ジョージ・ルーカス製作・総指揮 スティーヴン・スピルバーグ監督 ハリソン・フォード カレン・アレン ポール・フリーマン 1981年米
冒険映画の傑作「インディ・ジョーンズ」シリーズ第1作。シリーズ最高作の「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」の3年前の作品である。
タイトルのレイダースは、盗賊のこと。アーク(聖櫃)は、エルサレム神殿に置かれた、モーセの十戒が書かれた石板を収めた箱のこと。このアークは、不思議なエネルギーを持っているという伝説の箱である。
1937年、南アメリカの密林の中で、一触即発の危機を抜けだし、黄金の頭像を手にするところから、インディ・ジョーンズ(インディアナ・ジョーンズ)は登場する。ところが、悪党にその黄金は奪われる。
次のシーンは、大学で考古学の講義を行っているところである。色目を使う女学生がいるところから、女性にもてることが分かる。
考古学の教授でありながら、冒険に身を投げるインディの象徴的な登場である。
その知識と冒険力に目をつけたアメリカ合衆国の政府が、ナチスが狙っているという失われたアーク(聖櫃)の、ナチスからの阻止をインディに依頼する。
インディは、砂漠に隠されているというアークを求めて出発する。
最初に行った先は、アークの鍵を解くブロンズのメダルがあると思われるネパール。
迷宮の街としては、格好の街だ。路地があり蛇がうろつく。
そこにいたのは、かつてのインディの恩師の娘で恋仲だったと思われる女性マリオン(カレン・アレン)。ここで、男勝りで勝ち気な彼女は、酒にまみれた生活を送っていた。
彼女に、「あなたはいつか戻ってくると思っていたわよ」「あなたを恋した私がバカだった」「10年間、こんな山奥暮らしよ」と言わせるところを見ると、インディは10年前にネパールにいたということである。
彼女は、さらに言った。
「父は言っていたわ。あなたは永遠の放浪者だと」
インディの、過去と性格が次第にはっきりとしてくる。
そのマリオンと、インディが次に飛んだところが、アークがあるとされるエジプトのカイロ。ここは、砂漠が広がり、現代でも発掘が続けられている未知の地だ。
そこでインディが見たものは、既にナチスがアークを求めて発掘調査を行っている姿だった。
インディはナチスを出し抜いてアークを発見するが、ナチスによって離れ小島に持ち運ばれる。インディとマリオンは、アークを求めて島へ追いかける。
そして、最後にアークの不思議な力の秘密が明かされる。
この映画では、インディ・ジョーンズのキャラクターが描き出されていて、その後の、「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」(1984年)「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」(1989年)の、エッセンスが収められていると言っていい。
時代は、第2次世界大戦前夜の1930年代後半。帝国の侵略が横行した混迷の時代である。
インディは、伝説の秘宝を探し求めることになる。
舞台は、冒険に格好の、密林、路地のある街、砂漠と、南米、アジア、アフリカと、迷宮都市を駆けめぐる。シリーズ作品によっては、ヨーロッパも登場する。
蛇と鞭も、その後のインディ映画に欠かせないものとなった。
飛行機、馬、車のデッドヒートなど、チェイスの見せ場は盛りだくさんである。
インディの冒険に付きあわされるヒロインも、毎回見ものである。
今年2008年に、19年ぶりにシリーズ映画第4作、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が公開された。
冒険映画の傑作「インディ・ジョーンズ」シリーズ第1作。シリーズ最高作の「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」の3年前の作品である。
タイトルのレイダースは、盗賊のこと。アーク(聖櫃)は、エルサレム神殿に置かれた、モーセの十戒が書かれた石板を収めた箱のこと。このアークは、不思議なエネルギーを持っているという伝説の箱である。
1937年、南アメリカの密林の中で、一触即発の危機を抜けだし、黄金の頭像を手にするところから、インディ・ジョーンズ(インディアナ・ジョーンズ)は登場する。ところが、悪党にその黄金は奪われる。
次のシーンは、大学で考古学の講義を行っているところである。色目を使う女学生がいるところから、女性にもてることが分かる。
考古学の教授でありながら、冒険に身を投げるインディの象徴的な登場である。
その知識と冒険力に目をつけたアメリカ合衆国の政府が、ナチスが狙っているという失われたアーク(聖櫃)の、ナチスからの阻止をインディに依頼する。
インディは、砂漠に隠されているというアークを求めて出発する。
最初に行った先は、アークの鍵を解くブロンズのメダルがあると思われるネパール。
迷宮の街としては、格好の街だ。路地があり蛇がうろつく。
そこにいたのは、かつてのインディの恩師の娘で恋仲だったと思われる女性マリオン(カレン・アレン)。ここで、男勝りで勝ち気な彼女は、酒にまみれた生活を送っていた。
彼女に、「あなたはいつか戻ってくると思っていたわよ」「あなたを恋した私がバカだった」「10年間、こんな山奥暮らしよ」と言わせるところを見ると、インディは10年前にネパールにいたということである。
彼女は、さらに言った。
「父は言っていたわ。あなたは永遠の放浪者だと」
インディの、過去と性格が次第にはっきりとしてくる。
そのマリオンと、インディが次に飛んだところが、アークがあるとされるエジプトのカイロ。ここは、砂漠が広がり、現代でも発掘が続けられている未知の地だ。
そこでインディが見たものは、既にナチスがアークを求めて発掘調査を行っている姿だった。
インディはナチスを出し抜いてアークを発見するが、ナチスによって離れ小島に持ち運ばれる。インディとマリオンは、アークを求めて島へ追いかける。
そして、最後にアークの不思議な力の秘密が明かされる。
この映画では、インディ・ジョーンズのキャラクターが描き出されていて、その後の、「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」(1984年)「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」(1989年)の、エッセンスが収められていると言っていい。
時代は、第2次世界大戦前夜の1930年代後半。帝国の侵略が横行した混迷の時代である。
インディは、伝説の秘宝を探し求めることになる。
舞台は、冒険に格好の、密林、路地のある街、砂漠と、南米、アジア、アフリカと、迷宮都市を駆けめぐる。シリーズ作品によっては、ヨーロッパも登場する。
蛇と鞭も、その後のインディ映画に欠かせないものとなった。
飛行機、馬、車のデッドヒートなど、チェイスの見せ場は盛りだくさんである。
インディの冒険に付きあわされるヒロインも、毎回見ものである。
今年2008年に、19年ぶりにシリーズ映画第4作、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が公開された。