小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

レーザーを買い換えました。

2022-07-09 20:08:01 | レーザー

18年ぶりにレーザーを買い換えました。

 

歯科用レーザーにはいろいろな種類がありますが、当院で用いているのは炭酸ガスレーザーです。

レーザー治療について 品川区 目黒駅前 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

 

向かって左が18年前のレーザー機器で、右が今回新しく導入したものです。

 

18年経って、出力という点で機能は落ちているのですが、まだ何とか使えます。

       

綺麗に使ってきたので18年前のものも古臭くはありません。

 

そして興味深いのは、18年ぶりに買ったレーザーもそんなに大きく変わらないということです。

 

今までよりも広い範囲にレーザー照射ができるようになった(といっても、点で照射していたものが直径5ミリの範囲になった程度)点を除けば機能は変わりません。

 

それくらい18年前に優れた製品をメーカーが出していたということです。

 

ですので、治療を受ける患者さんの感触は全く変わらないものとなるでしょう。

 

炭酸ガスレーザーは超定番と言える、安定した機器であることを再確認しました。

 

 

 

小幡歯科医院

目黒駅 品川区 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

 


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口内炎のレーザー治療

2011-02-14 06:36:00 | レーザー

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レーザーを当てたら痛みがひどくなった

2010-06-19 09:29:00 | レーザー

                 

レーザーは歯ぐきの炎症を抑えることができます。

           

また歯周病の処置をした歯ぐきに当てると治りを早めることができます。

             

ところがレーザーを当てたらかえって痛みがひどくなることがあります。

                         

これは炎症のピーク時にレーザーを当てた時にまれに起こることです。

(多くの場合、炎症のピークにレーザーを当てても痛みが増すことはありませんが。)

              

レーザーは熱を発生させます。

                 

この熱によって(温熱作用)歯ぐきの治癒力を引き出すのです。

                  

この熱がかえって炎症を悪化させて痛みが増幅することがあるのです。

                        

捻挫した当初は冷やした方が良く、温めると血行が良くなりすぎて痛くなるのと

同じ原理です。

              

                

歯ぐきの炎症がひどい時はレーザー治療は控えるようにしています。


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レーザーの適応症

2008-03-08 10:00:00 | レーザー

レーザーについていろいろ書いてきましたが、当院でのほとんどの治療は歯ぐきに

対するものです。

         

歯に対してはレーザーはあまり有効ではありません。

          

歯ぐきに関しては軽い歯肉炎から歯槽膿漏まで幅広く有効です。

           

特に手術を行った時にはその治りの早さ、痛みの少なさは特記すべきものがあり

ます。

         

それらはレーザーによって今までより楽に治療ができるようになった部分です。

         

「楽」というのは、患者さんと歯科医の両方の負担が少なくなったという意味です。

            

ただ過信は禁物で、基本的な治療をおろそかにするとレーザーを用いても治りま

せん。

           

レーザーはあくまでも手助けであることをお忘れなく。


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歯ぐきのくすみを取るレーザー治療

2008-03-07 10:00:00 | レーザー

昔入れた金属によって、歯ぐきが黒ずんでしまうことがあります。

          

またタバコを吸っていると同じく歯ぐきが黒ずんでしまいます。

        

このように後天的に黒くなった歯ぐきをレーザーで元のピンク色にすることができ

ます。

          

治療には麻酔が必要になりますが、レーザーで黒くなった歯ぐきを焼きとる(蒸散)

ことによって歯ぐきの色を改善します。

          

以前はフェノールという薬を塗って黒ずんだ歯ぐきを一皮むいていました。

            

この薬の治療は痛みがあり不評でした。

            

家に帰ってからも歯ぐきがヒリヒリしていました。

       

「因幡の白兎」状態でした。

            

レーザーは皮が向けた状態でもすぐにかさぶたをつくることができるので、痛みが

少なくなりました。

          

ただ術後の痛みの程度は黒ずんでいる範囲によります。

         

歯ぐきの浅い部分が黒くなっているだけなら、術後の痛みはほとんどありません。

          

深い部分まで黒くなっている場合はレーザーで焼きとる範囲も広くなっていきます

ので、術後ヒリヒリすることは避けられません。 

                 

なお、タバコを吸っていると歯ぐきの黒ずみをとっても再び黒くなってしまいます。

          

この治療をするには禁煙してから、ということになります。          


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口内炎のレーザー治療

2008-03-05 10:05:00 | レーザー

口内炎は口の中の粘膜の皮がはがれて、痛みを生じている状態です。

         

潰瘍の一種です。

           

レーザー治療は簡単です。

          

口内炎に弱いレーザーを当て続けるだけです。

         

麻酔をしなくてもできますが、「表面麻酔」という塗り薬を使えば全く痛くなくでき

ます。

                  

レーザーによってすぐに「かさぶた」ができます。

     

一瞬にして口内炎の痛みはなくなります。

          

が、そのかさぶたは1時間くらいではがれてしまいます。

              

口内炎にレーザーが有効とは限りません。

(メーカーが言うことは必ずしも信用できません。)

             

私自身「再発性アフタ」といって頻繁に口内炎ができる体質です。

               

いろいろレーザーの設定を変えてレーザー治療を試しましたが、あまり有効

ではありませんでした。      

                        

麻酔をして強いレーザーを当てて、はがれにくいかさぶたを作る手もあります。

       

ただ、口内炎にわざわざ麻酔の注射をするのもどうか、と思います。

                

(と言う見解をもっていましたが、レーザーが有効な方もいらっしゃいました。

2008年4月30日 訂正)   

              

口内炎には原始的な良い治療法があります。

             

                      

小幡歯科医院

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知覚過敏のレーザー治療

2008-03-03 10:00:00 | レーザー

知覚過敏は「虫歯ではないのに歯がしみている」状態です。

          

レーザーの講習ではレーザーが知覚過敏にも有効であると教わりました。

        

治療の手順は以下の通りです。

しみている歯の部分にフッ素を塗る

フッ素を塗った上からレーザーを当てる

これを繰り返す

             

レーザーによってフッ素を歯に浸透させて膜をつくり、歯がしみないようにすると

いうビジョンです。

              

        

実際に行ってみると、、、、、、。

           

レーザーがしみるのです。 

          

レーザーは熱を発生させるので知覚過敏の歯にはとても当てられません。

           

講習にはけっこう「嘘」もあるのでしっかりと見極めることが大切だと、再確認した

のでした。

          

              

小幡歯科医院

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歯の根のレーザー治療(手術編)

2008-03-02 10:44:00 | レーザー

歯の根が化膿した場合に手術を選択することがあります。

                

歯周病の手術と同じくレーザーがとても有効です。

          

レーザーによって化膿した部分は蒸散させます。

                          

レーザーの殺菌作用も有効で化膿した部分の細菌も死滅させます。

                  

さらに、レーザーによって傷口の治りは早くなります。

              

歯の根の手術にはレーザーは欠かせない存在となりました。

            

ただし、「歯周病の手術」に比べて「歯の根の手術」は多くありません。

               

          

            


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歯の根のレーザー治療

2008-03-01 10:42:00 | レーザー

歯の根が化膿してしまうことがあります

           

一般的には歯の根の中をしっかり清掃することによって治すことができます。

             

ただ、根の清掃をしてもなかなか治らないことがあります。

        

根の清掃には限界があって、根の中を100%すべてキレイにすることは現実的

には不可能です。

           

それでも、ほとんどの場合100%清掃できなくても治ります。

           

まれに残り数%清掃できないことで治りにくくなっている(難治性)ことがあります。

         

この難治性の歯の根の化膿にレーザーが有効なことがあります。

           

レーザーの光には殺菌作用がありますが、これを利用します。

        

根の清掃器具が届かないところをレーザーの殺菌力によって補おうとする治療

です。

               

ほとんどの場合一般的な清掃で治りますので、レーザーの出番はそれほど多くは

ありません。


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虫歯のレーザー治療(続き)

2008-02-29 10:19:00 | レーザー

虫歯には神経が通っていないので削っても痛くはありません。

         

虫歯の治療が痛いのは歯の健康な部分を少し削るからです。(そうしないと虫歯

の再発の恐れがあります。)

              

「虫歯をレーザーで痛くなく治療する」というのはエリビウムヤグレーザーのふれ

こみでしたが、あまり流行っていません。

           

おそらく全く痛みのないようにできないか、レーザーだけで虫歯を取り除くことが

難しいのでしょう。

          

レーザー治療では熱が発生しますので、歯の敏感な部分では無痛というわけには

いかないはずです。

           

また歯科用レーザーは出力を弱く設定しているので、虫歯を取り除くのには時間

がかかるそうです。

              

まだまだ虫歯に対するレーザー治療は発展途上です。

               

現在のところ痛みのない治療は「間接覆髄法」ということになります。

          

            

小幡歯科医院

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虫歯のレーザー治療

2008-02-28 10:14:00 | レーザー

当院で使用している「炭酸ガスレーザー」では虫歯の治療はできません。

       

「エリビウムヤグレーザー」でなければ虫歯の治療はできません。

                 

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歯周病のレーザー治療(歯ぐきの手術)

2008-02-25 10:11:00 | レーザー

歯周病の治療には「歯ぐきの手術」があります。

          

歯ぐきを切開して徹底的に悪くなった部分を取り除きます。

             

この手術にはレーザーがかなり有効です。(レーザーが最も有効な分野です。)

              

レーザーの効果は以下の通りです。

               

切開したところは1日でふさがります

切開したところは縫いますが、従来では治るのに1週間かかっていました。

それがレーザーを併用すると1日(少なくとも3日以内)でふさがっています。

レーザーの講習でこの話を聞いた時には、まったく信用しませんでした。

しかし自分で臨床応用してみると本当に切開したところは1日でふさがってい

ます。

これはレーザーでかさぶたを瞬時に作ることと、組織が早く治る(活性化される)

ことによるものです。

レーザーの最も革新的な側面です。

           

歯ぐきの治りが早くなります

従来、手術後に歯ぐきが落ち着くのに3~4ヶ月かかっていました。

レーザーを併用すると1ヶ月で歯ぐきが落ち着きますので、次の治療に進むのが

早くなり治療期間が短くなります。

           

骨の再生が促されます

手術をする場合は歯の周りの骨が溶けてしまっている症例ですが、レーザーを

併用すると骨が再生しやすくなります。

レーザーを併用しなくても骨は再生します。

ただレーザーを併用した方がより多くの骨が再生する可能性があります。

              

骨が再生しやすいのは次の理由によるものです。

かさぶたがすぐにできるので骨が再生しやすくなること(かさぶたができてから

骨の再生が始まります。)

手術跡の治りが早いので術後感染の可能性がなくなること

骨の細胞が活性化され、再生能力が高まること

           

               

レーザーを併用すると手術の次の日に抜糸することも可能で、手術の跡もとても

きれいに治ります。

           

             

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歯周病のレーザー治療(中等度の歯周病)

2008-02-24 10:00:00 | レーザー

歯周病が中等度になると、歯ぐきだけではなく顎の骨にも炎症が及びます。

                   

中等度の歯周病の治療では、麻酔をして歯の周りをクリーニングします。

               

クリーニングと共に悪くなった歯ぐきも取り除きます。

              

この「麻酔をするクリーニング」にレーザー治療を併用すると効果的です。

           

レーザーの効能は以下の2つです。

        

出血を止めてかさぶたを作り治りを早くする

元来かさぶたができるのには2~3日かかりますが、レーザーを当てることに

よって瞬時にかさぶたができます。これにより傷口が感染する危険がなくなり

ます。そして治りも早くなります。

          

骨の再生を促す

中等度の歯周病では歯の周りの骨が溶けてしまっていますが、レーザー治療に

よって骨が元通り再生する可能性が高くなります。

レーザーは骨に直接当てるとかえって骨がダメージを受けてしまいますので、歯

ぐきの上からレーザーを当てます。

骨の再生には6ヶ月くらいはかかるので、「麻酔をするクリーニング」後も定期的に

レーザーを当てると骨の再生に有効です。

                  

             

レーザーがなかった頃でも骨が再生することは十分可能でした。

                         

しかし、レーザーを取り入れてからは骨が再生する量も確率も上がるようになった

実感があります。

        


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歯周病のレーザー治療(歯肉炎)続き2

2008-02-23 10:00:00 | レーザー

歯肉炎はレーザーによってその炎症をおさえることができます。

               

ただし、歯肉炎はレーザーを使わなくても治すことができます。

            

日頃のブラッシングと歯科医院のクリーニングで完全に治すことができます。

              

では何故レーザー治療を行うのでしょうか。

            

歯周病でない人でも歯ぐきが腫れたり出血することがあります。

          

体調が悪くなった時にそうなります。

          

こういう時にレーザーは有効です。体調の落ちた分をカバーしてくれます。

        

軽度の歯肉炎であれば、レーザーに頼らずに自分のプラークコントロールだけ

でも治すことができます。

            

            

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歯周病のレーザー治療(歯肉炎)続き

2008-02-22 10:04:00 | レーザー

レーザーで歯ぐきの炎症をおさえる治療をする時は、弱いレーザーを断続的に

当てます。

         

音でいうと「ピッピッピッピッピッピッピッピッ」です。

            

少し「熱い」と感じる可能性はありますが、痛みはまったくありません。ですので

麻酔をしないで行うことができます。

              

どうして腫れがおさえられるかといいますと、腫れて弱っている歯ぐきを焼き飛ば

して(蒸散といいます。)しまうからです。

            

麻酔をしないで弱った歯ぐきを焼き飛ばしてしまうのですから、レーザーの威力は

すごいです。

         

歯ぐきを焼いているので、焦げた匂いがします。

            

そして治療の後は歯ぐきの表面がザラザラします。

            

このザラザラは1日でなくなります。(実際には一皮むけます。)

          

しつこいようですが、歯ぐきが焦げてザラザラするのに痛みはまったくありません。

           

麻酔をしないレーザー治療は表面的にしか効果が出ないので、進行の進んだ

歯周病には有効ではありません。

              


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