田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ハードボイルド/新・男たちの挽歌(辣手神探)

2012年09月09日 17時09分18秒 | 日記

 

 1992年の映画。今頃ですが、プレミアム・シネマでやってたので、録画して見ました。

ジョン・ウー監督は、所々で出演もしています。いつもしてます?私が記憶してないだけかな。それとも、私が彼の作品を全部網羅しているわけではないので、知らないだけかな。

ともかく、出てました。しかし、監督は顔が大きいからか、存在感があるんですよね。だから、画面に彼が出てくるだけで、その場の雰囲気をさらってしまいます。結果、「監督がいたなぁ」という印象ばかりが残ってしまうような気がします。

ま、私が未熟なだけかもしれません。

さて、この「男たちの挽歌」では、われらがチョウ・ユンファは刑事です。型破りな熱血刑事。ヤクや銃の取り締まりのためなら、危険も厭わず暴走してしまいます。

結果、彼が行動するたび、犠牲者が出る・・・なんてことになってしまいます。

今回は、潜入捜査官として組織に潜り込んでいた仲間とやりあう結果になってしまい、双方に犠牲者が出てしまいます。ここでのやり手の潜入捜査官(本当に強くて渋かった!でも、やられちゃう)がなぜか日本人・國村隼です。なぜここで一人だけ日本人の起用を?

相棒を殺されたチョウ・ユンファは怒りが収まりません。しかも、潜入捜査官のことは上司も知っていたのです。この上司が、なんかいけすかない奴でした。

一方の悪の組織。ここにも一目置かれている若手がいます。演ずるはトニー・レオン。若い!一瞬誰かわかりませんでした。

そして、話が進んでいくにつれて、このトニーも実は潜入捜査官だということがわかって来ます。

ちょっと待って。トニー、似たような役をやってませんでしたか?随分中年になってから。かぶりますねぇ・・・。

で、既視感のあるお話しが進んでゆき、最後の大団円は激しい銃の撃ちあいです。これが、激しすぎる。場所は病院ですよ。いくらなんでも、撃ちすぎ、人が死に過ぎでしょう。

それまででも、銃撃戦はありました。もちろん、その時点で人は死に過ぎです。でも、この最後の病院のシーンは明らかにやりすぎ。1992年当時はそれで通じたのかもしれませんが、今ならチェックが入るんじゃないですか。

まぁ、「これが娯楽映画だ!」と言われてしまえばそれまでですが。

ところで、チョウ・ユンファが一人残った赤ちゃんを抱いたまま逃げる場面で、ズボンについた火を赤ちゃんのオシッコが消してしまう、そんなシーンがあるのですが、こういうシーンはユンファの他の映画でもあったのでしょうか。

私、この映画は明らかに見てないのに、このシーンのみ記憶にあるんですね。他の映画にあったのか、あるいは家のテレビでかかっていたロードショーの、たまたまそのシーンだけを目にしたのか。記憶があやふやです。

誰か、他の映画にあったかどうか、わかる方がいらっしゃったら教えてください。

あ、そうそう。今は「インファナル・アフェア」やオダギリジョーとの共演作など、いろんな映画で渋くて情に厚い大人の男を演じているアンソニー・ウォンが、器の小さい卑怯なボスを演じていたのが新鮮でした。こんな時代もあったのですね。そりゃそうか。

久しぶりにユンファの映画を見たくなりました。ハリウッドのじゃなくて香港のね。

なんだったかな、自分の撃った弾が、罪のない女性歌手に当たって盲目になってしまったことに、大変な責任を感じて最後まで彼女を守ろうとするお話、ああいうタイプの映画を見直してみたくなりました。チョウ・ユンファ、やっぱりカッコいいわぁ。

コメント
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