■安中市内のメガソーラー施設に大同特殊鋼渋川工場由来の有毒スラグが不法投棄されている件で、当会は2016年7月4日付で安中市長あてに次の内容の行政文書開示請求書を提出しました。
↑開示された事業者からの確認票=「アンケート」回答。↑
<開示を請求する行政文書の内容又は件名>
2016年6月30日付朝日新聞群馬版に「安中でも基準値超えるスラグ メガソーラー敷地内で」と題する記事が報じられた真下。これによりますと、市内小俣地区にある民間事業者のメガソーラー施設内に基準値を超える有害物質を含む多量の鐵鋼スラグが敷きこまれていることが確認されたとあります。このことについて、請求人は、2016年4月14日に関係資料の開示を受けた碎、同メガソーラー施設の一部を占める市有地に関して、スラグの存在の有無を事業者に確認するよう担当部署(財政課)に強く申し入れた経緯があります。請求人の要請に対して、財政課はさっそく事業者に確認を約束してくれました。このことに関連する次の情報。
(1)市所有地賃貸借契約書の第2条「善管注意義務」に基づき、少なくとも貸し付けた市有地と隣接の市有地には、いかがわしい汚染物質などは一個たりとも入っていないことを貸し付け先から文書で速やかに確認を得ておくことを示す情報。
(2)併せて、貸付けた市有地等で造成工事を行った業者名と工事内容、また、工事完成検査をいつ誰がどのように行いその結果どうだったのかを、貸付先に問合せること。もし、分からなければ調査をするように申し入れて速やかな著往査結果の回答を求めることを示す情報。
これに対して、安中市から次の通知が来ました。
●行政文書部分開示決定通知書(安財発第628号、平成28年7月11日)
PDF ⇒ 201607151jm.pdf
(一部差し替え後)201607152jm.pdf
<開示請求に係る行政文書の内容又は件名>
別紙「行政文書開示請求書」の(1)に関する文書
<開示の日時>
平成28年7月15日(金)午前11時00分から
<開示の場所>
安中市役所 総務部行政課内
●行政文書不存在通知書(安財発第628号、平成28年7月11日)
PDF ⇒ 20160715sm.pdf<開示請求に係る行政文書の内容又は件名>
別紙「行政文書開示請求書」の(2)に関する文書
<行政文書が存在しない理由>
「(2)併せて、貸付けた市有地等で造成工事を行った業者名と工事内容、また、工事完成検査をいつ誰がどのように行いその結果どうだったのかを、貸付先に問合せること。もし、分からなければ調査をするように申し入れて速やかな調査結果の回答を求めることを示す情報。」の一切の情報については、現時点では貸付先に造成工事を行った業者名や工事内容等の問合せを行っていないため不存在です。
<事務担当課>
財務部財政課 電話番号027-389-1111
■どうやら、当会が財務部財政課に、事業者に対して直ちに有毒スラグの有無について確認するように申し入れたところ、いちおう一筆とったかたちで、確認をした経緯が明らかになりました。しかし、それは市有地に限られており、隣接の事業者が管理する私有地については、何も確認を求めていないことが分かりました。なるべく、事なかれ主義を貫こうとする行政の対応の典型例です。
それでも、「現時点では貸付先に造成工事を行った業者名や工事内容等の問合せを行っていないため」と釈明していることから、今後、問い合わせる必要性については認識しているようです。
それでは、7月15日に開示された情報を次に示します。
**********PDF ⇒ 20160715np.pdf
起案用紙
年度 平成28年度
文書種類 発
文書番号 安財第224号
保存年限 永年
受付年月日 平成 年 月 日
保存期限
起案年月日 平成28年5月6日
廃棄年度
決裁年月日 平成28年5月9日
施工年月日 平成 年 月 日
分類番号 第2 中7 小1 簿冊番号6 分冊番号1
完・未完別
簿冊名称 賃貸借関係書類
完結年月日 平成 年 月 日
分冊名称 賃貸借関係書類
公開 ○開示 不開示 部分開示 存否応答拒否
起案者 財務部財政課 職名 課長 氏名 大塚清隆 内線(1051)
決裁区区分 市長
決裁 市長・茂木 副市長・茂木 部長・中嶋 係長・岡田 公印・-
関係部署合議 市民部長・吉田 建設部長・猿井 土木課長・小板橋 土木課庶務係長・中嶋
課内供覧
宛先 (株)クリーンエネルギー研究所
差出人 群馬県安中市長 茂木英子 (財務部財政課)
件名 貸付市有土地に係る書類の提供について(依頼)
平成28年4月20日(水)に(株)クリーンエネルギ―研究所の設置する太陽光発電施設に貸付を行っている市有地について、安全確認の為の現地確認調査を実施しましたが、安全性を確認できる書類関係性を確認できる書類関係の提供について、別紙のとおり依頼してよろしいか伺います。
*****(案)*****
安財発224号
平成28年5月 日
(株)クリーンエネルギー研究所 様
群馬県安中市長 茂 木 英 子
(財務部財政課)
貸付市有土地に係る書類の提供について(依頼)
新緑の候、御社におきましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて4月20日(水)に行わせていただきました、貸付市有土地の安全確認の為の現地調査に際しては、ご多忙中のところ、ご案内をいただき、スムーズに調査を終了することができました。大変ありがとうございました。
この現地調査においては、本市職員による計測と目視を中心として行いましたが、安全性を危惧するような異常は認められませんでした。引き続き、安全に配慮する管理についてお願いするものでございます。
なお、現地調査の時にもお願いしたところですが、安全性を確認できる書類について、ご提供いただきますようお願い申し上げます。
記
1 ご提供いただきたい書類
(1)有害な資材を使用していない旨の書面又は伝票類
(2)太陽光パネスの設置に関する工事関係図面
(3)地番調査等の結果書面(ボーリング調査関係書類)
*****調査票(様式)*****
(株)クリーンエネルギー研究所貸付市有地の安全確認調査票(書類提供依頼)
●確認事項
1・有害な資材の利用について(使用砕石に有害物質が含まれるか。砕石が使われたり撒かれたりしているか。)
【確認事項】
□使用していない
□使用している
※万一「使用している」場合は、早急に連絡してください。
●書類提供依頼事項
・伝票類(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●依頼事項
2・太陽光パネルの設置に関する工事関係図面
●工事提供依頼
・工事関係図面(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●確認事項
3・地盤調査等の結果書面(ボーリング調査関係)
●書類提供依頼事項
・地盤調査等結果書面(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
確認事項及び書類抵抗依頼事項に対する回答は上記のとおりです。また、提供可能な書類の写しについては、別添のとおり提供します。
平成28年 月 日
印
**********
■こうして、2016年5月9日に、安中市長名で事業者に対して一種の「アンケート」要旨を送付しました。単にチェックマークを付ける・付けないだけのことでしたが、事業者から安中市に返事がきたのは、約2カ月後の7月5日付でした。
**********PDF ⇒ 20160715nglmsmf.pdf
(株)クリーンエネルギー研究所貸付市有地の安全確認調査票(書類提供依頼)
●確認事項
1・有害な資材の利用について(使用砕石に有害物質が含まれるか。砕石が使われたり撒かれたりしているか。)
【確認事項】
☑使用していない
□使用している
※万一「使用している」場合は、早急に連絡してください。
●書類提供依頼事項
・伝票類(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
☑書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●依頼事項
2・太陽光パネルの設置に関する工事関係図面
●工事提供依頼
・工事関係図面(写し)の提供について
☑提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●確認事項
3・地盤調査等の結果書面(ボーリング調査関係)
●書類提供依頼事項
・地盤調査等結果書面(写し)の提供について
☑提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
確認事項及び書類抵抗依頼事項に対する回答は上記のとおりです。また、提供可能な書類の写しについては、別添のとおり提供します。
平成28年7月5日
東京都豊島区東池袋一丁目5番6号
株式会社クリーンエネルギー研究所
代表取締役 吉川正一 印
**********
■今や、環境問題に対する意識のレベルで一流企業かどうかの評価が決まる時代です。事業者には、早急にメガソーラーを設置した事業地内に有毒スラグが搬入された事実とその経緯を工事施工者に聴取して、公表することが望まれます。そして、一刻も早く有毒スラグを原因者に撤去させる必要があります。
ところで、安中市のホームページでも、このメガソーラー敷地内で発見された有毒スラグの存在と、排水の水質分析結果が基準値以下だったという記事を掲載しています。しかし、実際に安中市が水質分析を行ったわけではなく、さらには土壌汚染については誰も調査していないのが実態です。
*****安中市のHP*****
http://www.city.annaka.gunma.jp/seikatsu_kankyou/tekkou-slag-oshirase.html
民間メガソーラー施設における有害鉄鋼スラグ関連について
一部新聞報道のありました、安中市小俣の民間メガソーラー敷地内で大同特殊鋼渋川工場の有害物質を含む鉄鋼スラグが管理用道路表面に使用されていた件について、お知らせします。
道路表面の鉄鋼スラグ混合砕石と土壌は、基準値を超えるふっ素が検出されていますが、使用されている管理用道路を含むメガソーラー敷地内は、柵で囲まれているため、関係者以外は立ち入れない状況となっています。
また、ゲート付近の側溝排水から採取して分析した結果は、ふっ素の排水基準及び環境基準よりもかなり下回っているとの報告を受けています。
今後、業者としては、大同特殊鋼にスラグ全量の撤去を求めていく方針ですが、市としてもこれを強く要請していきます。
群馬県関連HP http://www.pref.gunma.jp/houdou/e1700090.html
お問い合わせ
環境政策課 環境推進係
電話:027-382-1111(内線1882)
**********
それにしても、安中市のHPの記事には、日付が全く表記されていません。「一部新聞報道のありました」と記されていることから、おそらく7月初めに上記の記事をHPに掲載したと思われます。今回の情報開示により、事業者からの書面が7月5日付となっていることから、その文書を受け取ってから掲載した可能性が高いと思われます。
■当会としても、安中市の対応はもとより、ビックカメラのクリーンエネルギー研究所がきちんと施工業者に事実関係を聴取し、原因者を特定して、ただちに有毒スラグを撤去するための行動を注意深く監視していく所存です。
【ひらく会情報部】
※参考記事
**********毎日新聞 2016年7月2日
http://mainichi.jp/articles/20160702/ddl/k10/040/110000c
太陽光発電所 敷地でスラグ使用 撤去を検討 安中 /群馬
大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)の渋川工場から出た鉄鋼スラグに環境基準を超える有害物質が含まれていた問題で、安中市小俣の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の敷地で、このスラグが使われていたことが分かった。事業会社は撤去を検討している。西毛地域の工事でスラグ使用が発覚したのは初めて。
この施設は、電気事業会社「クリーンエネルギー研究所」(東京)が運営する「ビッククリーンエネルギー安中発電所」(2013年4月稼働)。事業会社によると、敷地内の太陽光パネル周辺の作業車両が通る道路で、スラグを含む混合砕石が使われていた。検査した7カ所中6カ所でフッ素の溶出量が環境基準を超え、最大6・5倍だった。
表面に敷かれた砕石は厚さ50センチほどあるが、全量撤去する方針で、費用負担や地下水調査について大同と協議する。
地元の業者が佐藤建設工業(渋川市)から再生砕石を仕入れ、工事に使用したという。
この問題を巡っては、県警が4月、大同や佐藤建設工業を廃棄物処理法違反の疑いで前橋地検に書類送検している。【尾崎修二】
**********
↑開示された事業者からの確認票=「アンケート」回答。↑
<開示を請求する行政文書の内容又は件名>
2016年6月30日付朝日新聞群馬版に「安中でも基準値超えるスラグ メガソーラー敷地内で」と題する記事が報じられた真下。これによりますと、市内小俣地区にある民間事業者のメガソーラー施設内に基準値を超える有害物質を含む多量の鐵鋼スラグが敷きこまれていることが確認されたとあります。このことについて、請求人は、2016年4月14日に関係資料の開示を受けた碎、同メガソーラー施設の一部を占める市有地に関して、スラグの存在の有無を事業者に確認するよう担当部署(財政課)に強く申し入れた経緯があります。請求人の要請に対して、財政課はさっそく事業者に確認を約束してくれました。このことに関連する次の情報。
(1)市所有地賃貸借契約書の第2条「善管注意義務」に基づき、少なくとも貸し付けた市有地と隣接の市有地には、いかがわしい汚染物質などは一個たりとも入っていないことを貸し付け先から文書で速やかに確認を得ておくことを示す情報。
(2)併せて、貸付けた市有地等で造成工事を行った業者名と工事内容、また、工事完成検査をいつ誰がどのように行いその結果どうだったのかを、貸付先に問合せること。もし、分からなければ調査をするように申し入れて速やかな著往査結果の回答を求めることを示す情報。
これに対して、安中市から次の通知が来ました。
●行政文書部分開示決定通知書(安財発第628号、平成28年7月11日)
PDF ⇒ 201607151jm.pdf
(一部差し替え後)201607152jm.pdf
<開示請求に係る行政文書の内容又は件名>
別紙「行政文書開示請求書」の(1)に関する文書
<開示の日時>
平成28年7月15日(金)午前11時00分から
<開示の場所>
安中市役所 総務部行政課内
●行政文書不存在通知書(安財発第628号、平成28年7月11日)
PDF ⇒ 20160715sm.pdf<開示請求に係る行政文書の内容又は件名>
別紙「行政文書開示請求書」の(2)に関する文書
<行政文書が存在しない理由>
「(2)併せて、貸付けた市有地等で造成工事を行った業者名と工事内容、また、工事完成検査をいつ誰がどのように行いその結果どうだったのかを、貸付先に問合せること。もし、分からなければ調査をするように申し入れて速やかな調査結果の回答を求めることを示す情報。」の一切の情報については、現時点では貸付先に造成工事を行った業者名や工事内容等の問合せを行っていないため不存在です。
<事務担当課>
財務部財政課 電話番号027-389-1111
■どうやら、当会が財務部財政課に、事業者に対して直ちに有毒スラグの有無について確認するように申し入れたところ、いちおう一筆とったかたちで、確認をした経緯が明らかになりました。しかし、それは市有地に限られており、隣接の事業者が管理する私有地については、何も確認を求めていないことが分かりました。なるべく、事なかれ主義を貫こうとする行政の対応の典型例です。
それでも、「現時点では貸付先に造成工事を行った業者名や工事内容等の問合せを行っていないため」と釈明していることから、今後、問い合わせる必要性については認識しているようです。
それでは、7月15日に開示された情報を次に示します。
**********PDF ⇒ 20160715np.pdf
起案用紙
年度 平成28年度
文書種類 発
文書番号 安財第224号
保存年限 永年
受付年月日 平成 年 月 日
保存期限
起案年月日 平成28年5月6日
廃棄年度
決裁年月日 平成28年5月9日
施工年月日 平成 年 月 日
分類番号 第2 中7 小1 簿冊番号6 分冊番号1
完・未完別
簿冊名称 賃貸借関係書類
完結年月日 平成 年 月 日
分冊名称 賃貸借関係書類
公開 ○開示 不開示 部分開示 存否応答拒否
起案者 財務部財政課 職名 課長 氏名 大塚清隆 内線(1051)
決裁区区分 市長
決裁 市長・茂木 副市長・茂木 部長・中嶋 係長・岡田 公印・-
関係部署合議 市民部長・吉田 建設部長・猿井 土木課長・小板橋 土木課庶務係長・中嶋
課内供覧
宛先 (株)クリーンエネルギー研究所
差出人 群馬県安中市長 茂木英子 (財務部財政課)
件名 貸付市有土地に係る書類の提供について(依頼)
平成28年4月20日(水)に(株)クリーンエネルギ―研究所の設置する太陽光発電施設に貸付を行っている市有地について、安全確認の為の現地確認調査を実施しましたが、安全性を確認できる書類関係性を確認できる書類関係の提供について、別紙のとおり依頼してよろしいか伺います。
*****(案)*****
安財発224号
平成28年5月 日
(株)クリーンエネルギー研究所 様
群馬県安中市長 茂 木 英 子
(財務部財政課)
貸付市有土地に係る書類の提供について(依頼)
新緑の候、御社におきましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて4月20日(水)に行わせていただきました、貸付市有土地の安全確認の為の現地調査に際しては、ご多忙中のところ、ご案内をいただき、スムーズに調査を終了することができました。大変ありがとうございました。
この現地調査においては、本市職員による計測と目視を中心として行いましたが、安全性を危惧するような異常は認められませんでした。引き続き、安全に配慮する管理についてお願いするものでございます。
なお、現地調査の時にもお願いしたところですが、安全性を確認できる書類について、ご提供いただきますようお願い申し上げます。
記
1 ご提供いただきたい書類
(1)有害な資材を使用していない旨の書面又は伝票類
(2)太陽光パネスの設置に関する工事関係図面
(3)地番調査等の結果書面(ボーリング調査関係書類)
*****調査票(様式)*****
(株)クリーンエネルギー研究所貸付市有地の安全確認調査票(書類提供依頼)
●確認事項
1・有害な資材の利用について(使用砕石に有害物質が含まれるか。砕石が使われたり撒かれたりしているか。)
【確認事項】
□使用していない
□使用している
※万一「使用している」場合は、早急に連絡してください。
●書類提供依頼事項
・伝票類(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●依頼事項
2・太陽光パネルの設置に関する工事関係図面
●工事提供依頼
・工事関係図面(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●確認事項
3・地盤調査等の結果書面(ボーリング調査関係)
●書類提供依頼事項
・地盤調査等結果書面(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
確認事項及び書類抵抗依頼事項に対する回答は上記のとおりです。また、提供可能な書類の写しについては、別添のとおり提供します。
平成28年 月 日
印
**********
■こうして、2016年5月9日に、安中市長名で事業者に対して一種の「アンケート」要旨を送付しました。単にチェックマークを付ける・付けないだけのことでしたが、事業者から安中市に返事がきたのは、約2カ月後の7月5日付でした。
**********PDF ⇒ 20160715nglmsmf.pdf
(株)クリーンエネルギー研究所貸付市有地の安全確認調査票(書類提供依頼)
●確認事項
1・有害な資材の利用について(使用砕石に有害物質が含まれるか。砕石が使われたり撒かれたりしているか。)
【確認事項】
☑使用していない
□使用している
※万一「使用している」場合は、早急に連絡してください。
●書類提供依頼事項
・伝票類(写し)の提供について
□提供可能
□提供できない
☑書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●依頼事項
2・太陽光パネルの設置に関する工事関係図面
●工事提供依頼
・工事関係図面(写し)の提供について
☑提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
●確認事項
3・地盤調査等の結果書面(ボーリング調査関係)
●書類提供依頼事項
・地盤調査等結果書面(写し)の提供について
☑提供可能
□提供できない
□書類が存在しない
※「できない」場合はその理由を備考欄に記載してください。
●備考
確認事項及び書類抵抗依頼事項に対する回答は上記のとおりです。また、提供可能な書類の写しについては、別添のとおり提供します。
平成28年7月5日
東京都豊島区東池袋一丁目5番6号
株式会社クリーンエネルギー研究所
代表取締役 吉川正一 印
**********
■今や、環境問題に対する意識のレベルで一流企業かどうかの評価が決まる時代です。事業者には、早急にメガソーラーを設置した事業地内に有毒スラグが搬入された事実とその経緯を工事施工者に聴取して、公表することが望まれます。そして、一刻も早く有毒スラグを原因者に撤去させる必要があります。
ところで、安中市のホームページでも、このメガソーラー敷地内で発見された有毒スラグの存在と、排水の水質分析結果が基準値以下だったという記事を掲載しています。しかし、実際に安中市が水質分析を行ったわけではなく、さらには土壌汚染については誰も調査していないのが実態です。
*****安中市のHP*****
http://www.city.annaka.gunma.jp/seikatsu_kankyou/tekkou-slag-oshirase.html
民間メガソーラー施設における有害鉄鋼スラグ関連について
一部新聞報道のありました、安中市小俣の民間メガソーラー敷地内で大同特殊鋼渋川工場の有害物質を含む鉄鋼スラグが管理用道路表面に使用されていた件について、お知らせします。
道路表面の鉄鋼スラグ混合砕石と土壌は、基準値を超えるふっ素が検出されていますが、使用されている管理用道路を含むメガソーラー敷地内は、柵で囲まれているため、関係者以外は立ち入れない状況となっています。
また、ゲート付近の側溝排水から採取して分析した結果は、ふっ素の排水基準及び環境基準よりもかなり下回っているとの報告を受けています。
今後、業者としては、大同特殊鋼にスラグ全量の撤去を求めていく方針ですが、市としてもこれを強く要請していきます。
群馬県関連HP http://www.pref.gunma.jp/houdou/e1700090.html
お問い合わせ
環境政策課 環境推進係
電話:027-382-1111(内線1882)
**********
それにしても、安中市のHPの記事には、日付が全く表記されていません。「一部新聞報道のありました」と記されていることから、おそらく7月初めに上記の記事をHPに掲載したと思われます。今回の情報開示により、事業者からの書面が7月5日付となっていることから、その文書を受け取ってから掲載した可能性が高いと思われます。
■当会としても、安中市の対応はもとより、ビックカメラのクリーンエネルギー研究所がきちんと施工業者に事実関係を聴取し、原因者を特定して、ただちに有毒スラグを撤去するための行動を注意深く監視していく所存です。
【ひらく会情報部】
※参考記事
**********毎日新聞 2016年7月2日
http://mainichi.jp/articles/20160702/ddl/k10/040/110000c
太陽光発電所 敷地でスラグ使用 撤去を検討 安中 /群馬
大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)の渋川工場から出た鉄鋼スラグに環境基準を超える有害物質が含まれていた問題で、安中市小俣の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の敷地で、このスラグが使われていたことが分かった。事業会社は撤去を検討している。西毛地域の工事でスラグ使用が発覚したのは初めて。
この施設は、電気事業会社「クリーンエネルギー研究所」(東京)が運営する「ビッククリーンエネルギー安中発電所」(2013年4月稼働)。事業会社によると、敷地内の太陽光パネル周辺の作業車両が通る道路で、スラグを含む混合砕石が使われていた。検査した7カ所中6カ所でフッ素の溶出量が環境基準を超え、最大6・5倍だった。
表面に敷かれた砕石は厚さ50センチほどあるが、全量撤去する方針で、費用負担や地下水調査について大同と協議する。
地元の業者が佐藤建設工業(渋川市)から再生砕石を仕入れ、工事に使用したという。
この問題を巡っては、県警が4月、大同や佐藤建設工業を廃棄物処理法違反の疑いで前橋地検に書類送検している。【尾崎修二】
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