そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃおかしいぜ、警視庁

2010-03-31 | マスコミ報道

平成7年に起きた、国松警視庁長官狙撃事件が時効を迎えた。当初から、警視庁はオウムに標準を当てて捜査をしていた。一旦逮捕した人物も立件されることなく釈放された。周辺の聞き込みも、時間から数年経って行われたりと、かなり杜撰であった。

オウムを一網打尽にすると、その中から班員を特定できるとの思惑があったようである。公安が主体になって取り組んだことも、犯人を追い込めなかったことへと繋がっている。

この事件は大きな問題があるが、時効を迎えて警視庁の取った態度が非常におかしい。犯人を検挙できなかった悔しさがありありである。自らの組織のトップを、白昼に狙撃されたのである。感情的になるなと言っても、面子は丸つぶれなので判らなくもない。

時効を迎えて、警視庁は犯人は捜査結果からオウム信者でることを強調したのである。しかも。、イニシャルで特定された人物を次々と実行犯としての役割や関わりを、文章にしてホームページに載せたのである。これはいかにもおかしい。

オウムのを引き継いだ団体がこれに抗議声明を出した。立件されず犯人を特定できなかったのに、オウムの犯行と決めつけるのは不法行為であると抗議している。オウムなど擁護するつもりはないが、これは彼等の主張が正しい。

所詮世間から隔絶された警察官僚たちである。民間の常識を持ち合わせていないのも、仕方ないかも知れない。

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絵に描いた餅の農業基本計画

2010-03-30 | 政治と金

「食料・農業・農村政策審議会」が、農業基本計画案を発表した。現在40%程度の食糧自給率を、20年後に50%に引き上げるとしている。戸別所得補償制度を最大限利用することらしい。然しどう見ても、農業に関係ないが知識と資料に詳しい方々による、作文のように見えてならない。

長年乳牛などの家畜に関わってきた技術者として、見逃すことができないものに"飼料用米”の評価である。現在0.9万トンを70万トンにするというのである。数字上は、かなり自給率が上がることになる。しかし、乳牛をはじめとする、穀物を多給される家畜たちは、コーン〔トウモロコシ〕の消化能力を主体に改良されてきたのである。

沢山牛乳を出すのも、沢山卵を生むのも、沢山肉を付けるのも全てがコーンを給与されることで、彼女達は能力を発揮するのである。このように改良された家畜たちに、同じ穀物だからといって、小麦や米を給与しても成果が上がらない。いくら米作りが様々な意味での苦境にたたされているからと言うような理由で、飼料にする発想はいかにも短絡である。家畜の改良から進めねばならない。

アメリカの穀物協会は、日本に向けてはまず人間が畜産物を食べるように仕組み、家畜を長い時間かけて改良した上で、自らの国の穀物であるコーンを大量に売り込んでいるのである。長期的な戦略もなく、収量が多い品種を家畜に向けるような政策のお先は知れている。

更に、小麦の生産には二毛作を前提にしている。小麦の主産地は、北海道である。北海道のような寒冷地で、二毛作などできるわけない。早速北海道農協連が噛みついていた。

戸別補償制度も、確たる軸や内容の提示も未だ不明のままである。農業学者たちも、政権交代を受けて相当戸惑ったままである。金を出せば農産物を作るだろうと言う発想は、金を出せば子をもを沢山つくるだろうとする発想と同じである。

食の体系や地方の持つ問題を丁寧の取りあげていかなければ、食糧自給率を上げる子tができない。金額自給率を併記するようでは、この審議会も大したことがない。

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拉致被害者家族会が蓮池透さんを除名

2010-03-29 | 朝鮮半島

拉致被害者家族会は28日に、元副代表であり事務局長として存在感のあった、拉致被害者の蓮池薫さんの兄の蓮池透氏を、事実上除名した。蓮池透氏は、被害者が帰国した前後には事務局長としてマスコミに間断なく顔を出していた。発言内容も相当しっかりしたものであった。

被害者家族会は事実上除名した理由を、会は北朝鮮に対する制裁を強めることを重視しているが、蓮本透氏がこれに反したというのである。北朝鮮への制裁は、今が正念場だというのである。

蓮本透氏は数年前から著書などで、拉致問題が特定の右翼団体などに大きな支持を得て活動することへの疑問を投げかけていた。また、経済制裁だけでは返って、北朝鮮のような国家を頑なにするだけで、逆効果だというのである。

家族会が、今が正念場だというのは、経済制裁による効果が見せ始めてきたことと、昨年末のデノミの失敗などによる経済破綻のことを指しているものと思われる。更に、金正日の健康問題も深刻なようである。

蓮本透氏は、「私を退会させることで、拉致問題の進展が望めるなら甘んじて受け入れる」と、発言している。蓮本透氏に近い発言をしていたのが、大韓航空機爆破事件の実行犯である金賢姫である。「北朝鮮のメンツも保たれなければ、事件は解決されない」と発言していた。

家族会は急速に高齢化が進んでいる。彼等の焦りも解らなくはないが、経済制裁は指導者には効果がないのも事実である。経済制裁は、下層の一般国民にとって深刻な状況を生むのである。何時の時代も、為政者は何食わぬ顔で高いびきである。又、蓮池透さんが苦言を呈しているように、反共産主義へのナショナリズムに利用される側面は拭い切れていない。

家族会が多様な意見を受け容れることができなかったのは、こうした右側からの存在を物語っている。事実阿倍晋三などの右翼議員が極めて熱心に活動していた。彼等の目的は、拉致被害者の救出に名を借り、北朝鮮を利用した反共の政治活動である。

北朝鮮の最大の問題は、北朝鮮国民の貧困問題であり、食料問題であり、人権問題である。金体制がいつまで続くかは解らないが、救われることにない3000万の人々の救済ではないだろうか。拉致問題をイデオロギーの狭いところに閉じこめては、この問題は解決されない。被害者の会の冷静な判断をなくさせたのは、焦りだけではないと思われる。

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とりあえずのオバマの成果、二つ

2010-03-28 | アメリカ

アメリカのオバマ大統領が少し盛り返している。一つは、医療制度改革である。歴代の民主党大統領がことごとく成し遂げられず、討ち死にしたいわつきの法案である。オバマは公約に掲げ、一年で成し遂げたことになる。ヒスパニックをはじめとする、貧困層が救われることになる。反対勢力は、財政的裏付けの脆弱さと個人で加入するべきとする、自己責任論者たちである。

もう一つが、核軍縮の合意である。26日に電話会談でオバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領が昨年12月に失効した第1次戦略兵器削減条約(STAAT1)で、両国は合意した。4月8日に、オバマが核廃絶を訴えたプラハで調印することになった。

合意の内容は、戦略核弾頭を2002年に設定された上限より30%少ない1550発に、大陸間弾道弾発射装置・潜水艦発射弾道ミサイル発射装置、閣閉会搭載可能な大型爆撃機などは800発に制限し、アメリカ政府は運搬手段の上限は700発にするとするものである。

核軍縮への小さな動きではあるがこれは評価したいと思う。ロシア側には相当古く使えないものがすでに、相当数あるものと思われアメリカ側の不利な条約との声もあるが、オバマはそれを乗り越えたのである。

ここに来て、総論を打ち上げるだけの大統領が初めて成果というか、実績を具体化したことになる。医療制度改革は、これ自体を社会主義と反対勢力は非難する。然し日本でも、犬猫には医療保険がない。人のように問題は大きく取りあげられることはないが、医療格差はすざまじいものがある。このほど機会があって、犬猫の診療を請け負うことがあった。曲がりなりにも、乳牛には国が半額を負担する制度がある。これを利用しない農家にも、これが基準となっている。

アメリカでの実体を体験したわけではないが、人の場合は保険制度がないことにより深刻な問題になると思われる。社会の安定や発展を考えると、公的な医療保険制度は欠かせない。アメリカは、先進国で唯一制度を持たない国家であった。

とりあえず、今回の二つの成果を評価した。総論から脱しない日本の政府指導者に聞かせたいものである。

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これほどまで潔癖である必要があるのか

2010-03-26 | マスコミ報道

春の選抜の高校野球が、今年は雨に見舞われながらも熱戦の最中にある。ところ で島根の高校が初戦で、21世紀枠で出場した向陽高校に1対2で惜敗した。3本のヒットしか打たれていないのに負けたことがよほど悔しかったのであろう。監督が喋ったことが問題になっている。

島根県の開星高校の野々村監督が、「21世紀枠に負けたのは末代の恥」と発言した。気持ちも分かるし、生徒を鼓舞したかったのであろうが、不適切と報道され、結局は辞任することになった。これはかなりやりすぎのような気がしてならない。ここまで潔癖である必要があるのかと思う。

少し前に、深夜番組を見ると話に見ていた。10年以上前の刑事物であった。テロップがでた。主人公だったが、車に乗りハンドルを握るところであった。「この時代はまだシートベルトが義務化されていません」というものであった。すっかり興ざめてしまった。放送局は自らの潔白を言いたかったのであろうが、そうしたことにどんな意味があるのかと思われる。

食品製造業者の現場では、ハサップ(HACCP)というものが導入されている。作業の過程のポイントポイントで、消毒あるいは汚染されないためのチェックをするシステムのことである。NASAで行われていた方式であるが、潔癖性の日本人に合ったようである。今では多くの食品製造工場で導入されている。こんなにまでキレイ・キレイにしなければならないかと、生産工程を見ていると違和感を覚える。

食品に付けられた、賞味期限や消費期限なども、これを過ぎたらどうなるのかと思うと、気になって仕方ない。もったいないが捨てられるのであろうか? 潔癖な日本の性格に、こうした取り決めが受け入れられたのであろう。廃棄される食べ物が、この国の食糧自給率を落とす効果がある。

ルーズが良いとは思われないが、カイチュウ先生が寄生虫がいなくなったことで、アレルギーが増えたと指摘している。牛舎で幼い頃牛と戯れていた子どもたちには、アレルギーが極端に少ないと言われている。温室育ちは見事に育つが、どこかで躓くと立ち直れない。監督の檄が、汚いもののように扱われる風潮が気になって仕方ない。

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民主党再生の3ヶ条

2010-03-25 | 政治と金

鳩山内閣の支持率が急落している。30%を切るところまで来ている。期待感が高かった割には、相当な勢いの低下である。発足当初の鳩山内閣の支持率は、70%を越えていた。民主党への国民の期待は残っている。支持率を上げられない自民党はもうゴメンのようである。そこで民主党再生への、3ヶ条を提案したい。

①小沢幹事長の更迭 評価は別れるところであるが、小沢一郎は希代の政治家であることには変わりない。然し、いかんせん前時代的政治家である。とつ弁であるが、裏工作と自らの威厳だけは、なんとでもして確保したいようである。小沢にも言い分があるだろうが、法的なおとがめもなく無罪になって、も幹事長辞任すべきは、何処の調査でも70%以上はある。今回の生方更迭と撤回は、いみじくも小沢の独裁体制を露わにしたとも言える。この小沢がいる限り、民主党の再生はあり得ない状況になっている。

②普天間の海外移転 選挙前からも選挙中も、民主党候補は普天間基地を海外に移転することを訴えて全員が勝利した。政権交代で、今更県内の移動などはあり得ないだろうと思われたが、どうも条件を付けながらも県内にするようである。 ここはしっかりと筋を通して、グアムなどへの海外移転を選択すれば、一気に支持率が向上するであろう。公約実行と赤字の鳩山のポスターは、全国津々浦々に貼ってある。県内移動は、大きな公約違反である。

③鳩山の辞任 政治と金の問題と言っても、鳩山の場合は従来の政治との関係がかなり違っていた。これは貧乏人が羨めばいいのである。鳩山の最も大きな問題は優柔不断にある。どちらの誰にも、いい返事をすることが混乱と、問題の先送りを生むのである。「友愛」や「命を守る」政治の具体的な形が見えてこない。概念的でありすぎるのである。統率力や指導力にだれもが疑問を抱くようになった。政治家には不向きの人物である。鳩山が辞任することで、民主党の支持率が上がる。いい人だとは誰もが思うが、指導者としては大いに疑問が残る。

どれもが自らの痛みを伴うものである。しかし、これらのことをやらない限り、民主党の再生はない。

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情報統制は中国の命綱

2010-03-24 | 政治と金

グーグルが中国から撤退した。中国は政治問題にしたくはないようだが、かなり不満を述べていた。自国の法律に従えと言うのであるが、これはチベット問題やウイグル問題それに台湾問題で述べる、国内問題だという論法そのままである。

Googlイグル自治区で問題が起きたときに、取材記者が驚いたことがあった。広大な、ウイグル自治区の中で、インターネットが繋がっているところがホテルのプレスルームの一角に限定されていたことである。中国はインターネットを自在に統制しているのである。

グーグルの撤退理由のもっとも大きなことは、サイバー攻撃を受けたのであるがその発信元が中国政府の高官であったことである。グーグルが中国に進出するに当たって、天安門事件などの現政府にとって不都合なものは一切、検索不能を条件にしたがグーグルはこれを受け入れた。

中国はこれまで歴史上存在しなかった社会体制の建設を模索している。自らの国を途上国と位置づけ、社会主義を標榜し市場経済を導入した。その一方で、共産党一党独裁体制を堅持している。ソビエトをはじめとする、ヨーロッパの東側諸国が個人崇拝を育んだ長期政権体制を排除することで、命脈を保っている。

中国政府ののアキレス腱は、民主化と民族問題である。これらを押さえ込むには経済成長戦略と、情報の統制が欠かせない。とにかく裕になれば文句はでないものである。それでも、それがために本当のことを知りたい、自らの意見を政治に反映したいとなると、不都合な情報を国民の目から遠ざける必要があるのである。不都合なことを知ったがために、東欧諸国は崩壊した。

中国社会に新たな展開が訪れるとしたら、情報の公開とそれに伴う民主化の要求である。今のところそれらの動きが弱いのは、経済成長戦略が曲がりなりにも功を奏しているからである。環境問題の深刻さなども伴い、中国のバブルがはじけるのもどれほど遠くないものと思われる。

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もう一つの無駄空港、農道空港

2010-03-22 | 政治と金

1988年に農水省が企画立案して作られた「農道空港」という空港がある。全国に8ヶ所作られた。農産物の鮮度を落とさずに消費地へ運ぶのが目的である。時あたかも、バブルの絶頂期を終わろうかと言うときである。

お役人の作った事業には、何の間違いもなく世界がどのように変わろうとも、この事業は押し進められた。多くの人たちは疑問を持ったのは当然である。運送手段はセスナ機で、200キロがやっとである。片方で高速道路網を国は整備したおかげで、消費地にいち早く鮮度を落とさずに持ち込む優位性もそれほど高くはならなかった。

8空港の内、4空港が北海道にある。高価な運送代に見合う農産物など存在しない。ご多分に漏れずどの空港も、大赤字である。この事業が僅か9年でとん挫したのは救いだろう。

空港の規模は全て、幅が25メートルで長さが800メートルで、有視界飛行(VFR)のみ可能な空港である。農道を少し大きくしただけのと言うイメージから、農道空港と呼ばれるがそれなりの空港の規制がある。払い下げられた自治体はこの規制の中で、利用目的の範囲を広げるのに苦労している。

防災訓練や地域のイベントやラジコンの愛好者に利用されていると言っても、収入につながるわけではない。無用の施設であることには変わりはない。少なくとも、農産物の流通に使われている空港はない。

こうした得体の知れない構造物は、良く目を凝らしてみると農村には無数にある。殆ど人が通らない農道や、農家のいなくなったところに作られた配水施設や灌漑設備などは見ているだけでも腹が立つ。その多くが農業予算を用いているからである。

事業が地域に降りてくると、地域の業者は活気づくため、自治体もその関係者もとりあえず文句を言わない。僻地では何らかの意味で、誰もが関係者になるからである。民主党による政権交代は、こうしたことをやってくれるものだとばかり思っていたが、鳩山ボッチャマは変身したのか本音が頭角を現したかは解らないが、自民化しつつある。

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怯える生方

2010-03-21 | 政治と金

今月で田原総一郎とともに消えてなくなる、サンデープロジェクトを見た。民主党の副幹事長を更迭された生方幸夫と、細野剛志が出演していた。首を切られた本人と、切った小沢一郎にもっPhotoとも近いとされる細野の出演である。言葉をそれぞれ選んではいたが、明らかに生方は怯えていた。

細野の慇懃な言い回しは、幹部会で発言することのなかった生方を批判していた。生方は、それには同意しながらも、実質的な発言の機会も時間も場所もなかったことに言及した。一度も発言することもなかったし、小沢と口を利いたこともないと発現していた。幹事長会が、これほどまでに小沢一郎の強権支配の中にあるとは思ってみなかった。

番組では、首を切った筆頭幹事長に出演以来を申し込んだが、断られたと説明があった。小沢の意向を、おもんばかって 相談することなく強健を発動した本人は小沢を真似たのか、重要な場面での発言拒否である。

何時から民主党はこうなった。生方の発言は、執行部批判ではない。どんな世論調査も、小沢一郎の幹事長辞職を望む声が70%を切るものがない。国民の多くは小沢の辞任を望んでいるというのが、発言の趣旨である。この数字はこのところ下がることがない。しかも小沢不起訴が決まった時点から、下がることがない。

世論調査で70%を越えると、一般的にはほぼ全員の希望と見て良いとされている。民主党は、こうした世論に背を向ける行為をしたことに気がついていない。細野が、ようやく選挙にとっては不利になる、支持率アップにはつながらないとは思っている、と言ったのが精一杯の発言である。

民主党は、陳情を党の幹事長室一ヶ所に限定してしまった。政策審議会もなくしてしまった。一年生議員に仕事を与えない。党内の勉強会の出席と、地元に帰って次期選挙に備えよと言うのである。これでは、健全な国民の幅広い声が集まらない。国会議員の次世代が育たない。政策通の議員が育たない。

農協関係者が、農民の声を届けるところがないと嘆いている。小沢は好き嫌いで陳情を峻別している節がある。小沢に辞任はこうしたことに対する、膠着している民主党を開かれた政党にする切り札になるはずである。

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密約に広義も狭義もない

2010-03-20 | 政治と金

鳩山内閣が、日米安保条約と沖縄返還に関して密約の有無を調査した。これを就任早々指示した岡田外相を評価したい。先日その結果が発表されたが、密約を広義と狭義にわけて説明をしていた。多くの報道はこれをすんなり受けて、あたかも密約も仕方ないような内容をタレ流している。

政府の発表では、文章の存在した物を狭義とし文章の存在しなかった物を広義と分類していた。その後に、菅財務大臣がアメリカに無利子で貸し付けていたお金の存在も、広義の密約と決めつけていた。

衆議院外務委員会に呼ばれたかつての官僚は、平然と書類の破棄をしたことを語っている。これでは、広義も狭義もないだろう。密約はその質を問われるべきで、一見仕方がなかったような密約もあったとし、これを容認する姿勢や許されるべきではない。

沖縄返還に関する密約は、今日の沖縄に75%も集中するアメリカ軍基地の存在につながっている。イラクがアメリカと結ばれている地協定以下の不平等な関係や、思いやり予算にまでつながっている。01 日本を守るとされている沖縄のアメリカ軍は、古くはベトナムへ今日的にはイラクやアフガンへ侵略軍を送りだしている。

日米安保条約に関しても、朝鮮戦争が未だに終結していないことや、佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞している恥ずかしい現実もある。非核三原則を国是とはするが立法化しないなどの、今日的問題もある。

密約は、歴史上避けることができなかったような判断や、容認やむなしとするような曖昧な結論を引き出して満足する、岡田外相には失望の限りである。過去を検証することから、未来を生むむことができる。

今回共産党の赤峰議員の質問で、鳩山内閣はイラク戦争の検証をしない態度を表明した。政権以前にも、政権以後の昨年11月にも、鳩山首相は「イラク戦争は誤りだった」と発言している。それが、イラク戦争の検証はこれからの課題としたいような発言で終わっている。

普天間基地も県内やむなしと言っているようである。これは明らかな公約違反である。それとも誰かと密約でもしようとしているのか? 政権交代後の一連の動きを見ていると、鳩山内閣は急速に自民党化しているように思えてならない。

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小沢一郎と決別すべきである

2010-03-19 | 政治と金

生方幸夫民主党副幹事長が更迭された。小沢一郎批判をマスコミに喋ったというのである。いよいよ剛腕小沢の本領発揮と言うところである。生方が喋ったのは、国民Photo の多くが小沢一郎の幹事長辞任を望んでいるというものである。

これは良く言ったとか言う類のものではない。この2カ月ほどの世論調査は例外なく、小沢一郎の辞任を望んでいる。しかも、それもが70%以上の高いものである。生方の発言は、極めて常識的な内容のものである。

これに、小沢とその取り巻きが激怒したのは、まるで裸の王様のようである。誰もが、小沢一郎に辞任をお奨めしないのである。鳩山首相もこの中に入っている。生方の首を切ることが選挙に不利に働くことを、取り巻きは教えてあげるべきなのである。

小沢一郎は、田中角栄の失脚以降自らが従ったボスたちの失脚の様子を、具に見てきている。小沢は今回の検察との抗争では、検察の立件を許さなかった。法の網を抜ける術を、この男は修得しているだけのことである。この男が潔癖だとは誰も思ってはいない。

企業側の献金方法や政治資金規制法などの盲点や、政党助成金の処理法を習熟し、これらを巧みに操っているだけのことである。あらゆる権力を自らのところの集中させ、他者の言い分に聞く耳を持たず、恫喝と居直りで突破する旧態の政治家である。

民主党が民主党としての政治を貫くのであれば、小沢一郎から決別するべきである。政治と金の問題で、政治が機能不全に落ちいっていたが、小沢は「俺は悪くない」と、全く意に介していない。せっかく政権交代したのに、化石のような自民党体質を引きずる様は健全な政党政治とは言えない。

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鳩山邦夫はバカである

2010-03-17 | 政治と金

自民党の鳩山邦夫が自民党を離党した。ゴールデンウイーク前に新党を作るなどと、何の根回しもなく離党した。自民党内部からも、民主党など他党からも何のお呼びもかかからない。菅直人副総理が「何度目の離党・・・」と呟いていたので調べてみたら、5度目である。

Photo 回の離党は、過去の離党と大きく異なっている。新党結成などと言っても当てがあるわけでもなく、根回しをやった風もない。与謝野馨や桝添要一の名をあげていたようであるが、おボッチャマの思惑とは異なって、軽々に彼等も乗ってこないようである。

この男はこれまでにも、様々な発言をやっては物議を起こしている。「私の友達の友達はアルカイダだ」「志布志事件はえん罪とは異なる」「死刑執行をエレベーターのように」「草薙は最低の男である」「麻生のバー通いは喫茶店に毛が生えたようなもの」・・・もうこれくらいにしよう。要するに、周辺が気遣ってくれるような生き方をしてきたおボッチャマで、極めて優秀な秀才なのである。その分、周辺の動きなど構うことができないのである。

この男は、東京大学でも屈指の成績を残したとされているようであるが、政治家としては単なるバカとしか言いようがない。何かを動かすような政治的な行動がとれるわけでもなく、周辺を動かすような政治能力もない担がれるだけの男である。

しかし、今回のこの男の動きは、自民党の終焉を象徴する行動となるであろう。民主党が、小沢に頼って旧自民党色に染まる中で、急速に支持率を落としている。先の総選挙で、自民離れで民主党に動いた国民は、それではと振り返ったときに其処に、かつての自民党がそこにいなくなってしまっているのである。

審議拒否をしたところで、結局何処の政党もついてこなかった。子ども手当にしても反対したのは自民党とみんなの党だけである。かつての盟友公明党も、民主党に尾を振っている。谷垣はとてもいい人ではあるが、野党としての自民党の存在を誇示できない。

政界再編するには余りにも、鳩山邦夫では器が小さい。民主党が分裂しない限り、政界再編は起きない。自民党がいくつかに割れるだけである。それは、政界再編とは言わない。このことは、一党独裁になる民主党を抱くことになる国民にとっても、不幸なできごとなのである。鳩山のとった行動はいかにも軽率であるが、自民党の現状を象徴するできごとではある。

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クロマグロ漁を少し休んでみてるべき

2010-03-16 | 政治と金

カタールのドーハで開催されているワシントン条約締約国会議で、クロマグロが絶滅種に指定さPhoto_2 れるようである。日本は各国に働きかけて、必死にこれをくい止めようとしている。然し情勢はかなり不利のようである。確かに、海に面していない国や、国の大小など関係なく、170カ国が同等の投票券を持っているのもおかしいことではある。

日本は食文化を守ると、赤松農水大臣は息巻いている。クロマグロは極めて高級な食材である。世界の漁獲量の80%も日本人が食っている。次ぎに高級なミナミマグロに至っては、100%日本が消費している。クロマグロに関して言うなら、僅か10年前の30倍もの量を日本人が食べている。

日本の食文化を守れと、赤松大臣は言っているが、こんなにも高級魚を食べるのが日本の食文化とはとうてい思えない。日本の食文化を守るなら真っ先に、「飽食」をなくし「食い残し」による廃棄をなくすことである。慎ましやかにも、命をいただきますと手を合わせて頂くのが、日本の食文化の基本である。マグロの中でもと特に高価なクロマグロを見直す良い機会である。

クロマグロが絶滅危惧種であるかは判然としない。現在の漁獲量や産卵量などを考 えると、絶Photo_3滅危惧種などとはとうてい思えないし、多分に政治的な匂いがする。魚を全く食べない国民なども投票するのも気になるところであるが、今回はワシントン会議の決定を受け入れるべきである。程なく個体数は回復するであろう。

それにしても、農水大臣も副大臣も官僚の言いなりで、たとえこの会議で絶滅危惧種に指定されても拒否権ともいえる、不服従をするそうである。漁業関係者には困ったことかもしれないが、国際会議で借りをつくると後が厄介である。

今回のクロマグロの問題は、肉も食べない白人たちの乱獲で激減した鯨の場合とは、かなり様相が異なる。クロマグロはマグロ消費量の、僅かに10%を占める程度である。投機的要素も強く、業者が困るのが本音だろう。一定の期間を禁漁にすれば、個体数は回復するであろうし、その間を、日本の食文化を見直す良い機会とするべきである。

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お上が休日をわけ与える?

2010-03-14 | 政治と金

春と秋の大型連休の時に、余りにも行楽地が込み合って、料金が高くなるばかりか無駄が多くPhotoなる。分散化を図れば、旅館業界も混雑のピークが平準化されて、雇用も安定化する。都下言 うような名目で、「休暇分散ワーキングチーム」が立ち上げられた。座長は、辻元清美国交省副大臣である。この人こんなことをやるために政治家になったのだろうか。

日本は世界各国の中でも、特別の祝日が多い。しかしながら、有給休暇のしゅとくりつは極端に少ない。日本は年間平均で僅か、8.5日しか取得していない。フランスが25日、ドイツが30日である。

観光業界に過大な繁忙期とその逆のギャップを与えるのは、日本人特有の休暇への考え方である。まとまった休暇を取る風土を持たないのである。休暇を取ることへの不安があるので、お上が決めてくれた祝日を有り難く休むのである。それでも足らないからと、ハッピーマンデー訳の分からない法律などを作って、連休を取るのである。いや、取らしてもらっているのである。

ここまで来ると、祝日の意味がなくなってしまう。何のための休日なのか分からない。私の友人土は、1月15日に産まれた子供を「成人(ナルト)」と付けたが、いまではお笑いぐさになっている。動かせない、元旦や憲法記念日などはそのままであるが、ならば多くの祝日は日にちとしての意味はなくなっているのではないか。それでも建国記念の日などという、全く根拠のない記念日などは真っ先に動かせばいいのに、メンツがあるのか動かさないでいる。

今回の祝日法の改正案は、日本を数個にわけて順次休暇を取る(?祝日の意味はここでは存在しない)、お上の作成した大型連休を各地に用意すると言うことらしい。法案が唐突であり論議された風もない。夏休みや春休みなどこそ、大型連休でありその対策もないままで子どもたちへの配慮とそうした家族への対策がない。

それよりも、いずれ社民党が連立を離脱するであろうが、そのとたんに「こんなことやりとうありまへんでした」と、辻元座長は言うのに違いない。何かを思い違いしているとしか思えない政府の動きである。

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鳩山の迷走

2010-03-12 | 政治と金

自民にも負けず、社民にも国民新にも負けず

名護の選挙結果にも負けぬ無神経な精神を持ち

閣僚の声にも決して怒らず、静に笑っていて

良く見聞きし分かり、忘れることなく

選挙では国外にもって行くと約束し、全員を当選させ

沖縄県民の誰にも、県外と匂わせ

東に名護陸上案があればその通と返事し

西に県議会の決定ですと陳情書がでれば、怖がらなくても良いとも言えず

南に国外移転を言うものがれば、つまらないからやめろと言えず

北に嘉手納移転を主張する者があれば、大いにうなずき

米ルース大使が現行案が唯一と言われると、オロオロ対応し

皆におボッチャマと言われても気にすることなく、苦にすることもなく

そういう総理大臣になってしまった

鳩山由起夫の支持率が急浮上する最大の戦略は、選挙で表明した、普天間基地の移転をPhoto「最低でも県外、できれば国外」を実行することである。

12月に閣僚や米国大使につつかれると、全てにその通と返事した矛盾の解決に、半年の期限を設けた。時間が解決するほど軽くない内容である。鳩山ボッチャマの決断を国民は待っている。

コメント (4)
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春誓い羅臼港