幾度も不祥事を重ね収監された議員の娘が落下傘降下した2世議員たった一人である。自転車で選挙区を一日で回れる東京と、車で走っても3日以上かかる北海道6、7、8、9、10、11区を同じであることこそ問題である。
30人もの議員を抱える東京都との評価が30対1とは、人間の横暴以外の何物でもない。環境問題を考えれば現行ですら地方、僻地の議員は余りにも少なすぎるとさえ思える。