小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

ハイブリットセラミックの修理

2021-08-31 08:02:04 | 歯科材料

ハイブリットセラミックは修理ができることがメリットです。

 

柔らかいセラミックならではのメリットです。

 

ちょっと欠けたくらいであれば、その場ですぐに修理ができます。

     

大きくかけた場合は型を取って修理することになり、2回かかります。

   

実際の症例で見てみましょう。

 

一番右の歯がハイブリットセラミックです。

 

3年経って、セラミックが割れてしまいました。実は歯も欠けていて根元に近いところから欠けています。歯が割れないように柔らかいハイブリットセラミックを入れたのですが、その目的は果たせませんでした。ただし、金属であればもっとひどく歯がわれていたかもしれません。そういう点では、ハイブリットセラミックは歯に優しく、歯を守ると言えるでしょう。

 

修理のためにさらに歯を削りました。

 

割れた部分と削った部分に新たにハイブリットセラミックをつけて、修理完了です。

 

理論上、最初にハイブリットセラミックを装着した状態と同じになっています。

              

修理ができるといっても、割れた範囲がこれくらいが治療できる限度です。

 

これ以上われてしまったら、一から治療のやり直しとなります。

 

 

 

小幡歯科医院

目黒駅 品川区 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)


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ファイバーコアのトラブル

2018-12-07 00:25:56 | 歯科材料

「ファイバーコアのデメリット」という、こちらの記事がよく読まれています。2010年5月の投稿です。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/e528d509c94466fa43afcd15859e2a4e

                

          

「ファイバーコアは金属の土台(メタルコア)に比べて、取れやすいというリスクがある」と語っています。

                  

もうファイバーコアを使うようになって10年以上が経ちました。

                  

そして何例かトラブルも経験しました。

               

やはり一番のトラブルは、ファイバーの土台ごと歯が取れることです。

                 

                   

実際の症例をご紹介しましょう。

                      

ファイバーコアを用いてセラミックの歯をいれました。

             

              

5年後、ファイバーコアごと歯が取れてしまいました。

           

取れた歯をそのまま元に戻せる場合もありますが、今回は一からやり直しました。

              

隣の歯が欠けていますが、そのままでやり直しました。

                

                    

                  

             

次もファイバーコアが取れた症例です。

 

歯が折れてしまったので、ファイバーコアを土台にして治すことになりました。

              

                   

ホワイトニングをしてセラミックの歯が入ったところです。

                 

                    

7年後、ファイバーコアごと歯が取れてしまいました。

        

こちらは中でファイバーコアが折れていたので、やり直すしかありませんでした。

          

ファイバーコアを入れ直して、セラミックの歯を作り替えました。

        

歯ぐきを切っているので、以前よりも歯が長くなっています。

                    

             

ファイバーコアの最大の欠点である、「取れてしまう恐れ」のトラブルでした。

          

しかし、もしも金属の土台を入れていたら歯が割れていたかもしれません。

           

歯が割れてしまえば抜歯を考えなければなりません。

           

取れてしまっても歯が割れる可能性の低いことはファイバーコアのメリットといえます。

              

          

ところが、ファイバーコアを用いたのに、歯が割れてしまった症例もあります。

             

歯が欠けてしまったので、ファイバーコアを入れて、ハイブリットセラミックの歯を作りました。

               

             

3年後、歯の根が割れてしまいました。

       

歯が割れないようにファイバーコアとハイブリットセラミックを用いたのに、根が割れてしまいました。

             

歯が欠けた時に、すでに歯の根にもヒビが入っていたのかもしれません。

      

金属の土台を用いていても同じ結果になっていたでしょう。

              

割れた歯を接着剤でくっつけてもとに戻しました。

             

この症例はうまくいきましたが、必ず成功する治療ではありません。

            

                        

ファイバーコアも万全ではありませんが、歯を壊さないという点に関しては金属よりも確実にメリットがあります。

               

               

今後も、歯を守るためにファイバーコアを積極的に使っていくつもりです。

                

             

                    

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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金属からジルコニアに

2018-06-30 08:43:49 | 歯科材料

時代は変遷します。

 

大学を卒業して27年経ちましたが、技術革新と材料の進歩には目覚ましいものがあります。

 

以前は、奥歯は金属が主流でした。中でも金合金、言わば「金歯」がもっとも優れた歯科材料でした。

 

現在は金歯を使うことがほとんどなくなりました。材料費が高くなるのと見た目の問題で嫌われるようになったからです。

              

そして、奥歯も白い歯で治療することが一般的になりましたが、それにより問題もかかえることになりました。

 

白い歯にはセラミックを用いるのですが、セラミックは割れる危険を持ち合わせます。

              

特に噛む力が強い人にセラミックをいれると、割れるというトラブルが生じることはよくあります。

            

そこで、割れない白い材料、ジルコニアが登場したのが10年前です。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080310

              

そして、3年前から私もジルコニアを治療に取り入れるようになりました。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/5a251d9508cac78101fea29d926a090a

 

昔金属で行っていた治療はすべてジルコニアに置き換えることができます。

             

患者さんの「白くしたい」という要望に完全に答えることができるようになりました。

           

もちろん、昔ながらの金属を用いた治療の方がいい時もあって白い歯をお勧めできない場合もあります。

                 

選択肢が増えたという点で、技術革新の恩恵はとても大きいです。

              

               

小幡歯科医院

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差し歯が取れないようにするには

2010-05-26 09:37:00 | 歯科材料

             

実は「差し歯」という言葉は死語で、現在行われていない治療です。

               

差し歯とは文字通り、歯の根に義歯を差し込む治療です。

                  

現在では歯の根に土台(金属やファイバー製)を差し込んでから、義歯

(セラミックや金属製)をかぶせるという二重構造の治療をします。

           

それでも差し歯という言葉が世に広く知れ渡っているので、かぶせる治療一般

を「差し歯」と表現しています。

                  

さて、この差し歯は長年使用していると取れることがあります。

              

10年以上使用してから取れる場合は良いのですが、2~3年で取れてしまえば

歯科医院の信用にかかわります。

                     

長く持てば歯科医院は信用され、患者さんは満足し、良いことづくしです。

                    

その条件は大きく以下の3つです。

                     

適合

咬み合わせ

接着

                  

歯に精密に適合した義歯をつくり、咬み合わせを適正に設定し、強い接着剤で

歯に装着する、ことが大切です。

              

このうちどれかがおろそかになると「差し歯」の寿命は短くなります。


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ファイバーコアのデメリット

2010-05-03 09:05:00 | 歯科材料

 

            

                   

ファイバーコアは「歯の根の土台」として使用する材料の名称です。

                 

グラスファイバーを主成分とした比較的新しい材料です。

    

従来は金属を土台として使用していたのですが、それに取って代わるものとして

開発されました。

                 

ファイバーコアの一番のメリットは歯の根にヒビが入ることを防止する

材料であることです。

              

歯よりも硬い金属を土台に使用すると、歯の根にヒビが入ってしまう危険があり

ますが、それを歯よりもやわらかい材質のファイバーコアによって防ごうという

ビジョンです。

               

            

そのファイバーコアにも欠点はあります。

                      

歯にヒビが入らないようにする代償に何が失われたかといいますと、、、、、

                

金属にくらべれば取れやすいということです。

                       

ファイバーがしなる分、つける接着剤がはがれるリスクが生じるのです。

                     

ただし、近年の接着剤にはかなり接着力がありますので、めったなことでは

外れないようになりました。

            

 

 

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セラミックは高くすることが可能か?

2010-03-17 09:54:00 | 歯科材料

            

                     

咬み合わせの調整というのは、通常「削る調整」を意味します。

                

これに反して「盛り足す調整」という方法もあります。

                         

歯科医院では盛り足すことは容易ではないので、削る調整が主になります。

               

そのため、義歯は少し高い状態で完成させお口の中で確認しながら削って調整

するようにしています。

                   

                      

もし低い状態でできあがった義歯は盛り足さなければなりません。

               

                   

そういう場合、金属もセラミックも盛り足すことができます。

                         

ただし、お口の中ではできません。

                   

高温(1000℃以上)で処理しなければならないからです。

                       

ですから、金属やセラミックはお口の中に入れてからは盛り足すことができません。

                       

唯一「ハイブリットセラミック」という材質はお口の中で盛り足すことができます。

                   

専用の光を当てて盛り足すことができるので、お口の中でも操作が可能なのです。

                      

           

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ファイバーコアの限界

2010-02-01 09:26:00 | 歯科材料

材質的に優れているファイバーコアにも限界はあります。

(「ファイバーコアの欠点」という表題にしようとしましたが、とくに欠点や短所は

見当たりませんでした。)

                

土台として使う時に、歯がある程度残っていないとファイバーコアは適応外になり

ます。

                

歯の根に差すだけではファイバーコアは土台として弱いです。

(土台として使用することは可能ですが、長くもたない可能性があります。)

               

ファイバー以外に歯で支える部分を必要とします。

                  

これはファイバーがしなる材料のため、歯で支えないと接着剤がはがれてしまう

からです。

 

                  

「接着剤がはがれる」ことは、「歯が取れてしまう」ことや「虫歯になってしまう」

ことにつながります。

                    

歯が少なくなって、ほとんど根だけの状態になっている場合は従来どおりの

金属の土台の方が安定します。

 

                   

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アロンアルファ

2009-05-07 09:41:00 | 歯科材料

                  

詰め物や差し歯が取れた時に、多くの人がアロンアルファでつけるようです。

              

もちろんすぐに歯科医院に行けばよいのですが、週末だったり夜間だったり旅行

先だったりすぐに来院できない場合もあります。

                  

そんな時一般で手に入る接着剤といえば「アロンアルファ」でしょう。

                

                

本当はアロンアルファでつけてしまうと義歯を治療しなおすことになってしまうこと

が多いのでお勧めできないのですが、どうしようもない時もあると思います。

                

できれば取れたままの状態で歯科医院にもって行った方が、うまくつけなおすこと

ができます。

                

なお、歯科用のアロンアルファはありません。

              

             

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アマルガム

2009-03-10 09:21:00 | 歯科材料

最近はあまり使用されなくなりましたが、アマルガムという歯科材料があります。

          

銀とスズの合金に銅や亜鉛を添加して、水銀で練った詰めものです。

             

アマルガムはコストの安い材料で現在でも保険適応ですが、使用している歯科

医院は少ないです。

                  

何故使用されなくなったかというと、水銀が含まれているからです。

               

実は水銀を使用していると虫歯の再発が抑えられます。

             

水銀の毒が虫歯菌を殺してしまうからです。

                     

ただ、虫歯を抑える水銀は体にも良くありません。

              

ですから、今後アマルガムを使用することはなくなるでしょう。

           

            

問題は昔の治療でアマルガムを詰めている方です。

                 

アマルガムは良くない材料だから積極的に除去して無害な材料で治療し

なおすべきだ、という意見があります。

               

ただ、アマルガムを長年歯に詰めていても何も問題が起きていない方も

いらっしゃいます。

                     

アマルガムを見つけ次第除去してレジンやセラミックで治療しなおすべきだ、

というのも極論のように思えます。

             

歯科医とよく相談してアマルガムをどうするか決めましょう。


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歯につける銀歯の接着剤

2009-01-30 09:37:00 | 歯科材料

歯科では義歯(銀歯、金歯、セラミックなど)を歯につけるのに「セメント」という

材料を用います。

              

セメントには用途にあわせて様々な種類があり、同じ種類のセメントを色々な

メーカーが出しているので多くのセメントが存在しています。

         

              

その種類とは

         

どういう材質(金属、セラミック、プラスチックなど)となじみが良いか

どれくらいの強さで歯に接着するか

使い勝手が良いか

つける時に固まるのが早いか遅いか

つけた後に噛んでも壊れにくいかどうか

だ液で溶けないかどうか

汚れがつきにくいかどうか

コスト

           

などによって決まり歯科医の好みで決めている部分もあります。

          

             

良いセメントとは

           

使い勝手が良く

歯に強く接着し

長期使用に耐えて

コストがかからない

                  

ということなのですが、これをすべて網羅する材料はありません。

                  

完璧な材料はなかなか存在しないものです。

               

その時々のニーズにあわせて選択しています。

           

              

小幡歯科医院

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ハイブリットセラミックが変色したら

2008-12-15 09:33:00 | 歯科材料

         

                  

ハイブリットセラミックは純粋なセラミックに比べると変色する可能性があります。

                  

お茶、コーヒー、ワイン、タバコなどで歯は変色します。

            

天然の歯でさえも変色します。

              

天然の歯よりもセラミックの方が変色しません。

             

ハイブリットセラミックはプラスチックの成分が含まれているため、天然の歯よりも

変色します。

                

                      

つまり、変色しにくい順番は

         

セラミック、天然歯、ハイブリットセラミック

          

です。

               

                  

ハイブリットセラミックは変色する可能性があるので(日頃の食生活、喫煙の有無

によって大きく異なります。)、専用のクリーニングキットがあります。

                 

ハイブリットセラミックが変色したら、クリーニングをしてキレイにします。

         

               

小幡歯科医院

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ジルコニア

2008-12-01 09:00:00 | 歯科材料

先日歯科医師会の講習会があり、テーマは「ジルコニアセラミック」でした。

              

現在もっとも流行っているテーマです。

               

講師は東京医科歯科大学の「口腔機能再構築学系摂食機能保存学講座」の

三浦 宏之教授でした。

                   

           

ちなみにこの意味不明の講座名は大学が独立行政法人になる時に付いた

名称です。

               

それまでは「歯科補綴学第2講座」というスッキリとした名だったのですが、何故か

このようなわけのわからない名称になりました。

                   

ちなみに私の所属していた「口腔外科学第2講座」は「口腔機能再構築学系口腔

機能再建学講座」という名称になりました。

                   

                  

余談はこれくらいにして、大学では5年前からジルコニアセラミックを使用している

そうです。

                

セラミックの土台としてジルコニアは優れているようです。

              

予想よりも早く臨床応用できそうです。

          

                 

小幡歯科医院

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銀歯VS白い詰め物

2008-09-30 10:08:00 | 歯科材料

患者さんが銀歯がとれて来院された場合、うまく元に戻ればそのままつけます。

            

場合によっては「これは歯科用プラスティックで十分ですよ。」と説明し、銀歯を

つけずに白い詰め物をすることがあります。

               

銀歯だったところが白くなるので必ず喜ばれます。

               

この白い詰め物は「レジン」というものです。

             

                 

レジン治療には、白くなる以外に削る量が最小限になるというメリットが

あります。また銀歯よりも歯に強くつけることができます。

              

ただレジン自体の強度が落ちるのですり減ったり、部分的に欠けたりすることが

あります。(金属が欠けることはまずありません。)

             

                    

では、虫歯の治療をする際に銀歯とレジンをどうやって使い分けるのでしょうか。

           

それは虫歯を削った穴の大きさ位置、によります

                

削った穴が大きいとレジンでは強度に不安がでます。

          

位置とは穴が歯の真ん中にあるか、外側にあるか、ということです。

              

穴が真ん中にあるとレジンで十分なことが多いです。

                  

穴が隣の歯との隙間にあるとレジンでは対応しにくくなります。

                   

レジンの詰め物は手作業で、歯と歯の間は手(器具)が届きにくく完璧な処置が

難しくなるからです。

           

歯と歯の間は型をとって、金属を入れた方が完璧な処置ができます。

                

             

削った穴の大きさ、位置によって選択肢が異なりますので、歯科医院でご相談

下さい。

            

               

小幡歯科医院

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奥歯 金 白金  デメリット

2008-07-05 10:00:00 | 歯科材料

奥歯 金 白金  デメリット」で検索されている方がいらっしゃいました。

                

奥歯に金歯(白金加金)を入れた時のデメリットは「見た目がキラキラする」こと

だけです。

              

それ以外はデメリットはありません。

                

金の加工しやすさ、金が延びて歯にフィットしやすいこと、金のやわらかさが歯に

優しいこと、セラミックのように割れる心配がまったくないこと、などがメリットとして

あげられます。

              

15年くらい前までは、奥歯には金が最良の治療でした。

         

ただし、この10年で金の歯を選択することは数えるほどでした。

             

それだけ「お歯黒の国」だった日本にも「審美歯科」が浸透してきたということで

しょう。

            

セラミック全盛の現代でも白金加金は歯になじみの良いすばらしい材質です。

          

            

小幡歯科医院

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う蝕検知液

2008-07-04 10:00:00 | 歯科材料

「歯科 赤い液 虫歯」で検索されている方がいらっしゃいました。

                 

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これはう蝕検知液という虫歯関連の

歯科材料です。

                  

           

             

                  

                  

               

この薬を塗ると虫歯の部分だけが赤く染まります。

          

健康な歯の部分はまったく染まりません。

                

虫歯治療では虫歯を取りきらないと再発する心配があります。

            

そのため健康な部分をわずかに含めて削ることになります。

                

その境目が肉眼ではわかりにくい時があります。

             

その時に、この「う蝕検知液」を使います。 

              

主に虫歯が深く神経に近づいていて、極力歯を余分に削りたくない時にこの液を

使います。

               

う蝕検知液でピンク色に染まる部分が境界線です。

              

ピンク色に染まる部分は削らずに残しても虫歯は再発しません。

           


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