小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

悪玉コレステロールは本当に悪いものなのか!?

2014-01-31 06:51:00 | 栄養

コレステロールには善玉と悪玉があります。

 

 

しかしこの区別はまったく意味をなしません。

 

 

コレステロールは単独では血液中を動けないのでリポタンパク

というタンパク質の船に乗って血液の中を移動します。

 

 

善玉と呼ばれるHDLは、コレステロールを肝臓に戻す働きをする

リポタンパクです。

 

 

悪玉と呼ばれるLDLは、コレステロールを肝臓から全身に送る

働きをするリポタンパクです。   

 

 

 

なぜ悪玉という名がついたかというと、動脈硬化の原因となる

血管の中にこびりついたコレステロールがLDLからくるもの

だからです。

 

 

HDLはそのこびりついたコレステロールを回収する働きが

あるので、血液をサラサラにする善玉とされています。

 

                

しかし、LDLそれ自体は悪さをしないのです。

 

 

 

LDLは「酸化」されてはじめて血管の内皮細胞にコレステロールを

溜めるのです。

 

 

LDLコレステロールの誤解を晴らそう」                           

http://togetter.com/li/581330 

 

 

 

これは新潟県の歯科医、吉岡 秀樹先生がLDLの真実について

まとめたものです。

 

 

LDLは悪玉でもなんでもなくとても重要な働きをしています。

 

 

薬でLDL下げることにはたくさんの弊害があります。

 

                                  

次回では具体的にLDLが悪者にされた経緯をお話ししましょう。 

 


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コレステロールは悪いものなのか!?

2014-01-28 06:57:00 | 栄養

まず最初はコレステロールについてです。

 

どうも、コレステロールは世の中で悪者扱いされているようですね。

 

コレステロールが溜まると血管がつまって脳梗塞や心筋梗

塞になる危険があるなどと思っていませんか?

 

 

これはまったくの誤解です。

 

 

コレステロールは悪者ではなく、体にとってとても重要な物質です。

 

 

具体的には、コレステロールは体内の細胞の膜をつくる原料

であり、ステロイドホルモンや性ホルモン、そしてビタミンDの

材料でもあります。

 

 

ですからコレステロールが不足すると体の機能が維持できにくく

なり、極端に低くなると癌になる危険もあるそうなのです。

 

 

 

しかも、コレステロールが高い方が長生きするというデータも

あるそうです。

 

 

これほど体にとって大切なコレステロールがなぜ悪者にされて

しまったのでしょうか。


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薬を飲むと歯周病になる!?

2014-01-24 23:41:11 | 医科と歯科

お医者さんで薬をもらって飲んでいる方はたくさんいます。

 

 

特によく出されている薬が

 

コレステロールを下げる薬

 

血圧を下げる薬

 

血糖値を下げる薬

 

です。

 

これらは高脂血症、高血圧症、糖尿病という生活習慣病の

ために処方される薬です。

 

 

そして、これらの薬を服用することで歯周病が悪化してしまう

ことがあります。

 

 

ですから、歯医者としましてはこのような薬を飲まないように

日頃から心がけて欲しいと思っています。

(心がけることは今後お話ししていきます。)

 

 

以前にもお話ししましたが、生活習慣病は生活習慣を改善する

ことによって治る病気です。

 

 

とくに、食事を変えることで治すことができます。

 

 

今回から、メタボリックシンドロームの一環であるこの3つの

生活習慣病について説明していきます。


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歯磨きはいつするか?

2014-01-08 06:18:00 | 予防

最近は、歯磨きをしっかりする方が多いので「歯磨きはいつ

したらいいですか?」という質問を受けることは少なくなりました。

 

歯磨きは食後に、と考えている人が多いのではないでしょうか。

 

 

まず一つ覚えておいていただきたいのは、「食べた後は口の中が

酸性になっていて、歯磨きで歯が削れる可能性がある」ということ

です。

 

 

食べた後に口の中が酸性になって、この酸によって虫歯ができます。

 

この酸性になっている間に歯を磨いた方が虫歯になるのを防げ

そうですが、かえって歯を傷つけることになりかねません。

 

 

ですから、逆説的に「食前に歯を磨く」という考え方があります。

 

 

特に、寝ている間に口の中の細菌の動きは一番活発になるので、

「朝食前に磨く」ことが有効になります。

 

 

また、睡眠時の口の中の細菌を少なくするために「寝る前に磨く」

ことも有効です。

 

 

そういう意味で、歯磨きは食後にとらわれず一日に1回以上しっかり

と磨きましょう。

 

 

特に、寝る前後を重点的にしましょう。


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