田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

キングスマン(Kingsman: The Secret Service)

2015年10月02日 07時38分28秒 | 日記

 「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファース主演、「キック・アス」のマシュー・ボーン監督&マーク・ミラー原作によるスパイアクション。表向きは高級スーツ店だが実は世界最強のスパイ組織「キングスマン」で活躍する主人公ハリー・ハートをファースが演じ、ハリーに教えをこう若きスパイのエグジーに、新星タロン・エガートンが扮する。その他、マイケル・ケイン、マーク・ストロング、サミュエル・L・ジャクソンらが共演。ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているハリー。ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになる。ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたエグジーをキングスマンの候補生に抜擢する。一方その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタインが、前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。(映画.comより)

 

 

 あ~この映画、英語がもう少し理解できたらもっと楽しめたでしょうね。自分の勉強不足が悔やまれます。コリン・ファースが用いる古典英語はわかりづらいにしろ、ちょっと育ちのよくない若者が使うイギリス英語(まさに現代語)、サミュエルが使う少しユニークなアメリカ英語など、まぁ日本にいてそれだけ深い勉強は無理かもしれませんが、もう少し熱心に勉強できてたらなぁ、と思うと残念です。ちなみに私(と娘)の英会話の先生はイギリス人なので、この映画、バカ受けしていました。

続編もできるんだそうですね。うぅむ・・・どういう展開で始めるつもりなのか、今から興味津々です。

ともかく、007も真っ青な私的スパイ組織が「キングスメン」です。元々、跡継ぎが途絶えた資産家の資産を使った組織だけあって、統括するアーサー(マイケル・ケイン)は貴族だし、秘密兵器も半端ない量、そもそもヘッドクオーターが高級テイラーを装っているのです(これがバレないわけないと思うのは私だけでしょうか)。

冒頭、ある事件でこれから育てていくべき若手スパイが亡くなってしまいます。責任を感じたコリン・ファースは陰ながらその幼い息子を見守っています。そのまま身を持ち崩してしまった母親、恵まれない環境で自堕落に過ごしていた息子(タロン・エガートン)ですが、ある時やんごとなき巡りあわせから、コリンとタロンは対面することになります。

元々親譲りで身体能力が高かったタロン、スパイの見習いとしてスカウトされ、貴族出身の若者もいる中で試練に励みます。この、若者を追いこむ試練の数々は、韓国映画「シュリ」を想起させました。自分が残るためには隣のスカウトをも撃って来た優秀な女性スパイを思い出してしまいました。

後半は、「スタイリッシュなコメディ」と思っていた観客の思いを裏切るように、目を疑うような残忍な描写が出てきます。ちょっと驚きました。もちろん、生々しいことはないのですが、英国紳士と言うにはちょっと・・・(笑)。

まぁそれでもカッコいい英国紳士の映画には違いありません。若いイケメン・タロンからハゲても渋いマーク・ストロングまで、目の保養はバッチリです。クラシックなスーツも決まってる!改めて「やっぱイギリスだよな!」と思ってしまいます。

悪役のサミュエルも、一理ある思考で悪事(?)を計画しているし(それはもちろん許されるものではないが、なるほどと思わせる)、彼は彼なりにスタイルッシュで、秘書の女性も超絶カッコいい。

話はかなりハチャメチャ(?)ですが、楽しめること請け合いです。お勧めです。

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