歯を抜いたところに「歯を生やす」方法には、インプラント治療か歯の移植治療の2つの選択肢があります。
どちらの治療が難度が低いのでしょうか。
私は症例によって、どちらの治療法が簡単でやりやすいかが変わると考えています。
1 インプラント治療の方が簡単な場合
歯を抜いてから年数が経っていて、抜いた穴がなくなっていている場合です。
インプラントを埋入するのに必要な「穴」は直径4ミリ、長さ10ミリ程度です。
すでに抜いたところが治っている場合は、インプラント用の穴をあける方が簡単です。場合によっては切開せずにインプラントを埋入することができます。
インプラント傾斜埋入について インプラント傾斜埋入 目黒駅前 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)
歯を移植する場合は、基本的にこれより大きな穴を骨に開ける必要があります。
つまり、抜歯してから長い期間が経っていると、インプラント治療の方が簡単に行うことができるのです。
2 移植治療の方が簡単な場合
歯を抜いて間もない場合で、骨に大きな穴が開いている状態の時です。
この場合は、その穴の開いたところに移植する歯を合わせるので、骨を削る必要がないことがほとんどです。骨がなくても、移植する歯に「骨を作る能力」があるので、新たに骨を付け足す必要がありません。
移植・再植について・ 目黒駅前 品川区 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)
インプラント治療の場合は、穴が大きい場合は人工の骨を付け足す必要があります。
つまり、抜歯してすぐの場合(抜歯して2周間程度)は、移植治療の方が簡単に行うことができるのです。
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抜歯してからどれくらい期間が経っているかが、両者の治療の難度の差を決定します。
歯の移植をする場合は、歯を抜いてから2週間後くらいに行うのが適正です。
小幡歯科医院