「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。
ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、「エルヴィス」のオースティン・バトラー、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のレア・セドゥが新たに参加。(映画.comより)
<2024年3月20日 劇場鑑賞>
美しいシャラメ君が最も見栄えのする映画。もちろん、若かりし頃のシャーリー・ウォンカも美しいし、何をやってもきれいなんですが、壮大な景色と相まって、この映画のシャラメくんが一番見栄えがすると思います。
「1」でハルコンネン家によって壊滅させられたアトレイデス家。逃げおおせたシャラメ君と母は、砂の惑星アラキスの先住民フレメンと行動を共にします。彼らになじんでいく中で、やがて母は「命の水」を飲んで教母となり、シャラメ君は戦士としての名を授けられます。教母は胎児(女児)と対話する能力や過去を見る能力があるようです。
そんな中、彼らを壊滅させたウラディミール・ハルコンネン男爵が、甥を後継者に選び、彼が統治にやって来ます。この甥を演じるのが「エルヴィス」で主役を演じたオースティン・バトラー。顔を真っ白に塗ってて、わからないですね。彼がとても強いんです。残酷だし。早く言えば、シャラメ君が力を得て甥と対峙し、政略結婚などの手法も駆使しながら支配者にのし上がってゆく、そんな話です。その過程でギリシア神話のような血縁関係も露わになるのですが。
正直、根幹となるお話は平凡だと思いました。ただ、バックを壮大にしてあるだけです。それでも、女性ばかりの予言者集団や、胎児と会話する教母、愛した人がいながらすっと政略結婚する美しいシャラメ君など、魅力あるキャラクターは満載です。監督、さすがだなぁと思いました。
でも、映画だから画がきれいなのですが、戦ってばかりいる光景に近頃はうんざりすることも多いです。現実とも相まってね。美形は平和でこそ映えるとも思いますしね。「3」では平和に落ち着くのでしょうか。
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