そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

不特定個人の感染(孤発性)者が都会で急増するであろう

2020-03-25 | 新型コロナウイルス

当初から不思議であったのが、なぜ北海道が感染者数がトップであるのかということである。雪祭り会場が発端になって広がったり(国はここをクラスターに指定していないが)、最初の患者が中国人だったり、このところ道内に中国韓国系の旅行者が激増してきたことに因るのでないかと思ってはいた。
専門家委員会は否定的であるが、沖縄に少なく北海道に多く大地が緩んできたら減少傾向にあるのも、インフルエンザの仲間としてみるべきであろう。田舎は追跡が容易であるし、人口密度も低く感染の拡大はへき地では少なくなってくることだろう。
東京都が昨日17名の感染者が確認され、北海道を抜いてついにトップに躍り出た。感染源が不明の感染者が増えたのが特徴的であるが、PCR検査を積極的にやらないからである。今後これまで以上に感染源が不明の感染者が増えるであろう。最悪のパターンすら予測される。
都の職員は、「検査が進んでいるので、一定程度感染者が増えている」と弁明ともいえる発言している。つまり、検査をしなければ感染者は町中を歩き回るということである。80%の軽症者を見逃すことを止めるには、PCR検査の精度を論議している場合ではなく、積極的PCR検査をするべきなのである。経度感染者を先んじて摘発することが求められる。
このままでは、都会で孤発例が間断なく続くことになる。昨日の小池知事の会見で、ロックアウトだのオーバーシューティングなどの言葉がでたが、真剣に事態を憂慮する技術屋が与えたのであろう。それでも緊迫感はない。
日本は楽観論が支配的である。楽観論を支えているのが、緩慢なPCR検査体制である。保健適用を認めておきながら、相も変わらず不要論が支配的で感染者が少なく、医療体制がすぐれているので死亡率が極めて低い。そのことが楽観論を生むのであるが、東京都と武漢市は人口はほぼ変わりないが、日本の社会体制ではロックアウトなど不可能である。このままでは少数でも孤発例が間断なく出る可能性が高いが、オリンピック開催どころか、観光客や経済活動は停滞したままになる。
今からでも遅くはない、PCR検査を積極的に行い、そのことで例え一時的に感染者が増えることになっても、正常な東京をを取り戻すべきである。
コメント (5)
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