シンガポールを舞台に不動産王の御曹司である恋人と、彼の裕福な一族との間で揺れながら本当の幸せを探す独身女性の葛藤を、アジア系キャストをメインに描いたハリウッド製ラブコメディ。監督は「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」「G.I.ジョー バック2リベンジ」のジョン・M・チュウ。ニューヨークで働くレイチェルは、親友の結婚式に出席する恋人のニックとともにシンガポールへと向かった。初めてのアジア旅行への期待と、初めてニックの家族会うことの緊張感を感じていたレイチェルが出発当日の空港で案内されたのはファーストクラス。ニックはシンガポールの不動産王の超有名一族の御曹司で、社交界の女性たちから熱い注目を集める人気の独身男だったのだ。ニックの恋人としてシンガポールの地に降り立ったレイチェルに、2人の交際をよく思っていないニックの母や家族親戚一同、さらには元カノとの対立と、レイチェルは苦境に立たされてしまう。(映画.comより)
<2019年4月18日録画鑑賞>
すごい映画!storyとしては目新しいものではないと思うのだけれど、とにかくゴージャス!richだからって、ここまでやる?!ってくらい贅沢。贅沢すぎる。貧乏人からすると、richな人ほどこんな生活しないんじゃないかな、とか思いました。いや、その発想自体がそもそも貧弱なのかもしれません。すみません。これだけの人、見たことないもんで(笑)。まぁ映画だからね、突き抜けてナンボなのかもしれませんし、アメリカでは、アジアの金持ちってこういうイメージなのかもしれません。どの家族もあまりに金持ちなんで、その派手さに少し食傷気味になってしまった私でした。
でも、基本は愛を貫く若いカップルのお話です。厳しく見えるお母さん(ミシェル・ヨー)だって、キャリアを捨てて恋愛結婚したのに、古いしきたりに抗えなくて、結局大事な息子を姑に預けることになってしまって、息子(主人公の青年)もそこちゃんと理解しているんだけれど、お互い「一緒にいたかった」と、残念に思っていて・・・みたいな話です。文化的価値観って、本当に強いんですね。誰しも悪意はないのに。
さて、主人公の青年ヘンリー・ゴールディングは最近とても活躍してますね。あれから「ラスト・クリスマス」の予告でも見たし、今公開されている「ジェントルメン」にも出てるじゃないですか!こちらは田舎でも上映されているので、近々見る予定です。また、彼の恋人役で、”大学で一番若い教授”を演じたコンスタンス・ウーは「ハスラーズ」で主役張ってたし、彼女の友人で、富豪のお嬢を演じてたオークワフィナは、もう映画を上げきれないほど見ましたしね。オールスターな映画でしたね。関係ないけど、船上パーティを開いていた御曹司は”弘道お兄さん”に似てると思いました。
映画ですから、もちろんハッピーエンド。あまりに派手なアジア人の描かれ方に、度肝を抜かれた日本人の私ですが、エンターテイメントとしてはよくできていたと思います。ヘンリーやコンスタンスのことは、これからも応援したいと思います。
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