そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

先達が築き上げてきた社会が崩壊しつつある

2020-03-06 | 森友・加計問題

全ては森友問題で安倍とその周辺を自在にしたからである。時間が経るにつれて、明らかになっていたとでさえ、なかったようにする抜ける。安倍晋三は、「私たち夫婦が関係していれば、総理はもちろん議員まで辞めますよ」と言い放ったが、名誉学長の昭恵が周辺の木っ端役人を蹴散らしてことをどんどん進めた経緯が明らかになっている。中央の役人を連れて首相夫人が来たら、地方の役員は下僕のように動く。そのことをなかったようにしてくれた周辺のものは一斉に出世している。
官僚は内閣人事局を作ることで、従順にさせて党内では小選挙区制を背景に公認権を一手に抑えたのである。始まりは内国法制局長官人事に手を出したことである。これで法治国家の根幹が崩れ去った。
籠池風の作ろうとしていた小学校は、教育勅語を暗唱させる極右翼教育を目指していた。それだけでも十分犯罪性がある。それに昭恵の存在である。疑いなく関与していたが、辞任はもちろん首相の座に居続ける。野党もこのことを徹底的に追求することもない。
何によりおかしなことは、籠池夫妻を詐欺罪で告発したかである。10億円の国有地をほぼ無料で売却した事実は犯罪でないと、数限りない公文書の隠ぺいと改竄を重ねて大阪地検が判断した。これに関わっていた籠池氏は、当然補助金適正化法違反で告発されなければならない。しかしそれをすると臭いものの蓋を開けることになる。詐欺罪という微罪というか、誰が見ても的外れで法廷に立たされた。安倍昭恵は告訴を免れたのである。
公文書を書き変えさせられた近畿財務局職員は、長時間勤務を強いられて労災認定されたが自殺した。この若者の方がよっぽど理性が残っている。少なくとも皮肉った上司麻生太郎より。下っ端が自死する事件にシロはない。
このほとんど疑獄であるがこの事件以降、あらゆることが安倍の不条理や瑕疵に周辺が忖度で埋め合わせることが連綿と続いている。法治国家としての原則や正義を捨て去り、近代国家としての理性も秩序も破壊し、民主主義国家とての理念も信念もないく、ないだけでなく積極的に安倍はこれらを放棄、破壊をしてきたのである。
それは現在混迷へと突き進む、新型コロナウイルの蔓延にも言える。腐った頭で国家を動かすのは無理である。官僚には隠蔽や書き換えをやって誤魔化し取繕っても、現実の世界のウイルスは関係ないのである。
私たちは今、日本という国家始まって以来の最悪の為政者、最低の知能しか持ち合わせない為政者を見ている。そんな貴重な時間でもある。

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