そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

石丸伸二はこれでお仕舞、次なんて彼にはないない

2024-07-14 | 地方自治

安芸高田市での議員たちとのやり取りを、YouTubeにアップした多分初期辺りから見ていた。私の住むこの僻地の町でも同じようなことが起きているからである。
議会中に居眠りをする、任期中質問なんて一度もしない、たまにした質問は職員に作成してもったもの、他の議員がした質問を重ねてする、既に決まっていることを質問して手柄にするなどなど、数え上げるときりがない。それらを妥協なく打ちのめす石丸伸二は痛快であった。
東京知事選に彼が出馬するのを知って、興味を持ったが予想を超えて彼は得票した。160万票は彼自身予測はしていなかったであろうが、喜ぶとか驚くとかという感情を表すこともなかった。
国政へはと問われ、広島一区を口にはしたが、岸田文雄の選挙区とおちゃらけ以外のものではなかった。
石丸伸二に国政は無理である。先ずは組織論が何もない。他人と和することも殆ど見せることもない。彼は論破が楽しいのである。ホリエモンとの会談で彼が指摘したように、「俺たちは田舎の神童」として育ってきた。進学校でない郡部で常にトップの成績を誇っていた。
他人を論破し、その他人がひれ伏すことに至福の歓びを感じて育ってきた。俺が上だろうを見せつける。
国政には組織論の戦略が求められ、その入れ物となる政治団体が必要であるが、石丸にはその力量がない。多分興味も思いもないだろう。国政は石丸にとってお笑いだろう。
石丸伸二には東京都知事も務まらない。国政同様の政治団体の受け皿が必要になるため、交渉が必要である。地方の小都市の首長が石丸にとってせいぜいである。ポンコツ爺様議員の意識を変えることぐらいである。
でなければ、経済アナリストなどになって、毒を吐くのがせいぜいである。

実は自民党惨敗の都議会補選、国民は裏金問題を忘れていない、石丸に組織論はなく一過性でしかない

2024-07-09 | 地方自治

終わってみれば小池百合子が圧勝した七夕決戦と言われた東京都知事選挙であったが、同時に行われた東京都議会補欠選挙が注目されている。
石破茂はこの東京都議会選挙は、衆議院選挙の先行指標になると位置づけている。ステルスで支援した小池は現職の強みで勝てたが、都議会補欠選挙は別である。地方選挙6連敗とも8連敗とも言われる自民党はここでも惨敗している。
2勝6敗であるが、2勝は下村の板橋区は野党が割れ乱立の結果であり、府中は個人的な信望のある方でようやく勝てたというのである。自民党は全敗といっていだろう。
自民党都連会長の萩生田光一の八王子は哀れであった。5万票の大差は、裏金も統一教会も真っ黒けのど真ん中の人物萩生田への批判である。
つまり国政選挙は惨敗が見込まれれる下地はそろった。岸田文雄は幾度かのなんちゃって減税の評判を見て、どこかで取り組もうと目論んいでいた解散総選挙のタイミングなど、いつまで待っても訪れることがない。
裏金問題は、党内処分もやらなければ、実態解明にも取り組まない。あれをやったとは誰も思っていない。新たな選挙資金規正法もズブズブで全く変わらないか、むしろザルの目を大きくした感すらある。
自民党は国政選挙に怖気づいたままで、自らを変える手段を持っていない。これまでやってきたように、時の流れが忘れさせるとする手法を今回も選択することになる。今のところ効果がないが。
立憲民主党も動きが取れなくなった。多くのメディアは共産党との共闘が批判するが、今年に入っての国政補欠選挙でも、知事選挙でも共産党との共闘が票を掘り起こしている。知事選挙など地方選挙は現職が圧倒的に強いのであるが、国政選挙は別であろう。ただ蓮舫の得票があまりにも少なく、石丸に食われた感がある。
小池のYouTubeは3500回に対し、蓮舫は約1万回であったが、それを石丸は約30万回と比較にならないネットの利用が今回の投票率を上げ、石丸に票を集めた。
しかし、当初から石丸の広島での動きを見ていたものにとって、石丸には組織論や運動論の持ち合わせがない。敵がいる間は存在感を示せるタイプの男である。石丸は経済成長の効率の効率を高めて、東京の持つ経済の分散を図るとするのである。
ネットの持つ急速性、拡散速度は浅薄性と同居するものである。今回のように早ければ早いほど、中身のなさが際立つものである。
石丸の言うように、国政への挑戦は可能性だけに留め置くべきである。今回の票の多くは彼のキャラクターにいよするものと理解している。
国政の動向は都知事選前と変わりはない。野党共闘でしか自民党と対峙できない。

「敗北した石丸・・」と言ったNHKに指さしされた石丸はNHK記者を指さしメディアの対応を指摘した

2024-07-08 | 地方自治
NHKは今回の都知事選でほとんど無名から2番手にこぎつけたいした石丸伸二に対し、「敗北した石丸伸二」と表現した。
記者会見で質問に立ったNHK記者が石丸伸二に敗北の原因を尋ねると、即刻質問の記者を指さし、「大型メディアが取り上げてくれなかった」と痛烈に指摘した。石丸は敗北したといえるのか?
NHKを壊す党という輩の対象にされても尚、NHKの意識は殿様のままである。
今回の東京都知事選挙で、石丸は敗北したと平然と述べるNHKの指摘は上図を見る限り当たらない。40代までは現職が圧倒的に有利な地方選挙で、地方からの殴り込み候補が、ほぼ互角に戦っている。
しかも石丸伸二は、ネットでは知れてはいたが東京ではほぼ無名の新人で、選挙2カ月前に立候補を表明したに過ぎない。それが既成政党の支持を得ている、反自民非小池を掲げた蓮舫候補をさえも上回って、2位につけている。小池は前回の得票を得票率では下回り、蓮舫は濃い毛の半分以下でしかなかった。そうしたことを加案しても、石丸伸二は今回の選挙での唯一の勝者といえる。NHKの指摘は現実的ではない。
そのNHKは8時の時報と同時に、小池の当確をテロップで流したがこれもどうかと思う。
蓮舫は石丸に大きく食われたといえるが、得票は減らしたのは事実であるが、小池を上回ることもなかったと思われる。連合や国民民主や威信の狭量な対応も小池に有利に働いたであろう。
自民党は同時に行われた都議補選で2勝6敗であった。特に強力な肩入れにも拘らず、都連会長萩生田の八王子ではダブルスコアーで敗北している。立憲民主党も1勝3敗である。
既成政党に辟易としていることが見て取れるが、隠れ自民は巧みに生き残るであろう。質問者には自分の言葉で喋る石丸伸二の姿がその解答であるといえる。

負債でも環境問題でもカジノ問題でも、余りにも大きな負の遺産になる関西大阪万博

2024-06-29 | 地方自治
維新の会が自民党との取引に使われる大阪万博に品格を求める気はないが、あまりにも節度がなさすぎる。
金の問題は、1250億円が見込み違いとこれが最後と1850億円に修正され、更に自民に泣きつきこれが最後と2350億円に巨大になった。これには国が負担する、837億円が含まれていない。
開催まで300日を切ったが、釘を一本も使っていないという嘘宣伝の自称世界一大きな外周となる木造建築をはじめ、パビリオンが半分は開催日まで完成が見込めない。時代遅れの万博は合わないとかつてのような応募もなく、国などの負担で誘致した形である。それに建設業者がいないのである。工事全体が遅れに遅れている。
その典型が8か所トイレ建設するようであるが、一基2億円もするとのとである。しかも下水工事が間に合わず、トイレが一部汲み取りになる可能性さえある。そのトイレ建設で、今年3月28日にメタンガス爆発したのであるが、公表された地下からのガスで一部爆発があったようであるが、実際にはメタンガスに溶接用のガスバーナーか火の粉が引火して、100平米がすっ飛んでいた。ショボイ隠蔽工作である。
この地には有機物が大量に廃棄されている。温暖化に貢献するメタンガスが間断なく空気中に放出される。ガス爆発した地区以外に何カ所でも、工事以前から確認されている。工事が始まるとそんなものありませんと、臭い物以上に危険な可燃性ガスに蓋をしてしまった。メタンガスの危険性は開催後も起きる可能性が高い。
インチキと誤魔化しの関西大阪万博である。しかも、このゴリ押し開催の関西大阪万博はカジノ建設に向けた、単なる露払いでしかないのである。
大谷翔平の通訳に見られるように、勝てば痛快な賭博は一気に依存症になってしまう。賭博は民法で禁止されている。
必ず大赤字になる大阪万博であるが、今中止するのが一番安上がりである。


郷原伸郎氏の、「小池百合子落選運動」を支援します

2024-06-20 | 地方自治

元検察官で弁護士の郷原伸郎氏が、小池百合子落選運動を行っている。落選運動は法的に認められていて、個人でやることや選挙期間中に限定されはいるが、公職選挙法でも認められている正当な行為であるというのである。
ここは郷原に乗ることにする。郷原のpdfサイトから、新聞風にあつらったチラシを見ることも出来る。
小池百合子はカイロ大学に入学した事実はあるが、当時の学友たちの発言アド総合的に見て、中退したのが事実といえる。それを首席で卒業したというのは、軽いジョークともいえるが公人となった立場や選挙に虚偽記載は、倫理的にも法的にも問題がある。しかし、どうも彼女のやっていることはそんなモラル上の問題ではない。前回の選挙時に、エジプト政府に卒業説明書を急遽作ってもらった。
その返しに、300億円もの支援をエジプトに行っている。学歴詐称の口封じにして安かったのだろうが、都民の税金である。
都民ファーストの会事務総長であった、小池の最側近の弁護士小島敏郎氏が学歴詐称に加担したと自戒し、公職選挙法違反で告訴した。だが、エジプト政府はこの卒業証明書が偽物だとは決して言わないだろう。卒業生が日本の元防衛大臣で首都の知事である広告塔を、大学が汚すわけがない。卒業証書の不正は証明できない。小池の自信ある態度も頷ける。
郷原氏は、「カイロ大主席卒業」の詐称経歴で、キャスターになり国会議員になり大臣になり、東京都知事なったことに特化しているが、小池の虚言はこれだけではない。7つのゼロ公約もさることながら、あんなに巨大化した五輪施設は負の遺産になっていることには触れず、築地は残すも嘘だったり、何よりも許せないのは関東大震災で、流布された嘘で多くの朝鮮人が殺害されたことを認めないことである。小池百合子の落選を希むものである。

今日知事選出馬表明した小池百合子に、元側近の小島敏郎が公職選挙法違反容疑で刑事告発

2024-06-18 | 地方自治
記者クラブ以外の一般記者やライター達の都知事選についての記者会見で、いわゆるぶらさがりであるが不都合な質問が出ると突如としてプイと立ち去った小池百合子である。三日前のことである。
その小池百合子が今日(18日)「もっとよくなる東京大改革3.0」を掲げ 東京都知事選出馬発表した。質問されるとよほど都合が悪いことがあるのか、オンラインの一方的な知事選出馬である。
「セーフシティ」「ダイバーシティ」「スマートシティ」 と、避難所改革や認知症専門病院の開設、行政のデジタル化などを盛り込んでいる。 相も変わらず、耳障りの良い言葉遊びの政策もどきの羅列である。

一方、「小池百合子都知事を今朝、公職選挙法違反容疑で刑事告発た」と語るのは 元小池百合子の最側近であった小島敏郎氏である。
「文藝春秋」5月号に、カイロ大学に小池百合子の卒業を証明する声明文を出してもらうなど、自らも“学歴詐称工作”に加担したとするのが小島敏郎氏である。経歴詐称は公職選挙法違反である。
小池は一貫して1976年10月にカイロ大学を首席で卒業したとしているが、エジプト大使館の示した卒業証書には、1976年12月29日に卒業したと記されている。そこには「良」と記載されていて、これは評価4段階『優』、『良上』、『良』、『可』の中以下に位置し、主席に該当することなどありえない。そもそも主席の評価はカイロ大学にはないとのことである。
西暦1978年11月はイスラム社会で用いられるヒジュラ暦では、1398年に該当するのが、1397年と記載されているし月の記載もない。その他、小池百合子に、Mr.と冠されていたり、監査統括官のサイン欄が空欄であったり、学生登録番号の欄が空欄であったりと、下記「卒業ショウショ」もどきは多くの矛盾があり、真贋を検証するべきである。
小島敏郎氏の指摘外にも、小池と共に暮らした学友たちからも、卒業はしていないなどの証言も多々あり、小池百合子は経歴詐称をしていることは間違いないであろう。
小池百合子のカイロ大卒業経歴はどう見ても虚偽である。経歴詐称は謝罪しれば済むことであろうが、小池はこの謝礼とおおわれる援助をエジプトに行っている。様々なODAまがいの援助を300億円も行っている。都民の血税を、自らの経歴詐称の口止め料に使うとは、言語道断である。裁判になってもエジプト側は、これを虚偽のものとは決して認めることはないだろう。口止め料が効いているからである。
経歴詐称など微罪であるが、この口止め料は公金横領に近いもので決して許されるべきことではない。

裏金疑惑の告訴されなかった議員の最高金額者で党員資格もない萩生田光一が代表を務める自民都連は、早々と支援を決めたが、政党推薦を求めない小池百合子知事の意向を尊重して「推薦などの機関決定は見送りたい」と、小渕優子選対委員長は決定した。ところが、小池支援を決定している自民都連と連携する考を、梶山弘志幹事長代行が明らかにしている。
「頭隠して尻隠さず」どころか、首辺りまで隠していない。
いや、頭も隠していない。自民党には8年前の怨念もないようだ。

小池がカイロ大学に依頼して書かせた「ソツギョウ証書」もどき

功名心が先に立つ小池百合子であるが、浮薄な公約を今回も続けるのか

2024-06-16 | 地方自治
朝日新聞より
8年前に自民党が伏魔殿とか都議会がブラックボックスと、自民党を正面から批判し、時のアメリカ大統領トランプの「アメリカファースト」をパクリ、都民ファーストという政党まで立ち上げた。
ネーミングが巧みであるが、都民ファーストのように時が経ち色褪せてしまいピント外れのものも少なくない。キャッチコピーで選挙時には票を集めるが、主戦言葉だけで表在的なものでしかないから、浮いたものにしかならない。
8年前に小池百合子が掲げた7つのゼロ政策は、聞こえは良かったものの、具体的であるから検証は可能である。
このうちペットの殺処分ゼロは、日本全国で私たち獣医師や動物愛護の方々の協力もさることながら、2年目に大きく改定された、いわゆるペット保護法が大きく、東京都だけでなく全国的にほぼゼロになったもので、小池の公約と無関係である。それと多摩格差ゼロは、目標も指標もなく評価から外す。
待機児童は大きく減少させたが、東京の圧倒的な少子化と無関係でない。しかし他のすべては悪化しているとしか言いようがない。軽薄であるが受けの良い言葉を前面に出す。
そもそも8年前には伏魔殿、ブラックボックスと攻撃のやり玉に挙げた自民党から嫌われて、挨拶に行っても握手さえしてもらえなかった。ところが統一教会と裏金の大所で、党員でもない萩生田光一が代表である自民党都連から推薦を受けるまでになった。
小池百合子の議会の答弁が象徴的である。議会野党の質問に知事としてほとんど答えることはないが、ファーストなど最近の自民党の質問には小池自身が答弁に立つ。つまり、小池にとって選挙が最も大きな政治活動であるが、つけて加えて出されるキャッチコピーが彼女を支える。
小池は自信が核武装主義者の極右翼であることを隠そうと努めるのは、選挙で不利に働くからである。関東大震災時の朝鮮人の虐殺も史実も否定する。
然し小池にとって思想信条は大きな問題ではない。ぶれることのない思想信条であるが、政治的な出世が彼女のほぼ全てであることは、日本新党に始まる10を超える政党遍歴が物語る。


蓮舫へのバッシングが異常で、小池は統一教会に裏金のダーティーの萩生田の支援をどう受けるのか

2024-06-10 | 地方自治

いつも後出しじゃんけんの小池百合子は、蓮舫が東京都知事選立候補を表明したが、議会開催を理由に黙したままである。蓮舫の立候補の衝撃の余波をかわすために、治まるのを待っているのである。
小池はカイロ大学など卒業してはいないが、論点にしても仕方ない。公職選挙法に触れると訴えると息巻くかつての取り巻きがいるが、嫌がらせの域を出ない。小池支持の自民の悪行と、打ち下花火の公約の矛盾をつくべきである。
幸いなことに、あれだけ大問題になった統一教会に最もお世話内なった国会議員で、裏金隠し金最高額の男の萩生田一郎が自民党東京都連代表である。今考えられる最悪のダーティー男が、自民党として小池百合子の支援を打ち出してくれた。小池は嫌がっているであろうが、どんな形にせよ、裏金隠しのありったけの知恵を出して、政治資金規正ザル法を通してしまった自民党の悪行、悪政を非難すべきである。
春の衆議院補欠選挙全敗後、地方選挙を悉く敗北している自民党である。昨日も栃木県鹿沼市の市長選挙でも、立憲民主党主導の松井正一氏が自民党支援の候補に勝利している。本日出されたNHKの世論調査で、もう下がらないと思われた岸田内閣支持率が、20%まで下がってくれた。
自民党が小池百合子を推せば推すほど、立憲民主党に有利に働く。小池は失政を巧みに隠す技術は、ワンポイントネームで説明する巧みさを上回っている。
東京五輪のその後の施設の風化と管理はどうなっている。豊洲問題も封じたままである。都庁の壁に映す都民と無関係の、プロジェクションマッピングが7 ~10億円のムダ金は電通に流れる。ポピュリズムのお好きな小池らしい人気取り無事業である。
東京都は金があるため、コロナでも子ども対策でも、金をばら撒くことで好感を得ている。行政手腕よりこうしたポピュリズムに敏感なことをする。
それに、橋下など自民支持者が一斉に蓮舫を非難し始めた。批判ばかりだ、自分たちの非を認めないと指摘するものである。野党であったり現職を非難するのは当然であるし、自分たちの非を認めないことについては、自民党の方が数段長けている。非難のための非難である。
突如、文春などが蓮舫の、すでに解決済みの二重国籍問題を取りあげたり、性格の悪さなどの記事などを書き始める。
小池を叩くことは、自民党の悪政に方向転換させる良い機会である。あらゆる選挙無敗の小池と蓮舫の選挙戦を注視したい。

カイロ大学卒業のインチキなど崩せるわけがない、小池のやってきたインチキを追求するべきである

2024-06-02 | 地方自治
小池百合子はカイロ大学を卒業してはいない。入学はしたかもしれないし、通学もある程度やっていたものと思われはするが、まともに卒業などしてはいない。卒業は虚偽である。ましてやこの大学には主席などという制度もなく、それも虚偽の上塗りである。
カイロ大学を出たかどうかは政治家や政策にとって、あまり大きな意味を持たない。小池百合子はアラビア語を学んでいたということであるが、通訳をしたという実績もなくその学力も定かではないが、これをブランドとしてマスコミを通じて政界に登場した。カイロ大学卒業は虚構であっても彼女の大きな武器にはなった。
東京都知事に就いてこのことをチクチク突かれて、小池はエジプト政権直結のカイロ大学に何らかのルートを通じて卒業証を制作してもらった。上図の証書は贋作であるが、こうしたことは良くあることであるし大きな問題などではない。金を出せばなんとでもなる。
問題は都政を司る小池は、その見返りに何をしたかである。エジプトに高校生を見学旅行させるくらいなら許されるであろうが、ODAまがいに交流館などを建設するなど300億円もの支援をしている。都民の血税を、自らの虚偽の卒業証書の不正を覆い隠すために300億円もつぎ込んだのであるが、それこそが大問題である。
卒業証書贋作だといくら騒いでも、国家権力が首を縦に振った以上ここは切り崩すことが出来るわけない。選挙公報にカイロ大学卒業と書いたら選挙違反で訴えると息巻く元側近がいるが、それを証明する手段がない。
小池百合子の攻められなければならないところは、自民党都連をブラックボックス、都議会を伏魔殿と言い放って8年前知事選の勝利した。自民党との関係は、ブックボックスはどうなったかというと、より一層緊密な関係になっている。
統一教会と極めて親密な関係で、裏金受給最高金額者である自民党都連会長の萩生田光一と、小池はいつの間にかべったりの間柄にある。支持か推薦か分からないが、小池は自民党の支援を受けることになる。いつの間にというより小池の計画通りであろう。
選挙公約でも政策でも、ポンとその時の受けの良い言葉など生み出しのは巧みであるが、その後の検証はほとんどされることもない。
何でもかんでもゼロにすると言っていたが、それらのほとんどが言いっぱなしである。それらを検証することこそが、小池百合子に課されるべきである。

広島県安芸高田市議会と町長のバトルは本来は身近である地方自治を考えなおさせる良い機会である

2023-11-17 | 地方自治
広島県安芸高田市の、初当選の若い市長と老齢の市議会議員たちとのバトルが、地方における現代を象徴している。
41才の石丸伸二市長は3年前の市長選に候補当選した。2019年本ブログで何度も取り上げた、河井克行・案里夫婦が選挙に向けて金をばら撒いたが、その時安芸高田市でも市長と議長それに3名の議員が金を受け取っている。それで市長は辞任し副市長を立てたが、改革を掲げて名乗りを上げた石丸伸二氏に敗北した。
初議会の所信演説で大いびきの議員がいて30分も議会で寝ていたとツィートしたら、同僚議員が、「眠たい時は寝るさ、県議会でも国会でも寝とる」と擁護発言し、大炎上し謝罪した。
SNSと無縁の高齢議員たちは大いに驚いた。そこで議会の時寝ている議員がいたら体調を気遣えとか、休憩にしろという、的外れのお笑いの申し入れをしている。議員としての資格もない申し入れで、更に炎上というわけである。
議員たちはことあるごとに事前に知らせろというのであるが、いわゆる根回しをしろというのである。根回しのない聞いていない、事前協議のない案件は、全部反対すると表明した。メンツだけの古参議員たちの声はお笑いである。
石丸市長は密室の協議には応じない姿勢を崩さなかったので、法的拘束力のない市長の問責決議を出し可決した。それはたまらんと、直前に議会解散を念頭にした市長の不信任案を市長支持派が出し、否決されている。老齢議員は一貫していない。
更に地元紙の中國新聞が、事前協議をしないのが混乱の原因だからそれをやれと、議会支持の姿勢を露わにして、さらに混乱は大きくなり、高齢議員は狼狽するばかりである。
安芸高田市の混乱は、急速過ぎる改革に議員たちがついてゆけなかったのである。安穏とした老後の名誉職を望む彼らにとっては、石丸氏のような年端の至らない市長に目を覚まされるのは、容認できないのだろう。
国の政策の矛盾は、日本各地で起きているが、それは均等には起きない。僻地・田舎・地方で真っ先にその矛盾が露呈する。
地方では、国の一次産業軽視の結果、過疎化が進み、少子高齢化が進み、インフラが崩壊し始める。石丸市長がまっ先に手掛けたのは、インフラの整備であり、行政の議会の内部癒着の解消である。高齢議員たちは自分たちの存在が、その矛盾そのものであることに気がついていないのである。
石丸市長のユーチューブは、7月24日の議会のやり取りが最大1,200万回、中國新聞記者とのやり取りは200万回~500万回を超えるアクセスがある。2万7千人の町では信じられない数字である。全国に拡散された議員たちは、ネット配信をするなら質問を取りやめるという、ことの本質を全くわきまえない姿勢に、ネット上ではお笑いネタにさえなっている。
日本中の地方議会は(国会も同様ではあるが)、密室談合が常態となっている。当地でもあまり変わることがない。安芸高田市のやり取りをユーチューブなどで確認し、選ばれた議員の仕事の内容を身を律して、地方議会こそが改革に率先して取り組みやすいことに気が付くべきで、国の形さえ変えることも容易なことに気が付くべきである。

北海道新幹線の延長は無駄の典型であり中止すべきである

2022-06-28 | 地方自治
北海道新幹線は函館まで来ているが、札幌まで延伸予定である。距離は約170キロとなるが、ほぼ80%がトンネルである。地下鉄新幹線と揶揄されているほどである。鉄道・運輸機構の上図は作為的で、トンネルはほんの僅かで5%以下に見える。北海道の雄大な景色はほとんど見ることの出来ない、真っ暗な風景しか見ることができない。環境客は失望するだろう。
新幹線が完成すると、在来線は廃線にすることになっている。新幹線の通過地区はかえって過疎化が進行することになる。
このトンネルの掘削とその膨大な残土の処理が問題となっている。ほぼ全部が火山帯といえ、人間にとって有害な重金属がたんまり含まれている。
工事側は膨大な残土の処理に加えて、重金属の処理が極めてずさんであることが、地域の活動家たちの調査によって明らかいなっている。
稗田さんたちの、地域の自然を考えるネットワークの、長年の地道な取り組みによって様々なことが明らかになっている。
重金属、ヒ素・鉛・フッ素・セレンなどが含まれていて、余りにも多く残土をあちこちの沢に積み重ねている。熱海であったような沢に積み上げられた残土の土石流は、何時でも起きる状態である。
長いトンネルは一気に掘られるのではなく、斜坑と言われるいくつかの補助坑を設けてつなげる工法をとっている。残土は更に多くなる。陥没も起きているようであるが、山地が多く実態は公表されておらず不明である。
在来線を廃止するなら、過疎化が進む地域に膨大な資金を投入して、相当無理がある新幹線などを作るのではなく、そうした資金を赤字路線につぎ込んで、地域の過疎化の多少とでも歯止めにするべきである。
政府は国鉄民営化でローカル線はなくなりませんし、ブルートレインもなくしません、と嘘をついて赤字切り捨てをどんどんやった。民営化はともかく分割によって、地方は負担を余儀なくされた。その一方で東海のように超黒字r戦を抱えるところでは、金余りで実現不可能なリニアー新幹線に手を出した。
トンネルには耐震基準がない。地震国日本で数十キロのトンネル内で地震が起きたら、対応不可能である。高速の新幹線となれば尚更である。
溶出基準が国の環境基準を遙かに超えるヒ素などを含有した掘削土の捨て場について、機構と取り交わした町所蔵の協定書に関する文書を、町役場に開示請求したところ、機構の指示で黒塗り開示された。
日本何時からこんな国になってしまったのか、やましいことがあると、いつもこのような不誠実な対応をする。
北海道新幹線は、環境破壊であり、膨大な赤字を生むことになり、地方を疲弊させることになるため、即刻中止すべきである。



田中邦衛さんが亡くなられた

2021-04-04 | 地方自治

田中邦衛さんが亡くなられていた。88才であるが老衰と言う病名もなかなかである。3月24日に亡くなられていたが一昨日公表された。田中邦衛さんといえば、北海道では「北の国から」の黒板五郎役で親しまれている。境遇が全く我家と同じであるからである。黒板五郎と私の違いは、手に職があり目的があったことと妻がいたことであろうか。府県からの移住や子供の年齢が同じであったことと、何よりも毎年ほぼ二回ほどが21年にわたり、子供たちの成長に合わせて放送されたことで強い親近感を持っていた。地域おこしにも役立っていた。その後の富良野地区の観光開発や産業に大きく貢献している。
「北の国から」の脚本を書いたは倉本聰である。倉本聰は「勝海舟」の脚本内容を巡ってNHKと労働組合を巻き込んだトラブルで、現場を投げ出し札幌に遁世していたところを、プリンスホテルの堤義明に拾ってもらったのが富良野との縁である。田中邦衛の黒板五郎役は、若大将シリーズの青大将のイメージが強かったが、彼はほんのりした一途な男をを表現してくれた。
しかし何といっても、田中邦衛の珠玉の演技は山田洋二の、「学校」の”イノさん”役である。イノさんはこれ以上ない不幸な生い立ちで、両親を亡くし慕ってくれる妹を自分の不注意で亡くし学校に行けなかった過去を背負う役を演じていた。50を過ぎて夜間中学に通う道を見つけるが、卒業前に自らも長年の労苦を背負ったまま亡くなるのであるが、田中邦衛さんは迫真の演技でこなされた。
イノさんが亡くなったことをクラスメートに伝えて、幸福について討論する場面がこの映画の全てである。高齢の韓国人や登校拒否や中国からの残留孤児の子などに、幸福について山田洋二は発言させている。この作品で田中邦衛さんは数多くの賞を受賞している。主演がほとんどない田中邦衛さんらしい助演者として受賞である。
そうした意味でも主演となりながらも北の国からでは、黒板五郎は純や蛍それに助演者が目立つような存在としてた邦衛さんは演じていた。
田中邦衛さんの死を悼みご冥福を祈る。合掌

もんじゅの香りがし始めた”リニアー新幹線”、中止以外に良作はない

2020-12-29 | 地方自治

リニアー新幹線の論理が単なる机上論であることが次第にバレてき始めている。その構図は原子力発電の構図とそっくり、もっと言うならば太平洋戦争の構造をそのまま受け継いでいるといって良い。太平洋戦争では、敗北すると大和魂が足らなかったとか、生きて虜囚の辱めを受けるなとか、散華の素晴らしさを称えたりと個人の精神論の分野に敗北の原因を求めさせた。官僚の無謬主義がその裏にある。
流石に戦後はそういうわけにもいかないと見えて、嘘がバレたり計画が行き詰ると隠す、廃棄する、改ざんするという手段に出てきた。その典型が安倍晋三である。
然しその根深さから言うと、”もんじゅ”の右に出るものはないだろう。すでに3兆円使ったが、事故を繰り返し全く先が見えない。プルサーマル計画に騙され、草野仁のように称え続けたが、東日本大震災による福島原発の後誰もが黙した。所詮机上論の域を出なかったのが、プルサーマル計画である。科学的に計画は正しい。間違いは現場ににあるとばかり計画の非、机上論は今でも排除されたままである。
これとそっくりなのが、、リニアー新幹線である。5.5兆円投入し2037年完成で、時速500キロ超で東京名古屋間を40分で結ぶ計画である。86%がトンネルで荷物は載せない、運転手なしの1000名定員、超電導はヘリュウムで冷やされマイナス269度で行われる。

欠点だらけの、リニアー新幹線はざっと次に様なものである。〇繋がらない。新幹線のようにネットワークの展開ができない。 〇採算が取れない。高コストに利便性がなく、少子化で利用者が伸びるない。(不思議なことに採算性がないことはJR東海も認めている) 〇新幹線の3.5倍の電力が必要である。ほぼ原発1基分となる。(一車両で) 〇運転手はいないが、人間しか乗車できない。 〇電磁波の(0.3~0.4マイクロステラ)安全性が確認されていない。 〇膨大なトンネルの残土の持って行き場がない。
決定的なのが、活断層の塊のような南アルプスのトンネル工事が、ほぼ不可能であることである。現在でも湧水は圧倒的で、清流に依存する山間部の集落の生活を破壊し始めている。僅か200人ほどの集落に、巨大なダンプカーなどが毎日数百台走る姿は尋常でない。
日本最大の活断層のフォッサマグナの山塊に穴をあけると、トンネルの掘削でさえ大変であるが、必ず事故は起きる。24キロのトンネルに逃げ場もなく、1000名の乗客は歩いて逃げなければならない。
環境への弊害が工事だけで訴訟が何件も起きている。静岡県知事を騙しの技法で怒らせたことで、工事の再開もままならない。詳細はリニア新幹線住民ネットワークを参照し、できればサポーターになった戴きたい。完成すればこれに走行による弊害が加わること間違いない。国鉄の分割民営化で膨大な黒字のをもつ、JR東海は金の捨て場に困った事業と思える、愚策である。



野党の不甲斐なさと戦略のなさが小池の大勝につながった

2020-07-05 | 地方自治

東京はどうするのだろうか。もう政争は嫌だというのであろうか。東京都知事選挙は午後8時の開票であるが、開票と同時に小池百合子の「当確」を発表した。バカにするなとは思ったが、事前の出口調査では圧倒的であるから、当然であろう。小池は300万票をかなり超えるが、二位の宇都宮は72万票止まりで、4倍以上の差がある。
トリプルスコアーまでは聞いたことがあるが、さらにその倍はなんというのだろう。有力候補者全部足しても倍以上になる見込みである。野党の分裂が大きく響いている。足し算などの問題ではなく、野党は立憲民主、共産党、社民党が推した宇都宮氏と山本氏が食い合っているし、国民民主が一部小池支持に回ったり、維新支持に動いたが、宇都宮氏の支持氏に動いた。彼らを足しても小池に勝てなかったという問題ではない。
与党自民党は黙しながらも小池支持をしていたし、公明党はあからさまに小池氏に回った。4年前小池にブラックボックスと中傷された自民党東京支部も今回は支持に回った。分裂を繰り返す野党は、汚い手で繋がっているなどど批判する前に、与党のえげつなさを見倣うべきである。与党は政治理念などを共有するのではなく、単に選挙に勝つための戦術を持っているだけである。
東京都知事選挙はこれまでも一位の当選者が、圧勝する歴史を繰り返してきた。石原慎太郎しかり、猪瀬直樹しかり、舛添要一しかり、二位に圧倒的な差をつけて当選していたが、今回の小池はさらにそれを倍する勢いで当選した。
都会は浮動票が多いのであろうが、現職となった猪瀬や舛添に投げつけた悪罵は小池にすることはなかった。趣旨替えを平気でやる東京都民は、小池の経歴詐称にも公約違反にも寛容であったといえる。
安倍一強と言われて久しいが、この背景には古くは社会党の崩壊と民主党の経験不足による失政と分解分裂がある。今回のように野党は小粒のままで、選挙に打って出る。選挙に勝つ下地には興味を示さない。ようやく主義主張の硬直していた共産党が候補者を下ろして、選挙協力路線を打ち出したに過ぎない。野党の不甲斐なさが小池の大勝を生んだといえる。

リニア新幹線も停止するべきである

2020-06-15 | 地方自治

リニアは理に合わない」中学生でも知っている、日本の大地溝帯・フォッサマグナの最も活発な地点の南アルプスをトンネルでぶち抜くのである。巨大な破砕帯がいくつあるかもわかっていない。トンネルを掘るにあたって最も障害になる破砕帯は、行き当たりばったり対応である。すでにいくつかの水脈を切ったらしく、周辺の河川の枯渇が起きている。山間地への工事は遅々として進んでいない。自然破壊も目に余る。
昨年の10月の台風をいまだ残す現場を視察した川勝静岡県知事は、「南アルプスは生きている。人の技術で解決できる以上の力を感じた」と述べている。予想外の出水もあるが、山深い寒村へ大量の土砂運搬車が大量に表れるだけでも生活が脅かされる。
ストップ・リニア訴訟は、工事にかかわる現地の人達の被害訴訟である。私は原告団への申し込みをしたが叶わず、訴訟団のサポート員に加わってはいる。
そもそも、リニア新幹線が非合理的であり、国鉄分割の民営化が生んだ妄想ともいえる代物である。民営化はまだしも、分割することで地方には赤字を背負わされ廃線の山を築かせ、その一方で動脈線を抱える東海はこんなくだらない金食い事業に手を出すのである。ノーテンキな安倍晋三はオリンピックに間に合わせろとまで言い放ったが、現実を知らない。2035年は夢であろうしいつ完成するかもわからない。乗客あたり現行の新幹線の5倍ものエネルギーを浪費するリニアー新幹線は、フル回転すれば原発3基分の電力が必要になる。
運転手のいないリニアー新幹線は、南アルプスのトンネルが仮にも完成すれば50キロの切れ目がない暗黒の中を走るのである。事故対応などできるわけがない。8割は暗黒の中を走るので観光とは無関係で、単なる移動手段でしかない。乗客の確保すら怪しいものである。リニアー新幹線は何も利点がない無用の巨大プロジェクトである。リニアは理に合わない。

今日発言の軽い防衛大臣河野太郎が、イージスアショアの建設の停止を表明したが、安倍内閣らしい無根拠で唐突感は免れないがやればできる。年度予算に計上してもいるが、これは歓迎すべきことである。やれば出来る。今からでも遅くはない。リニア新幹線も中止するべきである。それが被害を最小にする最も有効な方法である。

羅臼港

春誓い羅臼港