これは2008年に書いたジルコニアという硬いセラミックについての記事です。
まだ、新しい材料が信用できるものかわからないと書いています。
そして、2015年にジルコニアは信頼するに足る材料であると実感している記事です。
ジルコニアブリッジ - 小幡歯科医院歯科話 (goo.ne.jp)
2022年現在、前歯奥歯問わずジルコニアを多用するようになりました。
機能的にも審美的(見た目)にも確実な予後(将来の経過)が見込まれるようになったからです。
金属を使用した歯が一般的でなくなった現在、ジルコニアが長くもつという点で確実な材料として、主流になりました。
唯一の欠点は硬すぎるということです。
硬くて割れる心配が少なくなったセラミックと言えるのですが、天然の歯よりも硬いことは状況によっては欠点となります。
それは、弱い歯にとって硬い歯を装着することは、その歯自身にとってダメージになる可能性を秘めるということです。
硬い義歯を入れることで、弱い歯がその硬さについていけず、さらに弱くなってしまう危険があるのです。
ジルコニアを治療に選択する場合は、その歯が丈夫であることが条件となります。
小幡歯科医院