市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

タゴ事件発覚から18周年・・・地方自治体史上最高額の横領事件に安中市民はどう対処したか(会報10号)

2013-06-18 23:12:00 | 安中市土地開発公社事件クロニクル

■18年前に安中市役所で発覚した地方自治体史上最大級の巨額詐欺横領事件に関してリアルタイムに状況を市民に報じた市政をただす安中市民の会の会報10号は平成7年8月22日に発行されました。

**********
■市政をただす安中市民の会  会報10号(上)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年8月22日発行

事件の真相から市民を遠ざけようとする議会の本牲!
市民の再三の公開要請にそっぽを向いた百条委員会

百条委の市民傍聴について各委員に直撃インタビュー

8月17・18日の百条委員会を二日後に控えて、市政をただす市民の会では15日午前、百条委メンバーの自宅を訪問。再度、市民傍聴について賛成か反対かひとりひとりの意見を開いた。結果は次の通り。
◆小西勝二委員長:市民傍聴については14日に広上議長と、長沢副委員長と3人で長時間激論し合った。議長は傍聴内容を歪曲せずに市民が伝え合うなら傍聴認めると発言したのて私も同じ気持ち。
◆長沢尚副委員長:(留守のため置き手紙をしてきた)
◆松本利一委員:傍聴市民が傍聴内容をゆがめて伝えないという条件が守られるなら市民傍聴は問題ない。
◆沢博委員:(不在。家人によれば17・18日の準備勉強会のため夕方まで外出。結局会えずじまい)
◆上原信委員:新政会として市民傍聴させるべきと考えるが会報には傍聴内容の真実のみを書いて欲しい。
◆小林孝委員:新政会としても個人的にも市民傍聴は必要だ。実現できるよう明日の会議で尽力したい。
◆上原延秋委員:百条委の市民への公開にはやぶさかでない。(いまいち歯切れよくない)
 以上の結果から百条委メンバーの意見は圧倒的に市民傍聴に賛成。市民公開に向けて期待が膨らんだ。

百条委員会に37億事件真相の徹底解明の要求書提出!

8月11日やっと設置が決まった百条委員会。市民の会では事件発生が報道されて収束ずっと百条設置を議会に要求してきただけに、議会の対応のスローモーさにジクジたるものを感じていた当会としては、何とか百条調査権を最大限有効に行使して欲しいという願いから、市民の英知や知見を活かして百条委員会を支援してゆけないものかと考え、8月16日午前11時に次の内容の要求書を提出した。
――――――――――
安中市議会議長広上輝男殿              平成7年8月16日
調査特別委員長小西勝二殿              政をただす安中市民の会
                          事務局長 関口八郎
          要 求 書
     (安中市土地開発公社不祥事件の徹底真相解明について)
(前略)8月11日の臨時市議会で地方自治法第100条調査権が付与された事件調査特別委員会が8月17・18日に開かれ8月21日にはこの事件の第1回公判が予定されております。いよいよ前代未聞の大不祥事件の真相が明らかにされようという段階を迎え、市民の議会に対する期待度はいやがうえにも高まっており、百条調査権を最大童に行使して徹底的かつ的確な調査および調査状況の迅速なる市民への開示が望まれます。当会としては、事件に係る金の流れをしっかりと把握することが真相解明への最も重要な要件であると考えております。そのためには百条委員会の調査に際しても、できる限りの協力を惜しみません。私たちの真意をご理解の上、何卒下記要求を実現下さるよう重ねてお願い申し上げます。
          記
1 群銀に対して次の記録の提出の請求をすること。これらは容疑者の元職員が裏口座を開設した以降の記録のみならず、それ以前に遡って公社に就任中の関係する全ての記録も請求すること。
(1) 群馬銀行から安中市上地開発公社への融資の元帳(貸付台帳含む)
(2) 土地開発公社の表口座・裏口座に関わる群馬銀行の預金元帳およびそれに付随する伝票類
(3) 土地開発公社の表口座・裏口座に関わる通帳の写し
2 容疑者の元職員の担当弁護士に対して次の記録の提出の請求をすること。
(1) この事件立件証拠を示す起訴状、公判記録及び訴訟記録の謄写(現在立件のもののみならず、今後立件されるであろう裁判記録に関連するものも含む)
3 百条委員会に対して市政をただす安中市民の会がお手伝いできるように、両者の話し合いの場を設けること。
4 百条委に市民10名迄の傍聴を認めること。(当会の貴殿宛8月11日付要求書の通り)以上
――――――――――
◎この会報に対する賛否のご意見は、実名でお聞かせください。紙面上の匿名は希望に応じます◎

何がなんでも市民傍聴阻止に凝り固まる議会百条委!

百条委メンバーヘの直撃インタビューの結果、市民公開に向け大きく踏み出すと期待された議会百条委。しかし期待はあえなく潰された。百条委開催を翌日に控えた8月16日の市議会の2枚舌ぶりを報告する。
■8月16日午前11時に当会事務局は広上議長、小西百条委員長、長沢百条副委員長と面談。左記の要求書を提出。百条調査権の徹底行使による真相解明への最大限の努力と、当会としての協力申入れを行ない、改めて市民傍聴許可をお願いした。小西委員長は午後1時の準備会で皆に諮り結果を連絡すると約束。
■午後3時に呼び出しがあり、市役所3階に行くと小西委長から「あのあと、このことでずーっと話していた。その結果(市民傍聴に)賛成できない」と回答あり。前日と180度違う答えに耳を疑う。
●小西委長「百条委の個人全員に開いてみた。賛成が多かったが全員が賛成した訳ではない。反対がいる」
▲当会「反対は誰か?」
●小西委長「それは言えない」
▲当会「黙っているからますます市民の疑惑を呼ぶ。納得がいかない!」雷鳴が轟き一時停電するなど異様な顎用気の中で1時間半ほど押し問答が続いた。
■小西委員長は市民傍聴拒否理由について、当初「参考人の人権保護。傍聴許可の前例がない。時期尚早だから」と言っていたが、市民の執拗な追求を受けるうちに「(ただす会の)会報がやたらと出る。議員の人権に関わる記事は問題だ。ありのままを書いてくれ」と、いつのまに議員の人権にすり替えてきた。
■押し問答の末に小西委長は「ちょっと待ってくれ。委員を集める」と言って委員会室に消え、市民は更に待つこと1時間余り。会議が終わり小西委長いわく「どういうことを言っても信用しないから委員ひとりひとり連れてきた。それぞれ賛成か反対か意見を言うが時間ないので(市民からは)質問しないでくれ」

百条委の市民傍聴に関する各委員の意見(8月16日夕方現在)

●S市議「開かれた議会をめざすから傍聴賛成。ただし最終的判断は委員長に一任」
●N市議「まだ結論は出ない。敢えて言えば反対かもしれないが慎重論と思ってよい。大勢は公開の流れではあるが、若干の不安や人権問題もあり、反対でなく慎重と理解してもらいたい。個人的には問題点克服しつつ公開すべきだと思う。多数意見尊重の中で多数には従わざるを得ないと思っている」
●委員長「S議員!人権問題も含め私の先ほどの意見を付け加えて欲しい。そうでないと委員長権限と言われても困る。傍聴には賛成だが、こういう問題でそうもいかないという事をちゃんと話して欲しい」
●KT市議「傍聴させるべきと考える」
●UM市議「私も傍聴に賛成。ただし昨日話したとおりの条件つきということで」
●UN市議「決して反対ではないが、百条委は難しい問題。今日の打ち合わせ会議で検討で連絡する旨昨日話した。こんな形(地方自治法に関するコピーを見せて)で今回は遠慮して頂きたい」
●M市議「個人的には賛成だが、市民クラブの代表なので皆に相談しながらやってきた。前回のただす会の会報についても事実と違う事が多少あるようだという事で、議員が笑ったなどとかいう文章は今後反省して真実を伝えろという話しが出た。真実を伝えるなら傍聴してもかまわないが、市民クラブとしては現段階では百条で人権も絡むから、報道機関だけ許可して市民は遠慮したらという結論。市民クラブの代表なのでそのように対応させていただく」
●委員長」先ほどS議員は傍聴賛成と言ったが、打合わせ会では人権等々の問題が絡んでくるからと本人が言ったことを付け加えておく」
●S市議「だから委員長判断とした」
▲市民「ひとりでも反対があればできないと委員長は言っているが、全員一致でなければ市民傍聴させないという理由が我々には理解できない」
●委員長「傍聴させないと言っているんじゃない」
▲市民「では何対何で賛成すれば合意なのか聞いたのか」
●委員長「メンバーに聞いてみればわかるが反対はいない、全員賛成。ただ百条委員会は参考人を呼ぶので。特に社会党は反対ではないが遠慮してもらいたいと強く主張。UN議員にもらった資料を自宅に持ち帰って皆でよく勉強してみてくれ。委員長権限ではなく、ハッキリみんな賛成だが、こういうのがあると言うので。それでは皆にうかがわざるを得ない。ぜひ私の立場を理解頂きたい」
▲市民「スピーカで公開してもらえるのか?傍聴はダメだというなら、さっきの委員の話しでは、スピーカつけるなら良いということだったが」
●S市議「私がそう言った。私はあくまでも委員。傍聴はいいと。最終的な判断は委員長がするしかない。私は委員長ではない。一人二人反対者がいるから傍聴はダメだというのは委員長の判断の線引き次第」
▲市民「なぜ記者クラブに傍聴させて、いちばん主役の市民に傍聴させないのか。この理由を示さないのは納得できない。これでは市民不在と言われても仕方ない。また会報云々を条件にしているが、我々市民の運動を議員の皆さんは気に入らないとみえる」

◎37億事件とそれを許した市当局や市議会に関するあらゆる情報は事務局又は連絡事務所へ!◎

■市政をただす安中市民の会  会報10号(下)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年8月22日発行

市民をしめだした17-18日の百条委!

議員の人権配盧だとか、市民の前では正直な事が言えないとか、ただす会の会報は真実を報じないとか、訳の判らぬ口実やケチをつけまくり、百条委は報道機関のみ傍聴の秘密会形式で開かれ市民を失望させた。
■一方、市役所では急速16日夕方に公社理事会が團かれ、百条委員会での承認・参考人尋問を明日に控え事前打合わせが行われた。市長が雇った公社の弁護士の忠告に基づき、容疑者の監督責任を問われている直属上司は出頭拒否させた方がよかろうとか、公社にとって都合の悪い事項はしゃべらないよう口裏を合わせる相談が夜の9時過ぎ迄行われた。翌日の茶番劇に向け関係者でシナリオを練っていたらしい。
■明けて17日。朝9時から始まる百条委を前に、再度傍聴許可を迫る市民に小西委員長は「何でまた来た?きのう(傍聴させないと)言ってあるじゃないか」と門前払い。ところが驚いたことに、松井田町に住む碓氷タイムス土屋氏が市職員の手招きでスイスイ百条委員会室に入って行くのを目撃。なぜ隣町在住者が傍聴できるのかと部屋の外から大声で抗議すると共に、18日に議長と委員長に書面で問題提起したら、同氏はその後退出したと判明。もし市民がその場にいなければウヤムヤになる所であった。

緊急報告→ 17日の百条委員会の猿芝居ぶり

■9時に開始。午前中は銀行関係者が参考人で出席。群銀安中支店足支店長宮内氏(平成2年2月6日~3年11月3日)、前支店長渡辺氏(平成3年11月4日~5年8月3日)、現支店長の松井氏と次長の清水氏の4名。
◆今年4月、群銀として今回の事件とは全く関係なく、県内の公社にいくら貸し付けているか調査。4月4日に本店から支店に指示が有り、6日に公社へ照会。10日に公社の高橋次長から銀行に連絡があった。この時点で銀行側の把握する数字と公社側から提示された数字に大きな差があった。銀行の担当者は「多胡被告が長年携わってきた業務で、今年の4月に異動になったことを考え、何かの間違い。勘違いだろう」と考え、この「差」に特に注意を払うことなく済ませてしまった。担当者から上司への報告もなかった。
◆異動後も多胡被告が金を引き出していた事実について、「当面、現職員が慣れないので、公社の仕事も手伝うようにと、市長から言われている」と言って、銀行側に対応させていた。
◆多胡が一回におろす金は12万円から1500万円。大体500~600万円。それほど大きな額でもないので、支店長の立会いはなかった。引き落とした回数は、225回(百条委員会)、245回(銀行側)にも上る。[それぞれ数字が異なっている!]
◆債務保証蜀は補正予算により変更されるが、市当局から銀行へは、その変更について特に連絡はなかった。(銀行は)全く知らなかった。
◆多胡が作った特別会計口座から他銀行への振込が一件あった。公判のこともあるので詳しくは言えない。
■午後は、公社側から監事の坂東氏と吉田市議、前監事の広上市議、元監事の萩原市議、そして公社事務局長の加部氏、理事長の小川市長が参考人として出席。いずれも「確認しておりません」などの連発で全くの「猿芝居」。話にならない状況。それでもいくつか興味深い事項があった。
●4月の群銀からの問合わせについて公社側証言に食い違いあり。公社では4月11日に照会の問合わせがあり12日にメモを渡したという。その後、群銀から何も問合わせがなく事件発覚まで何もしていない。
●百条委員会の長沢市議によると、小川市長が「『証人』としてではなく『参考人』として欲しい」と言っていたそうだ。小川市長は正式に申し入れはしていないと否定していたが・・・・・・。
●現在、多胡容疑者の弁護人(穂積氏)と公社の弁護人(東京の田辺氏・こもだ(?)氏)、群馬銀行の弁護人で被害弁償を含めて協議している。小川市長は「市民に負担をかけないよう、最善の努力をするのが使命」と発言。改めて群銀に対して訴訟を起こすつもりはないと。
●5月29日、容疑者は発覚した事実について「他会計にプールした」と言ったそうだ。
■以上が第1日目の顛末。傍聴したマスコミの談「やる気があるのか疑いたくなる。これではいけない!」

緊急報告→ 18日の百条委員会の茶番劇ぶり

■9時に開始。午前中は安中市関係者の横田氏、石井氏(財政課?)、秘書課長の堀越氏、議会事務局長の渋谷氏、須藤助役、小川市長が「参考人」として出席。午後からは公社関係者として理事の原田市議と事務局次長の高橋氏が「証人」として出席した。次の示すように、中身のうすいやりとりに終始した。
●今年3月31日の分に関しては、変更契約書?(声が小さくて聞き取れず)7枚の中に、多胡容疑者が偽造したものが含まれていた。つまり6枚の変更契約書と1枚の多胡容疑名の偽造文書。そういう状態で市長印が押された。誰がその書類を財政課に持ってきたか、横田氏は記憶がないと言っていた。3月31日分に関しては「弐億伍千」が九百六十一万いくらかに付け加えられていた。これは、数字を書き込むという改ざんではなく、全く新しいものを作ったというもの。
●渋谷議会事務局長は昨日まで議事進行を補佐して百条委員会委員長席の隣に座っていた。今日はいきなり参考人として出席。昨日迄の議論を全て聞いている訳で、そんな人物が参考人として状況を述べている。
●事件発覚前、公社に理事長印使用簿はなかった。

■以上が2日目のあらまし。傍聴した報道陣の感想は「昨日の公社局長の答弁もひどかったが…。警察に資料を持っていかれたので確認できないとか…。今日もみんな声が小さく、よく聞こえない。これじゃ、余りにもお粗末でとても市民に公開などできない、と実感」という。記者もみんなあきれかえっている。

市役所3階ものがたり 百条調査そっちのけの怪文書改ざん騒動

先週11日の臨時議会の前に、市長不信任案提出をめぐり虚々実々の駆け引きがあった市役所の3階で、そうした動きを撹乱する目的でもうひとつのドロ仕合が仕込まれていたことが判明。37億円の真相解明を心待ちにしている市民に、ドロを塗る結果とならねばよいがと、事情通の間で深刻に憂慮されている。
■ことの発端は、臨時議会の前に怪文書が市役所の3階に配布されたことに始まる。選良の控える市役所3階の中にまで怪文書が横行すること自体、およそ普通のジョーシキでは考えられないが、37億円事件が起きた自治体ならば驚くにあたらない、とする冷静(?)な向きもある。
■この怪文書というのが、驚くなかれ7月31口に市内各所のゴミ捨て場などで発見され大騒ぎになった元祖「黒い霧」怪文書の「訂正版」である。元祖怪文書に名前が載っていた人、載らなかった人など、悲喜こもごもの思いがあるようだが、いまだに作成者や配布者については判明していないらしい。
●今度3階で配布された訂正版は一箇所だけフルネームに替えてあったという。前回はゴミ捨て場に針金でくくられていたという怪文書が、今度はちゃんと市役所内にも届けられたというから余計ややこしい!
■訂正版の怪文書を見てフルネームで名指しされた議員が仰天し、早速捜査陣が大挙して12日に市庁舎に入り現場を撮影、指紋をとるなど大騒ぎになった。余りの騒ぎに動転したのか「実は怪文書に手を加えた」という御人が現れ、議長を伴って出頭したので、議会は上へ下への大騒動。改訂版で名指しされた議員は、今度こそ告訴してくれると鼻息荒く、訂正版をつくって持ち込んだ御人の所属する会派では、とりあえず告訴を取り下げてくれと平身低頭。メンツにかけても絶対取り下げないとする名指し議員との間でスッタモンダが続いており、成行きが心配されている。[16日までに告訴状を提出し受理された。怪文書を改ざんした御人は所属会派に16日夜脱会届け。慰謝料で解決をはかろうとする動きもあるらしい]
■百条委員会を控え15日10時、16日9時の各会派会議、10時の会派代表者連絡会議、1時の百条準備会が周到な事前打合せと信じていた市民。実はこのスッタモンダが主な議題と判り肩透かしを食った。
■8月21日の37億円詐欺事件関連の初公判の前にかけ込みでかろうじて間に合れせた恰好の百条調査特別委員会。その権能をフルに活かさねばならないのに議会のこの体たらくぶり!先が思いやられる。
■以上が市役所3階ものがたりの一幕。次々演じられるドタバタ劇に安中市民は只々ヘキエキするばかり。

ここが知りたい(3) 37億円の市民しわ寄せは絶対にゴメン!

市長は「市民には負担をかけないように努力したい」といい、議員にも「市税は法律で決められており直接負担はありえない」などと耳触りのよい言葉を使う者がいる。編されないようにマユを湿す必要あり。
■市税にはいろいろ種類がぁる。この税率は絶対的に決められているのではなく都合で変えられる。税率を上げる場合は正当な理由が必要で、すべて議会の議決を必要とする。「37億円の穴を空けたから市民の皆さん負担して下さい」という値上げ理由は通るわけはないが、「高齢者が多くなったので福祉行政充実のため」などと口実をでっちぁげ、議会で議決すればどうなるか。ノーテンキ議会なだけに余計心配だ!
■時あたかも8月20日号広報おしらぜ版は「より適正な家屋の課税状況を把握するため」に9月中旬~来年2月下旬に市内の全家屋を現地調査する」と報じた。スワッ!37億円穴埋め目的の課税見直しか?
――――――――――
 税   目   / 税 率 の 種 類 /制限税率の有無/現在の税率/摘 要
個人市民税(所得割) 標準税率3~11%    有(1.5倍)  3~11%  23.39億円
個人市民税(均等割) 標準税率1,500円    有(2,000円) 1,500円  ↑
法人市民税(法人税割)標準税率12.7%     有(14.7%)  14.7%   ↑
法人市民税(均等割) 標準税率4万円~300万円 有(1.2倍)  1.2倍   ↑
固定資産税      標準税率1.4%      有(2.1%)   1.4%   ※26.85億円
軽自動車税      標準税率あり      有(1.2倍)  標準税率 1.40億円
入湯税        標準税率あり      無(青天井)  不詳    ↑
都市計画税      標準税率なし      有(0.3%)   0.2%   2.50億円
※固定資産税が1.7%を超える場合は自治省に届出が必要。摘要欄の数字は平成6年度の税収(56.39億円)内訳(市タバコ税2.25億円不含)。市の税収で、いかに固定資産税と市民税の割合が大きいかがわかる。
―――――集会のスケジュール―――――
8月21日(月)午後7:30~旧邸公会堂
8月24日(木)午後7:30~新邸公会堂
8月26日(土)午後8:30~定例集会(中央公民館)
8月30日(水)午哉7:30~伝馬町公民館

**********

【ひらく会情報部・タゴ51億円事件18周年記念調査班】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする