歯の根の先に膿がたまることがあります。
http://www.obatadc.sakura.ne.jp/rct.html
虫歯がひどくなった場合、知覚過敏が進んで神経が死んでしまった場合、歯にヒビが入って神経が死んでしまった場合、歯の神経を取った後数年たって感染してしまった場合、などがそれに当たります。
通常はデンタルX線写真という小さい範囲のレントゲンで膿の範囲を確認します。
向かって一番左の歯の根の先に膿があります。レントゲンで黒く写っています。
このレントゲンでは一方向からしか、歯の状態を確認できません。
この歯には神経の通る穴が3本あるのですが、どの穴が感染しているのかはこのレントゲンではわかりにくいです。
そこで歯科用CTの出番です。
レントゲンとは90度異なる角度から見たCT画像です。
根の先に二つ黒い部分があります。
結果的に3つのうち2つの歯の根が感染していることがわかりました。
治療を行うにあたって、どの根が感染しているか把握していると治療の目的が明確になります。
以前は大きな病院でしか撮影できなかったCTが一般歯科医院でも撮影できるようになりました。
条件が揃えば保険で請求できる場合もあります。
歯科医用CTによって診断力は大幅にアップします。
小幡歯科医院