以前、麻酔をしないで虫歯の治療をするという内容のブログを書きました。
http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080227
すると、、、、。
「歯医者の麻酔が嫌」で検索している人が多く見受けられました。
私も検索して色々見てみましたが、やはり「麻酔が嫌」な人は多いですね。
しかも「虫歯を削るのが嫌」な人はさらに多いみたいです。(削るのが嫌な気持ち
はよくわかります。)
歯科受診においての悪循環とは、、、、、、
歯がしみる(虫歯だとは限りません。知覚過敏かもしれません。)
↓
歯医者が怖いから我慢してみる
↓
しみるのがおさまる(歯の痛みは続かないものです。)
↓
またしみる(この時点での来院をお勧めします。)
↓
歯医者が怖いから我慢してみる
↓
しみたりおさまったりを繰り返しながら半年は様子をみてみる
(虫歯の場合はこの半年で進行しています。)
↓
前より強くしみる(この時点で虫歯の可能性が高くなります。)
↓
ここまで我慢したのだからもう少し我慢してみる(この気持ちはよくわかります。)
↓
さらに1~2ヶ月様子をみてみる
↓
眠れないくらい激痛になる
↓
歯医者に行かざるを得なくなる
↓
「虫歯が神経に達しているので、神経を取らなければなりません。」と言われる。
↓
歯の神経を取る
↓
ますます歯医者が嫌いになる
よくあるパターンです。
2回目にしみた時に受診すると神経を取ることはまずありません。また知覚過敏
と診断されて治療しないこともあります。
さて、この悪循環から抜け出すためには、、、、、、
痛くないときに歯医者に行ってください。
受診する歯科医院は、親、兄弟、友人、同僚、近所の知り合いにお勧めの
歯科医院を紹介してもらってください。
インターネットでの口コミ情報もたくさんありますが、人づての口コミが一番だと
思います。
来院理由は「健診希望」、「クリーニング希望」、「歯のことで相談したい」、「最近
調べてないから」、など何でもいいと思います。
健診ではレントゲンを撮って隅々までチェックしてもらってください。
レントゲン検査で虫歯や歯周病が見つかっても、、、、、、
治療したくなければ、「すこし考えさせてください。」と言えば良いのです。
これは痛くないときにしか言えない言葉です。
痛いときには患者さんに選択権がありません。(痛くても治療しないという選択も
ありますが。)
そして「どういう治療が必要か」「治療をしないとどうなるか」などを聞いて、どうする
か判断してください。
疑問を感じたら別の歯科医院で意見を聞く手があります。(セカンドオピニオン
です。)
本当に悩んだら3軒くらい歯科医院を受診してもいいと思います。(今はネットでも
十分調べることができます。)
そして治療をしないことを選択したとしても、歯がどういう状態か把握していれば、
痛くなった時にすぐ行くべきかどうかもわかります。
こうやってお気に入りの歯科医院が見つかれば、2回目にしみた時に歯医者に
行けるようになるかもしれません。