やり残した事が沢山あるのに新たな年が始まった。
長崎では元旦の朝からおせち料理を頂くが帯広では
年取りと言って大晦日からお雑煮を食べ、つまり一日前倒し。
子供たちも時期をずらして帰省するので食べる分だけを
おせちもどきで作ることに。羽子板を描いた器や貝の形の取り皿、
輪島の漆器を使うと気分だけでもお正月らしくなる。
何はなくてもまずは一番出し。たっぷり作って雑煮、煮しめ、
ピクルスにも使う。きんとんは百合根を使いそれはそれは
純白で口当たりのいい一品に。なますにはプラムを加え酢ハスは
白ワインとにんにくでピクルスに。ごぼうは素揚げし香りを楽しむ。
海老の酒蒸しは本を参考に生姜と山椒で味付け。
重箱を全部埋めなければと思うと大変だけどこんな料理なら
食卓も賑わいご馳走風になる。