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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

靖国参拝で繰り返す安倍首相の言葉に騙される国民

2014-01-15 | 安倍晋三

安倍首相の靖国参拝を容認する意見が半数を超えている。70%を超える世論調査もある。多分首相の「国のために命を落とされた英霊に尊崇の念を示し、不戦の誓いをする」という言葉に対して、首相がここまで言うのだからと、靖国の何かを知らない人たちが容認するのであろう。
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靖国神社は、先の戦争を『聖戦』と位置付けている。聖戦の意味は、欧米各国が東洋諸国に侵略してきた。それに対して日本はロシアを打ち破り満州国を作った。東南アジアに侵略する、イギリスやオランダやフランスを抑えるために、大東亜共栄圏を作り中核として、戦ったというのである。
中国や韓国それに東南アジアを守るために戦ったというのであるが、結局は略奪と人権蹂躙と殺戮をする、侵略行為を行っていたのである。これを、聖戦と呼ぶために、靖国神社は存在する。
遊就館という併設されている施設がある。大東亜戦争(と呼んでいる)は、敗戦以外に間違ったことはやっていないというのが、主張である。ここで手を合わせることが、不戦の誓いになるというのが、安倍の主張である。
確かに今回の参拝で、中国や韓国とおかしくなったし、東南アジアやヨーロッパ諸国でさえ、戦争賛美の行為と受け取っていることで、外交的な汚点にはなるであろう。またここに戦争の責任者、遂行者のA級戦犯が祀られていることも、政教分離に反することも問題であろう。
然し、それ以上に靖国神社の本質は、戦争賛美の中核をなす存在であることを忘れてはならない。
戦死者は望んで国のために、命を捧げたのではなく、軍事教育を徹底し皇国史観を叩き込み、徴兵制でしょっ引いて侵略戦争で殺したのである。こうした国民を”英霊”と呼ぶことで、戦争行為を覆い隠そうとするのである。
英霊が慰安婦などと言うものを、利用していたのでは困るのである。集団自決を強制したことなど、あってはならないのである。
何のためか? それは次の戦争のためである。そのために、安倍は秘密保護法も日本版NSCも自衛隊の増強も憲法の改悪も、靖国参拝も必要なのである。

コメント (2)
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