昔入れた金属によって、歯ぐきが黒ずんでしまうことがあります。
またタバコを吸っていると同じく歯ぐきが黒ずんでしまいます。
このように後天的に黒くなった歯ぐきをレーザーで元のピンク色にすることができ
ます。
治療には麻酔が必要になりますが、レーザーで黒くなった歯ぐきを焼きとる(蒸散)
ことによって歯ぐきの色を改善します。
以前はフェノールという薬を塗って黒ずんだ歯ぐきを一皮むいていました。
この薬の治療は痛みがあり不評でした。
家に帰ってからも歯ぐきがヒリヒリしていました。
「因幡の白兎」状態でした。
レーザーは皮が向けた状態でもすぐにかさぶたをつくることができるので、痛みが
少なくなりました。
ただ術後の痛みの程度は黒ずんでいる範囲によります。
歯ぐきの浅い部分が黒くなっているだけなら、術後の痛みはほとんどありません。
深い部分まで黒くなっている場合はレーザーで焼きとる範囲も広くなっていきます
ので、術後ヒリヒリすることは避けられません。
なお、タバコを吸っていると歯ぐきの黒ずみをとっても再び黒くなってしまいます。
この治療をするには禁煙してから、ということになります。