先日講習会に行ってきました。
「インプラント治療の最新外科、補綴ミーティング」という講習会でした。
普段、月々の歯科雑誌や最新の専門書で情報は得ているので、目新しい内容
ではありませんでした。
ただ講習会に行くメリットは、その治療を手がけている歯科医の臨床実感を聞ける
ことです。(ただ嘘をつく演者もいるので、講演内容を取捨選択する感性も必要に
なります。レーザーの講習でもいくつか嘘がありました。)
今回は演者の一人の言葉に感銘を受けました。
「最新の治療が最良の治療とは限らない。」
歯科の世界は材料を扱うので、日々進歩しているといっても過言ではありません。
そして新しい材料、治療方法が出るとこぞってそちらに目移りする傾向にあり
ます。
しかし、患者さんにとって最良の治療とは古くからある当たり前のような治療
だったりするわけです。
「最新」を謳った講演会でのこの言葉に感銘を受けたのでした。