市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

前橋市役所強制わいせつ事件…ようやく出た大甘処分と未だに罪を認めぬ元管理職で分かる役人の“本懐”とは

2018-06-13 08:35:00 | 前橋市の行政問題
■当会の活動がきっかけでマスコミに取りざたされた前橋市役所を巡る管理職員による陰湿なセクハラ事件。ようやく大甘の処分が出されましたが、犯行に及んだ当の本人は未だに前橋市職員課の事情聴取にも「やっていない」とうそぶいているようです。昨日の処分について、さっそく昨晩から今朝にかけてマスコミが報じています。

PDF ⇒ 201806130758.pdf
事件に伴う管理職の処分を伝える今朝の朝日新聞群馬版記事。

**********東京新聞2018年6月13日
【群馬】前橋市セクハラ問題 40代管理職 停職9カ月

管理職が起こしたセクハラなどを謝罪する関谷仁総務部長(右)と高橋宏幸職員課長=前橋市役所で
 前橋市の四十代の女性嘱託職員が管理職の男性からのセクハラ被害を訴えている問題で、市は十二日、四十代の管理職の男性がセクハラ行為をしたと認め、職場での二十代の女性職員との不適切な行為、飲酒運転の不祥事と合わせ、同日付で停職九カ月の懲戒処分にした。同日付で管理職から一般職員へ一階級降任する分限処分もした。市によると男性は事実関係を部分的に認め「大変申し訳ない」と謝罪しているという。本紙の取材に、セクハラを訴える女性は「処分は軽い」と指摘した。 (菅原洋)
 市と女性らによると、二〇一六年十二月に市内の居酒屋であった職場の忘年会で、飲酒したこの男性が座っていた女性の背後に密着し、両手で女性の左右の胸をつかみ、数秒間強くもみ続けたという。宴席で同僚の女性三人が行為を目撃した。
 市の調査に男性はこの行為は否定。本紙の取材には「記憶は定かではなく、宴席で女性に近づいたかもしれず、非があれば謝罪したい」と語っていた。
 一七年三月には、市内の焼き鳥店で職場の宴会があり、途中で合流したこの上司の男性が飲酒しない女性に車で送るよう求め、車内で男性から強引に唇を数秒間吸われたという。
 本紙の取材に、男性は「女性にキスを求められた」、女性は「セクハラ被害を受けた後に、キスを求めるわけがない」とそれぞれ主張。市は目撃した同僚らに聞き取りなどの調査をした結果、二つのセクハラ行為があったと認定した。
 女性は「男性の行為は刑事事件になる可能性があるのに停職は軽く、免職でもおかしくない。セクハラが社会問題化する中、税金で働く公務員には厳しい処分をしてほしかった。納得できない」と話している。
 女性は今年二月、男性が起こした複数の不祥事が発覚し、市が同僚たちに事情を聴いた際、セクハラの被害についても相談していた。ただ、市が本格的に調査を始めたのは五月になってからだった。
 市役所で記者会見した関谷仁総務部長は「二月の段階で女性の相談は別の女性職員に担当させ、丁寧な対応をするべきだったと反省している」と述べた。
 一方、職場での不適切な行為は一七年六月、男性が二十代の女性職員と勤務中にあったとされる。それぞれ別に配偶者がいるとみられ、市の調査に男女とも一部を認めたという。女性職員は十二日付で減給十分の一(六カ月)の懲戒処分とした。
 飲酒運転も一七年六月で、市内であった職場の親睦会で飲酒した男性が自家用車を運転したとされる。市によると複数の同僚が目撃し男性も一部を認めたという。
 男性の当時の上司の監督責任を問い、十二日付で文書による訓告とした。
 山本龍市長は十二日の定例記者会見で、「セクハラの被害者と市民の皆さまに心からおわび申し上げたい。(男性への処分の重さは)適正と思う」と述べた。

**********上毛新聞2018年06月13日
セクハラで停職9カ月 前橋市の男性管理職、行為を否定
 群馬県前橋市の40代の男性管理職からセクハラ行為を受けたと女性職員が訴えていた問題で、市は12日、男性を停職9カ月の懲戒処分とし、一般職に降任させたと発表した。この男性と勤務中に職場でキスや抱き合うなど不適切な行為をしたとして、別の20代女性職員を同日付で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。男性の当時の上司も訓告処分。
 処分を受けた男性は、上毛新聞の取材に「相手に不快な思いをさせる行為は一切していない」とした上で、「市への不服申し立ても視野に、今後の対応を検討したい」と話した。被害を訴えていた女性は上毛新聞の取材に「(男性は)きちんと謝罪して誠意のある対応をしてほしい」とし、警察に被害届を提出する考えを明らかにした。

**********産経新聞2018.6.12 17:29
部下にセクハラ、別の職員とは職場でキス 前橋市の40代男性管理職を停職9カ月
 部下の女性の胸を触るなどのセクハラ行為や飲酒運転をしたとして、前橋市は12日、40代の男性管理職を停職9カ月の懲戒処分とし、降任させたと発表した。男性は他の女性職員とは職場で勤務中にキスするなどしていた。
 市によると、男性は平成28年12月、職場の飲み会で女性職員の胸を触ったほか、昨年3月に車の中で同じ女性にキスをした。女性が今年2月に申し出て発覚した。
 男性は、キスは認めたが、「相手から求められた」と主張。胸を触ったことは否定している。
 申し出を受けて市が行った調査の過程で、男性が昨年6月、飲酒運転したことや20代の女性職員と勤務中に職場内でキスしたり抱き合っていたことも判明。女性職員を12日付で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
 市は「公務員としてあってはならない行為で、再発防止に努める」とコメントしたが、男性の名前や肩書、年齢などについて「被害女性の特定につながる」として公表していない。
 山本龍市長は「被害を受けた女性、市民の皆さまの信頼を損ねたことを、心からおわび申し上げたい」と謝罪した。

***********群馬 NEWS WEB 2018年06月12日 18時28分
市の管理職職員セクハラ等で処分
 前橋市の管理職の男性職員が、部下の女性にセクハラ行為をしたなどとして、前橋市は12日、この職員を停職9か月の懲戒処分にしました。
 処分を受けたのは、前橋市の管理職の40代の男性職員です。
 前橋市によりますと、この職員はおととし12月、職場の飲み会で部下の女性の胸を触ったほか、去年3月、同じ女性に対して、車の中でキスをするなどのセクハラ行為をしたということです。
 女性が市の職員課に被害を訴えたことから発覚し、市によりますと、男性職員は市の調査に対して「胸には触っていないし、キスは女性から求められてしたものだ」などと否定しましたが、市は同僚から複数の証言が得られたなどとしてセクハラ行為があったと認定しました。
 調査の中で、この職員は、勤務時間中に職場で別の女性と不適切な行為をしていたことや、飲酒運転をしたことなども明らかになったということです。
前橋市は12日付けでこの職員を停職9か月の懲戒処分にするとともに、管理職から一般職に降格させました。
 前橋市の関谷仁総務部長は「このような不祥事を起こしてしまい、大変申し訳ない。職員への研修など、再発防止に努めていきたい」と話していました。

**********日刊スポーツ2018年6月12日17時52分
前橋市の40代代男性職員がセクハラで停職9カ月
 前橋市は12日、部下の女性の胸を触るなどのセクハラ行為や飲酒運転をしたとして、40代の男性管理職を停職9カ月の懲戒処分とし、降任させたと発表した。
 市によると、男性は2016年12月、職場の飲み会で女性職員の胸を触ったほか、17年3月に車の中で同じ女性にキスをした。女性が今年2月に申し出て発覚した。男性は、胸を触ったことは否定している。
 申し出を受けて市が行った調査の過程で、男性が17年6月、飲酒運転したことや20代の女性係員と勤務中に職場内で性的関係を持ったことも判明。女性係員を12日付で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
 市は「公務員としてあってはならない行為で、再発防止に努める」とコメント。山本龍市長は「被害を受けた女性や、市民に心からおわび申し上げる」と謝罪した。(共同)
**********

■当会ではさらに余罪があるものと見て、今後も追及の手を緩めず、真相究明と責任の明確化を通して、二度とこうしたセクハラ行為が行われないよう、再発防止を徹底していくことにしております。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

コメント (2)
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