そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

山本真千子のご出世で赤木さんの訴えは退かれるだろう

2020-03-21 | 森友・加計問題

呪われたオリンピックなどと、面白おかしく発言するのは、幼児思想である。麻生太郎のことであるが、オリンピックは40年ごとに事件が起きるなどというのである。幼児が奇妙なもののつながりを見て喜ぶ様を、無神経に記者の前で得意げに話す。漫画は読むけど本も新聞も読むことがないと言って憚らない、知性の欠片もない男の発言といえばそれまでであるが、安倍昭恵をひた隠す森友学園に関しては別物である。
佐川理財局長の指示で、公文書を改ざんしたと明らかにして、自殺した赤木さんの奥さんが佐川と国を相手に訴訟を行った。
このことを受けて安倍晋三は、「麻生大臣のもとで事実関係を徹底的に調査しあきらかにした」として再調査を拒否した。新事実が出てきたが、妻の関与が明らかになるのを恐れたのである。
その麻生太郎は更に酷い。遺書と手記が公開された18日にこう述べている、「読んではいないが、手記に基づいて新たな事実が判明したとは、ちょっと私ども読んでおりませんからわかりませんけど、大きな乖離があるであろうというふうには考えていない」と、読んでもいないのに、新たな事実はないと言ってのけた。そして再調査はしないといったのである。あなたは司法から調査される側である。
赤木さんの残した文書は、財務省の報告を否定しそれを根拠に出されてた大阪地検の判決を根底から崩すものであり、佐川や同僚にそしてその上司の麻生太郎に向けて書かれたものであるが、その関係者のトップはは真っ向から否定するのである。
読んでいないのに何で知ってると問われ、麻生太郎はゲラを見た。と答えている。その内容を問われると、「ゲラと文春の内容が同じかどうかわからない」と言ったが、「ほとんど同じですが、ゲラの内容でもいいから答えてください」と記者が問い詰めると、「同じ内容だったかどうかはわからない。あなたの話が本当かはわからないからね」などと返した。アホはあほなりの回答しかできない。
質問に虚偽回答するには、麻生太郎の知力を超えている。その挙句、「ここは財務を扱っている、社会部じゃねぇんだ、何時まで”森友”やってる。もっとでかい話しろ。」
赤木さんとその遺族への冒涜である。忠実な部下は指示された犯罪性に耐えられず、私は悪人だと悩み自殺したが、上司はどんどん残らず出世している。
佐川理財局長⇒国税庁長官 理財局次長⇒横浜税関長 理財局総務課長⇒駐英公使 理財局国有財産企画課長⇒内閣官房内閣参事官 理財局国有財産審理室長⇒福岡財務支局財財部長
極めつけは
佐川ら財務省職員たち計38人全員を不起訴無罪にした大阪地検の山本真千子である。2018年に函館地方検察庁検事正(地方のトップである)に収まると翌年2019年には大阪地方検察庁に舞い戻り検察庁次席検事(トップ2)にと異例のご栄転で、赤木さんの奥さんの訴えは風前の灯状態である。

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