田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow)

2014年07月17日 22時49分32秒 | 日記

 桜坂洋のSFライトノベル「All You Need Is Kill」(集英社スーパーダッシュ文庫刊)を、トム・クルーズ主演でハリウッド実写化。「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の戦いが続く近未来を舞台に、同じ時間を何度も繰り返すはめになった兵士が、幾度もの死を経験し、成長していく姿を描く。戦闘に対して逃げ腰な軍の広報担当官ウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘経験が全くないにもかかわらず最前線に送り込まれてしまい、あえなく戦死。しかし、死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、周囲の時間は戦闘が始まる前に戻っていた。再び戦死するとまた同じ時間に巻き戻り、不可解なタイムループから抜け出せなくなったケイジは、同様にタイムループの経験を持つ軍最強の女性兵士リタ・ヴラタスキに訓練を施され、次第に戦士として成長していく。戦いと死を何度も繰り返し、経験を積んで戦闘技術を磨きあげていくケイジは、やがてギタイを滅ぼす方法の糸口をつかみはじめる。リタ役でエミリー・ブラントが共演。監督は「ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン。(映画.comより)

 

 

 あ~、難しかった(笑)。トムちんがループするっていうのはわかるんだけど、何度も繰り返すうちに記憶が重なるものだからどんどん複雑化して行って・・・。そのうち何が何やらわからなくなったり、同じ場面の繰り返しが続くとつい意識がそれたり。

ま、でもともかく、地球は侵略されてます。それも到底勝ち目のなさそうな、強~い奴に。もう地球、ボロボロ。私なら多分諦めるでしょう。でも、地球軍はしぶとく抵抗しています。

強力なパワードスーツを発明したり、それでちょっと勝ってみたり。で、トムちんはそんな軍隊の広報官です。PRはうまいみたいで、わりと成功しています。そんな中、将軍(ブレンダン・グリーソン)に、突然最前線に出向くよう命令されます。トムちん、激しく抵抗します。当たり前です。人には向き不向きってものがあって、肉弾戦に向いている人と、デスクワークが向く人とが当然存在します。確かに、自分の命のみを惜しむ姿は卑劣ですが、将軍も、こう言う人を最前線に送り込んで、なにかの足しになると思ったのでしょうか。

しかも、自分の意に添わなかったからって、嘘八百並びたてて現地の上司に吹き込んであります。軍隊において上司の命令は絶対だからって、私情に流され過ぎな気もします。

さて、武器を持たされて前線に送り込まれたトムちん。もちろん瞬殺されるのですが、わけもわからず撃った銃に当たった相手が、たまたまリーダー格の生き物で、その血を浴びちゃったトムちんはその能力を受け継ぎ、タイムループを繰り返すことになります。

ずっとあとで知るのですが、時間をコントロールする能力を持つ生き物だったのですね。

記憶を残したまま何度も同じ時間を生きるトムちんは、必然的にリスクコントロールをし、スキルアップもしてどんどん強くなります。かつて同じ能力を持っていたというエミリー・ブラント、地球外生命体の研究者などと組んで、なんとか地球が残ってゆけるように文武両面から画策してゆきます。

どんどん彼が強くなってゆく過程の描き方がうまいですね。それに、エミリーに対する好意も、とても自然で過剰な演出もなく、却って男らしいものでした。

画面がめまぐるしく変わるので少し疲れますが、状況を理解してからの、トムちんの論理的な攻め方と、カッコいいエミリーが魅せてくれるので、だれることなく楽しめます。

しかしトムちん、いつまでもカッコいいなぁ・・・。

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