安倍晋三の支持率が常時40%を維持するが、その支持の根拠は経済と外交でうまく行っているとの誤評価である。アベノミクスは不富裕層をより豊かにし、貧困層をより増大させたし、農業を破たんへの道へと歩ませ、地方が疲弊する現状にある。富裕層と都会の人たちとが恩恵を戴いていて、そうした人たちがアホでも右翼でも不正のやりたい放題の嘘つき首相でも支持しているのである。公然と嘘を重ね、日本の恥としか思えないような内閣を支持する根拠は、外交と経済が上手く行っていると、景気指標すら実態を反映させず彼らを誤信しているに過ぎない。
安倍晋三が、森友・加計問題で誠意をもって十分説明しているとする人たちは、ほんの5%程度不十分を加えても30%である。多くの国民が信じていない。安倍政権を信頼できないとする人たちが、60%近くあるのに内閣支持率は40%をほとんど割ることがない。
安倍晋三は昭惠を伴ってプイとロシア訪問をして、5月26日にプーチンと首脳会談をしている。プーチンを山口に招いて、散々パラ北方領土返還の目処が就くとマスコミに似非報道流しては見たが、軽々とあしらわれてしまった。その挙句、北方領土の経済活動に3000億円もの拠出をすると確約されてお終いである。安倍お得意のお金のバラまき外交である。
今回は21回目のプーチンとの首脳会談である。フランス以外のEU諸国がボイコットするサンクトペテルブルクの経済フォーラムに、ノコノコ出かけて3000億円出資の確約をして帰ってきたに過ぎない。北朝鮮に対しては、各国の対立関係が深まるようなことはすべきでないと返されて、安倍の主張は上滑りして終わりである。安倍晋三が何度も、「うらじーみる」と親し気を装っても、プーチンはしたたかである。要するに、ザギトワに秋田県を手渡す写真を昭惠共々撮りに行った以外は、意味のない外遊と言える。
安倍晋三が世界各国、110カ国を訪問してばら撒いてきた金が、50兆円を超えた。資源は外貨準備金であるから国民や国には何の影響もないといういい加減な説明で、経済支援などばら撒いた金の効果や有効性など、全く検証もないのである。金をもらえれば、そりゃ貰った国は喜ぶだろう。安倍の悪口を言うなとの口止め料にすら見える。
安倍外交は何の成果もなく、敵国を作り出すことだけに長けているだけである。