小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

コレステロールを下げる薬を飲むと何が起こるのか

2014-02-15 06:17:00 | 医科と歯科

コレステロールは悪いものではないこと、体にとってとても大切な

エネルギー源であることを書いてきました。

 

 

 

 

そのコレステロールを薬で下げてしまうと、いろいろな弊害が

起こります。

 

 

 

 

歯科でいえば歯ぐきが弱ります。

(歯ぐきに影響が出ない人もいます。)

 

 

 

 

 

歯ぐきの艶がなくなり炎症に弱くなるので、歯ぐきが赤く腫れぼったく

 

なり出血しやすくなります。

 

 

 

 

体の内部で歯ぐきに対する栄養源が足りなくなるので、歯磨きや

歯ぐきの炎症を抑える薬を使っても効果が出ません。 

 

 

 

 

歯周病の治療も奏功しにくくなります。

 

 

 

 

歯ぐきが治るためのエネルギーが不足しているためです。

 

 

 

 

コレステロールを下げる薬をやめるしか方法はないのです。

 

 

 

 

さらに、日本の総コレステロールの基準値は低く設定されている

という現実があります。

 

 

 

 

低く設定されている理由については深く詮索しませんが、一時期

220mg/dlに設定されていたことがあります。

 

 

 

 

これでは多くの人が薬を飲まなければならなくなります。

 

 

 

 

実は、コレステロールの値は高い方が長生きでその値は

260~280くらいでよい、という意見があります。

http://www.t3.rim.or.jp/~envmedri/42coleste.htm

 

 

 

 

 

最近では総コレステロールの基準値の上限220というのは廃止

されて、LDLの値で薬を出すかどうか決めることになったようです。

 

 

 

 

しかし、LDL自体も悪いものではなく、それが酸化された時に

動脈硬化の原因となり得るのです。

 

 

 

 

 

 

酸化の原因は

 

糖質摂取

喫煙

大量の飲酒

激しい運動

精神的なストレス 

 

などです。

 

 

 

 

 

 

食事を見直すことなく薬を飲むことのないようにしていただきたい。

 

 

 

 

食事によってコレステロールを適正にすることができるのです。

http://mec-lowcarb.com/

 

 

 

 

この思いを胸に、コレステロールの話を終えたいと思います。

 

 

 

 

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

 

 

 


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コレステロールとコエンザイムQ10

2014-02-12 06:15:00 | 栄養

コレステロールとコエンザイムQ10は体の中で同じ経路で

つくられます。

http://還元型コエンザイムq10.jp/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB/

 

 

コエンザイムQ10はエネルギーをつくったり抗酸化(身体が

老化するのを防ぐ)に役立つ栄養素です。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20130114

 

 

さて、コレステロールとコエンザイムQ10はアセチルCoAという

物質からつくられます。

 

 

そしてコレステロールを下げる薬は、この生成過程をストップ

させることでコレステロールができないようにします。

 

 

その時にコエンザイムQ10がつくられるのも抑えられてしまいます。

 

 

つまり、コレステロールを下げる薬によって体の機能を維持するのに

 

重要なコエンザイムQ10も減ってしまうのです。

 

 

コエンザイムQ10が減ってしまうと肌や歯ぐきが弱ってしまうことが

 

あります。

 

 

コレステロールを下げる薬を飲まないようにしていただきたい

理由の一つです。

 

 


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コレステロールを食べてもコレステロールは上がらない

2014-02-09 06:16:00 | 栄養

血液検査でコレステロールが高くなると、コレステロールを多く含む

食品を控えるようにいわれます。

http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/cholesterol.html

 

 

卵、肉の内臓、魚卵、洋菓子などです。

 

 

しかし、ここにも誤解があります。

 

 

体の中のコレステロールに食べ物のコレステロールが影響する

のは20%だけです。

 

 

あとの80%のコレステロールはほとんど肝臓(その他には、腸、

副腎皮質、性腺)でつくられます。

 

 

ここで重要なのは肝臓はコレステロールの量を調整している、

ということです。

 

 

コレステロールを多く含む食品を食べると、肝臓はつくる

コレステロールを減らすのです。

 

 

食べ物によって簡単にコレステロールが高くなり過ぎないように、

身体の中で調整する機能があるのです。

 

 

さて、それでは肝臓は何を原料にコレステロールをつくるので

しょうか。

 

 

それは、タンパク質、脂肪、そして糖質です。 

 

 

つまり3大栄養素のすべてがコレステロールになることが

できるのです。

 

 

具体的にはこれらの栄養素がアセチルCoAという物質に変化して

からコレステロールに変わります。このアセチルCoAはエネルギー

を生み出す物質でもあり、とても重要な役割をしています。

 

 

この3大栄養素の中で食べ過ぎることがきるのは糖質だけです。

 

 

基本的にタンパク質や脂質を食べ過ぎることはできません。

(中には食べ過ぎることができる人もいらっしゃいますが。)

 

 

ですからコレステロールが高くなった時に、糖質摂取量を見直す

ことはとても有効なことです。

 

 

そして過剰な糖質は体の中で脂肪に変わりますので、糖質を

控えることによって高くなった中性脂肪も下げることができます。

 

 

 

 

 


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LDLを酸化させないためには。

2014-02-06 06:15:00 | 栄養

LDL(悪玉コレステロール)は「酸化」して初めて体に害を及ぼします。

 

LDL自体は体にコレステロールを運ぶ大切な役割を担っています。

 

LDLが酸化する理由はなんでしょうか。

 

それは

 

糖質摂取

 

喫煙

 

大量の飲酒

 

激しい運動

 

精神的なストレス    

 

 

などです。

 

コレステロールが高くて気になる場合は、これらのことを控える

ことが、動脈硬化を防ぐことにつながります。

 

 

特に糖質をたくさん摂ることは体に脂肪を溜める原因となり、

また血管を傷つけることにもなります。 

 

 

糖質制限はコレステロールを正常化させることに

つながるのです。

 

 


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LDL(悪玉コレステロール)が濡れ衣を着せられた理由

2014-02-02 06:08:00 | 栄養

LDL(悪玉コレステロール)が悪者になったのは動脈硬化の原因

であるアテローム(お粥のような柔らかい沈着物)にLDLがたくさん

あることが発見されたためです。

 

 

そのためLDLが血管の中に溜まって動脈硬化を起こす、という

「誤解」が生まれたのです。

 

 

しかし、実際にはそこにLDLが溜まるには別の理由があったのです。

 

 

それは「血管内皮細胞の傷」です。

 

血管の中の傷を治そうとしてLDLが出動していたのです。

 

その傷を治す時にLDLは酸化されて、酸化されたLDLは白血球の

一種であるマクロファージに食べられます。

 

その結果LDLの中のコレステロールが粥状に血管の中に溜まって

いくのです。

 

傷を治しに行ったのに、その現場にたくさんいたために犯人に

されてしまったLDL。

 

これには、「火事の現場で働く消防士さんを放火犯だと疑う」のと

同じくらい的が外れている、という例えがあります。

 

LDL自体は悪いことをするどころか、体にコレステロールを運ぶ

という大切な仕事をしています。

 

問題は血管が傷ついたり、LDLを酸化させてしまう「生活習慣」

なのです。


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