そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

こんなにも騒々しい世の中に誰がした

2014-01-13 | マスコミ報道

何とも騒々しい世の中にしてくれたものである。日本政府は、中高校生の学習指導要綱の解説書に、「竹島と尖閣諸島」は日本の固有の国土だと明記することを打ち出した。竹島は固有の領土であり、尖閣諸島には領土問題は存在しないということである。
こうした意見あるいは主張が、中国と韓国にどのような反応を起こさせるか、政治家ならずとも知っているはずである。靖国参拝に続いての愚行である。最悪の日韓、日中関係にあって解決どころか、更に悪化させることは必至である。
なにも他国を脅かすのは、武力だけではない。こうしてタイミングを見計らった言動は、明らかに中国や韓国を挑発するものである。
何のための挑発かははっきりしている。中国と韓国の反発を受けて、安倍は自衛隊の増強や、集団的自衛権の容認や無原則的に武器を輸出することや、沖縄の辺野古に新たな巨大な軍港を併設した空港を作り出すための、国民に向けの口実が欲しいだけなのである。
ましてや今回は、中高校生を巻き込んで、刺々しい世界観を植え付けようとするものである。1970年代の、日中関係を知る者にとって、中Photo_3
国がその後行った民族教育は大いに失望させるものであった。日本が同じ轍を踏み、近隣諸国との関係を意図的に悪化させようというのである。
安倍首相は、自らが忌み嫌う中国や北朝鮮のような、軍事拡大国家になって覇権を競う国家を作ろうとしているのである。
それにしても、なんとも安倍首相は騒々しい世の中にしてくれたものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港