そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍のポチ化するNHK

2014-01-26 | 政治と金

NHK会長に25日から3年間務めることになる籾井勝人氏が、就任の会見で「慰安婦はどの国でもやっていた。政府の言うことは逆らいません。右と言われればその通り。さらに「日韓の問題はすべて解決済み」と、全く安倍晋三の主張を代弁する始末である。さらに、NHKが政府と異なる意見を持つことはない、とまで発言した。Photo
メディア(ジャーナリズム)は権力者の番犬でなければならないとは、古くから言われていることである。権力は必ず腐敗するし、自らの都合の良いことしか伝えようとはしないからである。国民は、それを受けて判断するのであるが、権力者に阿(おもね)る報道者であってはならない。
権力者の自在に操られる報道者はでは、存在意義がない。ましてや籾井新会長のように、政府の代弁者に転落するようでは、戦前の大本営発表を繰り返した、日本放送協会(NHK)に戻ることになる。
安倍晋三が腹心である人物を選んで送り出した、NHK経営委員会メンバーが選出した籾井勝人は、三井物産副社長を経て日本ユニシスの元社長で、純然たる経済人である。安倍の恣意的な人選以外の、必然性も見えてこない。
かつて、安倍晋三は中川昭一らとNHKの慰安婦報道に異議を直接申し込み、番組内容を変更させた経過もある。安倍は周到に時間をかけて、経営委員会から人選をして、腹心をNHKのトップに据えたのである。安倍は言うだろう、「委員会が選んだ」人選であると。委員会は誰が選んだ?
集団的自衛権も同じである。安全保障に関する委員会が答申したと。その委員は誰が選んだ?
NHKは安倍政権の飼い犬となり、ポチ化してしまった。視聴者から料金を徴収していはいるが、公共放送のNHKが放送者としての使命を放棄していいのだろうか。

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