小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯の根にヒビが入っているが感染していない場合

2013-11-29 06:31:00 | 歯のヒビ

歯の根にヒビが入っていても感染していない場合は特別な処置を

必要としません。

 

 

感染していないことは以下のことから判断します。

 

レントゲンで問題が見当たらない

歯ぐきが腫れていない

噛んでも痛くない

歯がぐらぐらしていない

 

 

 

これらの症状がない場合はヒビがあっても通常の処置の範囲で

治療を進めます。

 

 

ただし、ヒビがこれ以上広がらないようにする必要があります。

 

 

それは、ヒビのところを強い接着剤で埋めることです。

 

 

特に歯の根に土台を入れる時は、金属ではなくグラスファイバー

の土台を入れる方が安心です。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

 

 

 

歯の根にヒビが入っているが感染していない場合は、それ以上

 

ヒビが広がらないようにすることが治療の目的となります。   

 

 

 

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ヒビが問題なのは神経の「ない」歯の場合です

2013-11-26 06:04:00 | 歯のヒビ

歯のヒビに関してはここからが本題です。

 

 

神経を取った歯にヒビが入った場合、特に歯の根の部分に

ヒビが入っている場合が問題になります。

 

 

歯の根までヒビが入っていなければ、通常の「差し歯」の

治療を行うことによってヒビが広がるのを防ぐことができます。

(本当は「差し歯」という治療は現在では行っていないのです

が、イメージとしてはわかりやすいのでこの言葉を使いました。)

 

 

問題は歯の根にヒビが入っている場合です。

 

 

これは歯の生死にかかわる問題です。

 

 

具体的には抜歯を前提にせざるを得ないということです。

 

 

歯の根に入ったヒビのところに細菌が入り込むと

 

歯ぐきが腫れる

噛むと痛い

歯がぐらぐらする

歯周病が進行する

 

などの症状が起こります。

 

 

 

また、ヒビが進行して最後には歯が割れてしまうこともあります。

 

 

いずれにせよ、こういう症状が現れると抜歯を検討しなければ

ならなくなります。

 

 

症状が出る前にヒビの部分を処置することが大切ですし、症状が

出ればそれを解決してからヒビの処置をしなければなりません。

 

 

とても難しい治療となります。

 

 

様々なパターンがありますが、順を追ってお話ししましょう。

 

 

         

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歯のヒビが悪化して歯が割れてしまった

2013-11-22 22:56:05 | 歯のヒビ

歯のヒビを話題にしているのは、ヒビを放っておくとヒビが

広がってしまい歯が割れてしまうことがあるからです。

 

 

 

Fujiwara_002


前歯が大きく割れてしまいました。

 

 

神経のない歯だったので、痛みがない状態で突然

割れてしまいました。

 

 

 

071024_002


奥歯が割れてしまいました。

 

 

ずっとしみていましたが、ヒビがあることには気が

つきませんでした。

 

 

突然割れてしまい、ヒビがあったことがわかりました。

 

 

 

歯が突然割れてしまうことはショックなことですが、そうそう

頻繁に起こることではありません。

 

 

ただヒビがあってしみたり、噛むと痛い場合はヒビが広がる

可能性があるので、積極的に歯をかぶせる治療を行うことが

あります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20131104

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20131108

 

 

実際には歯が割れてしまってからも、歯を抜かずに治療が

できる場合がほとんどです。

 

    

ですから、ヒビ=治療対象ではないのです。

 

 

特に神経のある歯は強いので、様子をみることが多いです。

 

 

 

問題は神経のない歯に(特に歯の根に)ヒビが入っている

場合なのです、、、、、。

 

               

              

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神経のある歯のヒビは様子をみる

2013-11-10 23:50:20 | 歯のヒビ

2回にわたって、歯にヒビが入った場合に積極的に歯にかぶせ物

をする治療を紹介しました。

 

 

実際には神経のある歯にヒビが入っていても症状がなければ

様子をみることが多いです。

 

 

その症状とは歯がしみることと、噛むと痛いことです。  

 

 

日常生活に支障をきたしていなければ様子をみる、というのが

基本です。

 

 

ただヒビの入った原因を考慮して、これ以上ヒビが進まないような

対応策を練ることも大切です。

 

 

歯をぶつけてヒビが入った場合は、事故によるものなので

対応策はありません。

(今後ぶつけないように気をつけるだけです。)

 

 

歯をぶつけていないのにヒビが入っている場合は、何が

原因なのでしょう。

 

 

現在では歯ぎしりや食いしばりによって歯にヒビが入ることが

原因として考えられています。

 

 

食べ物で歯にヒビが入るようなものはありません。

 

 

歯は水晶と同じくらい硬いので、現代の食卓に並ぶものには

負けません。

 

 

自分の上下の歯を直接接触させる、歯ぎしりや食いしばりが

原因であると考えられます。

 

 

「歯ぎしり、食いしばり」のリストで語っていますが、歯を

歯ぎしりや食いしばりから守ることが歯のヒビを進行

させない対応策となります。

 

 

          

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ヒビのある歯をかぶせて治す(奥歯)

2013-11-08 06:40:00 | 歯のヒビ

奥歯にヒビがみつかり、歯が凍みたり噛むと痛い場合は

積極的に歯を全周にわたって削り歯をかぶせます。

 

200925_2


一番奥の歯にヒビがみつかりました。

 

2009212_001_2


ヒビを削っていくと縦に深くヒビが入っているのがわかりました。

 

2009219_2


このままいくと歯の神経を取ることになってしまうので、

歯の全周を削り

 

200942_001


金属をかぶせました。

 

歯をかぶせる材料はいろいろな種類があります。

 

                

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ヒビのある歯をかぶせて治す(前歯)

2013-11-04 06:42:00 | 歯のヒビ

神経のある前歯にヒビがみつかり、凍みる症状が取れない

場合には歯を全周削ってかぶせる治療を積極的に行います。

 

Takada_001_2


歯にヒビがあって凍みる症状が続いています。

歯の一部は欠けていました。

 

凍み止めの処置を続けましたが、なかなか症状が収まらないので

歯をかぶせることに決めました。

 

20061215_005


もったいないのですが、歯の神経を守るために歯を

全周にわたって削りました。

 

 

Takada_002

セラミックで歯にかぶせ物をしました。

 

セラミックで歯を全周覆い、強い接着剤でつけることによって

ヒビを封鎖しました。

 

凍みる症状はなくなりました。

 

               

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積極的に治療する場合の歯のヒビ

2013-11-01 06:40:00 | 歯のヒビ

歯にヒビがみつかって、その歯が凍みていたり痛みがあれば

積極的に治療をします。

 

 

痛みがあるということはヒビが神経に近づいている証拠です。

 

 

そのため、歯の神経がだめになるまえに歯にかぶせ物をする

必要があります。

 

 

歯の全周を削って人工の歯(義歯)をかぶせます。

 

 

神経を取らないで痛みをとる方法はかぶせるしかないからです。

 

 

かぶせる材料は基本的には金属が望ましいですが、セラミックを

使用する場合もあります。

 

 

ヒビがあっても虫歯のない歯を削って義歯を装着するわけ

ですから、大げさな治療のように思えます。

 

 

ただ、ヒビが神経にいってしまった場合は神経を取りますし、

ヒビによって神経を取った歯はかぶせ物をするのが基本です。

 

 

 

残念ながら、神経を残しても神経を取るにしてもどのみちかぶせる

ことになるので、積極的に治療を行います。

 

 

 

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