小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

突貫

2009-12-30 09:06:00 | 歯科話

12月は毎年忙しくなります。

               

まず、年内に治療を終えたい患者さんで一杯になります。

         

また、お正月休みに歯にトラブルが生じるのが心配になって検診に来る患者さん

が増えます。

                         

            

こちらもなるべく年内に治療を終えて気持ちよく新年を迎えていただきたいので、

12月は治療のペースを上げるよう努力します。

                      

ですが、治療終了が年内ギリギリになりそうな方は来年に持ち越していただく

ことにしています。

             

治療には常に余裕をもって臨みたいからです。

                    

         

今年もたくさんの患者さんに年越しを了解していただきました。

                       

でも、1月は逆に時間にゆとりが出ますので(年初めだけ忙しいですが)、じっくり

と良い治療ができます。

               

                

お正月に、患者さんの歯にトラブルが起きないことを願っています。

             

そして皆さん、よいお年を。

                


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寝ている間の食いしばり

2009-12-27 09:32:00 | 歯ぎしり、食いしばり

           

              

朝起きた時に顎が重く感じたり歯が浮くように感じる人は、夜寝ている間に

歯ぎしりや食いしばりをしています。

                      

8割以上の人が寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしているといわれています。

                          

この就寝時の歯の強い接触をなくすことは歯にとても良いことです。

                                 

                   

そのコツは、、、、、、

                      

自己暗示療法によってイメージすることです。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html

                       

寝床に入って寝る直前に「唇を閉じながら上下の歯を離し、顔から肩の筋肉の力

をぬく」ようにします。

             

ここまではいつもの自己暗示と同じです。

                     

ここからさらに、歯に負担のかからないようにリラックスしたまま寝ている自分を

想像しながら入眠するのです。

               

                 

強くイメージすることによってイメージ通りに体が動くようになるという話を聞いた

ことがありますが、その応用です。

                         

朝の顎周りの不快な症状が軽減していればコツを習得できた証拠です。

             

                         

  


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グラグラな歯を治す

2009-12-24 09:47:00 | 歯周病

               

                              

歯がぐらぐらする理由には以下のものがあります。

                

                 

歯に負担がかかっている

             

歯ぐきに炎症がある

                

歯の周りの骨が溶けている

        

歯の根が短い

              

                     

治療方法としましては

                 

          

歯に負担がかかっている場合には歯の負担を取り除く治療をします。

             

具体的には咬み合わせの調整、歯ぎしりや食いしばりにたいする対応、などです。

              

             

歯ぐきに炎症がある場合は炎症を取り除く治療をします。

              

具体的には初期の歯周病治療です。

           

                

歯の周りの骨が溶けている場合は骨を回復させる治療をします。

         

具体的には中等度以上の歯周病治療です。

                

        

歯の根が短い場合には治療方法がありません。

              

歯の根が短くて歯がグラグラしている場合は、そのグラグラを治す方法は

ありません。

             

                   

歯がグラグラしている原因を適切に把握しないとグラグラを止めることは

できません。

                        

また歯周病が一定以上進行した場合はグラグラが止められないこともあります。


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サホライドを塗って後悔した

2009-12-21 09:41:00 | 小児歯科

            

                           

今回たまたまサホライド治療をして後悔した方の検索が多かったようです。

             

サホライドとは「虫歯の進行止め」の薬のことで、子供の乳歯に使用する薬です。

                  

初期の虫歯にサホライドを塗ると、その進行を抑えることができます。

(一回塗っただけで完全に進行を止めることはできないので、定期的に塗るように

します。)

                  

このサホライドを塗って後悔することとは、、、、、、、。

                 

塗ったところが黒くなることです。

                       

虫歯になりかけの部分も黒くなるので、予想以上に黒くなることがあります。

                         

そして見た目にとても悪い状態になることがあります。

                   

時代なのでしょう、子供の歯とはいえショックを受けることがあります。

(親御さんがショックを受けることの方が多いです。)

           

昔はかまわず塗っていた薬ですが、最近はどれくらい黒くなるかしっかり説明

してからサホライドを塗るようにしています。

           

            

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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5万人

2009-12-18 01:28:20 | 閑話休題

このブログの記事が600を超え、閲覧数が53000を超えました。

                      

これは歯医者が一生に拝見できる患者さんの数を超えています。

                  

一人一人をじっくり診療したいと思っている私は、一生に1万人くらいの方としか

お付き合いできないと思います。

                    

「延べ」とはいえ、インターネットの威力はすさまじいものがあります。

            

                  

                        

閲覧の3分の2は検索からのアクセスです。

                       

歯で困って検索している人がたくさんいると思われます。

                  

ただ私がこのブログを書いている目的は「診療室での説明を楽にすること」です。

                         

どの科の治療もそうだとは思いますが、歯科治療にも特異性があって説明が

難しいです。

                     

治療の選択肢が多いというのもわかりにくくしている理由の一つです。

                  

                    

「歯科医院によって説明がちがう。」

          

「治療法が多くて決められない。」

               

「治療費の設定基準があいまい。」

                 

よく聞く言葉です。

             

                      

歯科医によって得意な分野があったり、治療費には技術料や時間チャージ

(治療の手間ひま)が含まれているので専門知識のない患者さんにはわかり

づらい部分が多々あります。

                         

そこで歯科医側の手の内、考え方を明かすことで診療室での説明の足りない

ところを補おうとしています。

                        

ほとんど何も考えず思いつくままに書いています。

                   

ただ、最近若干ネタ切れです。

                          

                 

                

                      


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歯磨きの威力

2009-12-17 09:06:00 | 予防

私は歯科の病気に関して生活習慣がもっとも大切だと考えています。

           

歯科の病気は生活習慣病だからです。

                    

歯を磨くこともとても大切ですが、生活習慣を見直すことでかなり病気を予防する

ことができると考えています。

                    

虫歯に関して言えば、、、、

               

「甘いものを食べなければ多少歯磨きがおろそかでも虫歯にならない」

という理論です。 

                         

そのため甘いものを好まない人には適度な歯磨きでよいと思っています。

                       

                           

一方甘いものが大好きな副院長は歯をしっかり磨くことでかなり病気を予防する

ことができると考えています。

                          

「甘いものは制限する必要はないが、食べたら10分以内にしっかり

歯を磨けば虫歯にはならない。」という理論です。

                     

そのため、甘いものが好きな人に対する歯磨き指導はきびしいです。

                           

でも、そういう指導をした知り合いのお子さんには虫歯ができていないことが

最近判明しました。

                    

そういうアプローチもあるのだなと感心した次第です。

            

            

ですから、日頃甘いものを控えながら食べたら10分以内に歯を磨けば

絶対に虫歯にならないのではないか、と考えています。

                        


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フッ素を塗ったら30分飲食禁止

2009-12-14 09:40:00 | 予防

            

                      

歯にフッ素を塗ったら30分間飲食禁止です。

                

これはすぐに想像がつくと思いますが、フッ素をできるだけ高濃度で歯の周りに

停滞させたいからです。

                 

水を口に含むだけで塗ったフッ素が薄まってしまいます。

                      

そうするとフッ素の効果も薄れてしまいます。

                  

フッ素はエナメル質に取り込まれ、歯の表面が強化されます。

                      

歯のアパタイトがフッ素を取り込んでフルオロアパタイトになるのです。

                             

                     

フッ素の効果を高めるためにも、30分間は口に何も入れないようにしましょう。


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体調が悪い時に歯が痛い

2009-12-12 09:42:00 | 口内炎

              

              

歯のトラブルが起こる理由に「体調が悪い」ということがあります。

            

口内炎、噛むと痛い、歯の根の化膿、歯がぐらぐらする、歯がしみる、歯が浮く、

歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れる、歯周病、知覚過敏、親知らずの痛み、

顎の痛み

      

これらは体調の悪い時に痛みが出るものです。

             

体調が戻れば痛みがなくなる場合もあるので、体調が戻っったときにもう一度

診断して治療が必要かどうか判断します。

 

            

                 

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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自分で矯正する(続き)

2009-12-11 09:23:00 | 小児歯科

受け口になりそうになった永久歯を自分で矯正した結果です。

                

Buroguneta_002_2

                    

Buroguneta_003

                

ここまでくればもう反対咬合になる心配はありません。

                 

どうやって改善させたかといいますと、、、、、、

             

歯医者は何もしていません。

               

お子さんに自分で矯正してもらいます。

                     

必要な道具はアイスクリームの木のスプーンです。

                      

毎日木のスプーンでを上と下の前歯に挟んで上の前歯を前に押してもらいます

                    

これを毎日繰り返すことで簡単に前歯が正常な位置に動きます。

                   

永久歯が生えてくるこの時期のみに有効な方法です。

                     

永久歯が生えてしまってからでは、歯を正常な位置に動かすのに簡単な

矯正治療が必要になります。

               

                      

歯科医院で定期的にチェックしていれば、必要最小限の治療で歯並びを改善

させられることがあります。


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自分で矯正する

2009-12-10 09:32:00 | 小児歯科

6歳くらいから乳歯が抜けて永久歯に生えかわっていきます。

                 

この生えかわりの時にちょっとした事で歯並びを改善できることがあります。

                    

Buroguneta_004

右上の大人の歯が内側に生えてきました。

                     

                          

Buroguneta_001

このままでは受け口(反対咬合)になってしまいます。

              

                   

永久歯の生えかわりの時であれば簡単に改善させることができます。

               

(続く)


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ホワイトニング中の喫煙

2009-12-06 08:46:00 | タバコと歯科

                    

                     

ホワイトニングの治療を行っている間は歯に着色するものを避けていただくこと

になっています。

              

その代表格がタバコとコーヒーです。

                       

説明書にも「ホワイトニング中は歯に着色する食べ物は控えてください。」と

書いてあります。

              

が、

                       

当院では特に注意はしていません。

               

ホワイトニング中のタバコ、コーヒーはOKです。

                 

タバコやコーヒーでホワイトニング効果が落ちることはありません。

            

ホワイトニングジェルはタバコやコーヒーには負けません。

                

ただし、タバコやコーヒーが治療のじゃまをする可能性はありますので治療期間

が長引いてしまう可能性はあります。

                 

できる範囲で控えていただけたら、と思います。

              

                 

なお、「せっかくホワイトニングしたのだから禁煙しよう。」という方も

いらっしゃいました。(少数派ですが)

                     

ホワイトニング治療の最大の効果であると感じます。

                    


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レントゲンに写らない虫歯

2009-12-01 09:35:00 | 虫歯

虫歯を削って治療するのか、予防に重点をおいて経過を観察するのかを判断

する決め手はレントゲンです。

             

レントゲンで虫歯の大きさをしっかりと把握して今後の計画を立てます。

                       

ところがレントゲンに写らない虫歯があります。

                         

                       

                              

Dental1 

なんかあやしいのですが、レントゲンにはっきりと黒くは写っていません。

            

                   

Hiramatu_002  

削ってみると中くらいの大きさの虫歯がありました。             

                    

                            

Dental2

治療の後のレントゲンで虫歯の大きさが確認(白い部分)が確認できます。

                  

           

                      

このようにレントゲン画像が虫歯の実態をあらわしていないことがあります。

                 

レントゲンに虫歯が写らないのは、虫歯の進行が早い場合です。

                    

完全に穴が開く前に虫歯菌が歯の奥にまで入り込んでしまうため、レントゲン

にははっきりと写らない場合があるのです。

                      

レントゲンにははっきりと写りませんが、なんとなくおかしい雰囲気があります。

                     

この判断は経験と勘に頼ることになります。

                      

どうしてもわかりにくい場合は定期健診の間隔を短くすることによって対応して

います。


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