小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

プラスチックの黄色くなるのを脱色

2010-11-28 06:38:00 | ホワイトニング

               

プラスチックとは歯科用の詰め物(レジン)のことです。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080315

            

レジンには水を吸う性質があるために数年経つと変色するという欠点があります。

               

具体的には、白く詰めたものが黄色~茶色になってしまいます。

                    

詰め替えればすぐにキレイにはなりますが、そのままで色を改善させたいという

要望もあります。

                     

通常はクリーニングによって色は改善します。

               

それでもダメな場合は、研磨といって強く磨きます。

                   

これでもキレイにならない場合は詰め替えるしかありませんが、最近

ホワイトニングを行うとレジンも白くなることがわかりました。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20090410

                           

これらを試してみて色が改善しない場合は詰め替えの適応になります。


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初期の虫歯を歯磨きで治す

2010-11-24 06:33:00 | 予防

              

初期の虫歯を歯磨きで治すことはできるのでしょうか。

                     

治すことはできませんが進行を止めることはできる、というのが答えです。

                     

歯磨きによるプラークコントロールと食生活の見直しによって虫歯の進行を

止めることは可能です。

            

ちょっと食生活についてまとめてみましょう。

                        

虫歯を予防する食生活とは

               

食事時間を規則正しくする

間食をしない

だらだら食いはしない

甘いものの量を減らす

甘いものは食後のデザートとして一回の食事時間内に食べる

歯を溶かす酸味のある食べ物に注意する

よく噛む

               

              

このブログで何度か話している内容ですが、これらをすべて全うすることは

不可能です。

         

自分の生活習慣においてできる範囲で、できることを導入すればそれだけで

虫歯になるリスクが減ります。

              

虫歯で困っている方は、歯科医院で相談して自分の食生活を見直してみましょう。


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食いしばりの治療薬

2010-11-20 06:15:00 | 医科と歯科

                  

歯ぎしりや食いしばりを薬で治せるのでしょうか。

              

答えはNoなのですが、一応どのような薬が実際に使われているのかお話し

ます。

              

歯科で歯ぎしりや食いしばりに対して薬を処方することはほとんどありません。

            

よく医科に顎関節症の患者さんが訪れた時に薬を処方されることがあるので、

それについて解説します。

            

                    

まずは精神安定剤です。

                    

歯ぎしりや食いしばりは気持ちが興奮状態にある時にひどくなりますから、精神を

落ち着かせるために処方します。

              

また精神安定剤には筋肉をリラックスさせる作用もありますから、それが顎周りの

筋肉の緊張を和らげます。

               

            

そして筋弛緩剤です。

       

これは直接筋肉をリラックスさせるもので、肩こりの薬にもなっているものです。

                 

                         

最後に消炎鎮痛剤です。

               

これは一般的な痛み止めのことで、歯ぎしりや食いしばりによって顎周りに痛みが

生じている場合に処方されます。

            

                           

つまり、精神安定剤、筋弛緩剤、消炎鎮痛剤が歯ぎしり食いしばりに対して処方

される薬です。

                              

ただし、当院で薬を出すことはありません。


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果糖は虫歯にならない?

2010-11-16 00:48:01 | 虫歯

                 

果糖は果物に含まれている糖分です。

                     

糖分なので虫歯の原因になる可能性はあります。

             

ただ、天然の食べ物は何故か虫歯になりにくいという傾向があります。

                

虫歯の圧倒的な原因となるのは精製した砂糖です。

                               

ですから果物は虫歯の原因にはなりにくいと言えるでしょう。

                

                 

ちなみに果物の中でも柑橘類には酸が含まれています。

                

食べていてすっぱさを感じるレモンやみかん類には、虫歯とは異なる酸蝕症の

危険があります。

              

虫歯ではなく酸によって歯が溶ける状態です。

               

ですが毎食のようにすっぱい果物を食べ続けない限り、

歯が溶ける心配もほとんどありません。


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ブリッジでガムを噛む

2010-11-11 07:47:00 | ブリッジ

                           

ブリッジは多少歯に無理のある設計をします。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20081021

              

ガムを噛んでもよいのでしょうか。

                

本音ではやめて欲しいところです。

                   

ガムなんてやわらかいものですから「何故ダメなんだ。」と思われるでしょう。

                  

理由はガムを噛むことは歯ぎしりをすることである、からです。

            

               

私達歯科医は歯ぎしりに悩まされます。

             

といっても家族のではなく、患者さんの歯ぎしりに、です。

         

実は歯ぎしりは歯科の万病の元になります。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html

              

ですからブリッジという歯に無理をかける繊細な治療の後には、ガムは

控えていただきたいと思っています。

                   

でも丈夫な歯に丈夫に作製されたブリッジならガムを噛んでも大丈夫なのですが


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生まれつきの能力

2010-11-08 06:51:00 | 虫歯

                

唾液の緩衝能は、お口の中が酸性になって虫歯ができる状態になった時に

中性に戻す機能です。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20071107

                

誰でも神から与えられた天然の虫歯予防機能です。

                 

この唾液の緩衝能が高いと虫歯になりにくくなります。

            

甘いものをいくら食べても、歯磨きを全然しなくても虫歯にならない人はこの

機能が生まれつき優れている可能性があります。

                      

           

この虫歯予防能力は生まれついたもので、後天的に高めることができません。

                      

緩衝能が低い人は一生低いままです。

                    

その場合、唾液の効力をいかすためにはよく噛んで唾液の分泌を促すしか

ありません。

               

たとえ緩衝能が低くてもよく噛むことは虫歯の予防に効果があります。

               

よく言われることですが、よく噛んで食べましょう。


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ぶつけて歯がぐらぐらしたのは自然と治るか

2010-11-05 06:52:00 | かみ合わせの治療

                         

歯をぶつけてしまった場合、ほうっておいて自然に治るものなのでしょうか。

                   

ぶつけ方によりますが、自然に治ることも多いです。

                        

ただ、まれにほうっておいたら抜歯になってしまうことがあります。

                  

歯をぶつけてしまった場合に歯が元の位置からずれてしまうことがあります。     

                    

これを歯牙脱臼といいます。

                 

この場合適切な処置(ずれた歯を元に戻す治療、咬み合わせの治療)を

行わないと危険です。

             

                         

脱臼している場合は

            

歯が浮いている

噛むと痛い

歯ぐきが腫れている

ぐらぐらがとまらない

               

などの症状が続きます。

                        

これを放置しておくと抜歯になってしまうのです。

                     

歯をぶつけた場合はレントゲンを撮って異常が起きていないかどうか調べる

必要があるため、必ず歯科医院を受診しましょう。


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妊娠性歯肉炎

2010-11-01 06:11:00 | 医科と歯科

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