「グランド・ブダペスト・ホテル」「犬ヶ島」のウェス・アンダーソン監督が、フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で働く個性豊かな編集者たちの活躍を描いた長編第10作。国際問題からアート、ファッション、グルメに至るまで深く切り込んだ記事で人気を集めるフレンチ・ディスパッチ誌。編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr.のもとには、向こう見ずな自転車レポーターのサゼラック、批評家で編年史家のベレンセン、孤高のエッセイストのクレメンツら、ひと癖もふた癖もある才能豊かなジャーナリストたちがそろう。ところがある日、編集長が仕事中に急死し、遺言によって廃刊が決定してしまう。キャストにはオーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンドらウェス・アンダーソン作品の常連組に加え、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトらが初参加。(映画.comより)
<2022年1月30日 劇場鑑賞>
私、アートな感性は皆無です。凡人だとの自覚は常に持っているのですが、まぁ派手に宣伝もしていますし、オールスターで楽しそうな上に、パステルカラーがきれいに乗ってる(?)感じだったので、パステルカラーが好きな私は、つい鑑賞してしまいました。結論から言うと「やっぱり理解できなかった」です。
コアの話はどぉってことありません。ある雑誌の編集者が亡くなってしまい、廃刊が決まります。そこで最終号は特集号を組む、それにあたっていろんなライターを集めた。それだけのことです。でも、その集められた面々が個性的過ぎるのです。個性派の最筆頭ウィレム・デフォーがなんだかわからないちょい役だったり、まぁ言い出したらキリがないのですが、個人的に感心したのは、美しいティモシー・シャラメ君が、今回もやっぱりリーダーだったということ。もちろん、チェスの天才とかいう設定なのですが、やっぱり人は見た目が大事なんだな、と再認識した次第です。あと、フランシス・マクドーマンドって、なんで映画内でこんなに若い男と縁があるのでしょうね。現実にはかなり起こりえないと思うようなシチュエイションで、しかもこれが最初じゃないと思うのです。まぁ、若い子は”知性に惚れる”ということはあるのかもしれませんが。(大人だったけど)キアヌ・リーブスの「恋愛適齢期」しかり、マルグリット・デュラスとヤンしかり。
まぁそれでも、場面もよく変わるし、カラフルだったりモノクロだったり、はたまたアニメみたいだったり、話の筋も、展開も、エキセントリック過ぎて、結局よくわからなかったです。豪華俳優陣は、楽しめました。
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