
森友学園への国有地超格安販売の不正事件、この事件の首謀者は安倍昭恵である。誰の目にも明白である。ただ夫の首相である安倍晋三が国会で、「私の妻や私が関与しているのであれば、それはもう首相を辞めるし国会議員も辞職する」と啖呵を切ったのである。
森友学園の理事長森友学園の理事長籠池泰典と妻の諄子は小学校の建設 泰典と妻の諄子は、新たな小学校”瑞穂の国記念小學院”建設のため土地を求めていた。新たな小学校とは、教育勅語を暗記させるなど、日本は天皇を神と抱く大和民族国家とするなどの戦前回帰の教育方針を持つものである。安倍昭恵はその名誉学長として森友学園の理事長籠池泰典と妻の諄子は、安倍昭恵に名誉学長を依頼していた。
籠池は近畿財務局に計画書などの書類を提出し、名誉学長の安倍昭恵は、「いい土地ですからよろしき」と口添えしている。地方の木っ端役人にしてみれば、首相夫人の言葉であるから震え上がったことは想像に難くない。
この辺りのやり取りと経過があると、首相が人になると近畿財務k説くと財務省役員は焦ったのだろう。証拠隠蔽に走った。
公文書の改ざんという違法を命じられたのが近畿財務局の、高卒で中途採用でキャリアーの道がない、赤木俊夫さんにそれを命じた。赤木氏は懸命に命を実行したが、その犯罪性に悩み精神障害になり、自ら命を絶った。遺書には「本省の指示で文書を書き換えさせられた」との記述がある。
その一方で、赤木俊夫さんに命じたと思われる官僚は全員昇進した。公文書開示の必要がないと判断した山本と言う判事も、その後異例の出世をしている。
赤木俊夫さんの妻雅子さんが、2019年に国と事件当時財務省の理財局長だった佐川宣寿・元国税庁長官に対し、損害賠償を求めて大阪地裁に提訴。2021年に、国は認諾と言う奇手を用いて、1億円の賠償金を支払い、裁判は結審した。金払うから(税金である)これ以上追うなと言うことである。
文書があるかないかも答えずに、不開示とするのはやり過ぎだと赤木俊夫さんの妻の再三の訴えに勝利し、関係書類が出されることになる。どこまで明らかになるか楽しみではある。
残念ながら、安倍昭恵が収監されるようなことはないと思うが、事実関係だけは明らかになることを期待する。
