
今回の参議院選挙は日本の政党の在り方にとって、大きな転機になっといえる。自民党であるが、総裁の石部茂にとって忸怩たるものがあるのは、彼の表情からも見て取れる。石破が最も嫌う安倍晋三の、金、虚偽、裏工作などを駆使して長期政権を維持した。その過程で自民党の政治姿勢は大きく変化し、権力(安倍晋三)への忠誠と従属が徹底されモラルの低下を招いた。権力の誠実であれば、不正も厳然としてあった。
その象徴が、裏金問題であり安倍晋三銃殺事件である。多くの国民はもう忘れてしまうほど古くはなっていない。裏金問題は時効が成立する範囲のたった5年以内に限定された、政治と金の問題である。
たんまり受け取った金は、告発されると誰もが政治に使っていたというのである。この金を非課税にするためと国民はだえも気が付いている。100名のうち3名が起訴されtが残りは、何もなかったことになってしまう。
森友加計学園問題も、無数の不条理が露呈され上がらも、一人も犯罪者がいないことになるが、公文書を偽造した誠実な人物がその罪に悩み自死する。彼に命じ登人物も、起訴にすらならないとされた人物たちは、全員がご出世する。
桜を見る会は、税金を私的政治団体につぎ込んで、偽領収書で出納はの帳尻を合わせる。そして誰も罰せられることもない。
そして統一教会問題である。反共団体として活動していたとしか思えない、似非宗教団体である。票欲しさに懸命に摺り寄って褒めちぎり、宗主を称える。節度がないばかりか、関係が明らかになると知らぬ存ぜぬで、とぼけるばかりで、事実関係をもみ消し否定する。それ等の全ては、安倍晋三が殺害されて初めて明らかになる。
自民党はそんな国を長期政権をテコにして作り上げたのが安倍晋三内閣であったといえる。そして誰も罰せられない。安倍晋三だけが殺害されて終わる。国民は忘れていなかったのである。
こ昨年の衆議院選挙と都議会選挙、そして今回の参議院選挙の自由民主党の敗北は、こうしたことの積み上げで起きた現象である。自民党は敗北したのではなく、衰退があからさまになったのである。蚊帳の外にいた石破茂への同情論が、彼の辞任を止まらせているといえる。
多くの民主国家は、それぞれ二割に満たない複数政党が連立内閣を組んでいる。70年もの間ほぼ政権を掌握し続けてきた、世界にも稀な政党の終焉の入口がようやく開いたのである。歓迎しようでないか。
いずれの転居先<そりゃおかしいぜ第5章 >