小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

小児の検診は4か月ごと

2019-08-08 00:35:36 | 小児歯科

平均的に、乳歯は2歳半くらいで生えそろいます。

           

6歳ころから永久歯が生えはじめ、13歳くらいにすべての歯が永久歯になります。

            

つまり6歳から13歳くらいまでは、乳歯と永久歯が混在した状態になります。

           

これを専門的に「混合歯列期」といいます。

         

この時期はとても大切な時期で、虫歯や歯並びのチェックが欠かせません。

            

生え代わりの時期に虫歯を発見し、最小限の範囲での治療で済んだ例をご紹介します。

               

               

乳歯が抜けたら隣の永久歯に虫歯を発見しました。

         

乳歯の後からすでに永久歯が生えていて、この永久歯がきちんと生えてしまうとこの虫歯は隠れてしまいます。

                 

隣の永久歯が少し邪魔になっていましたが、簡単に虫歯を治すことができました。

                   

このタイミングでしか、この簡単なレベルでの治療はできません。

                    

特に10歳前後はどんどん歯が抜け替わっていきます。

            

この頃は4か月に1回の検診をお勧めしています。

                  

歯並びが悪い場合には矯正治療を考えるのもこの頃です。

             

お子さんの歯科検診はこまめに行いましょう。

            

              

小幡歯科医院

 

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乳歯の再植

2010-12-19 06:29:00 | 小児歯科

              

乳歯の再植は基本的には禁忌です。

             

やってはいけないことになっています。

                  

それは後から生えてくる永久歯に悪影響が出る恐れがあるからです。

                  

ただ、ぶつけて抜けてしまった乳歯を戻すことはあります。

                

抜けて短時間で、乳歯が汚れていなければ元に戻してもよいと考えています。

                   

治療がうまくいかないという理由で乳歯を再植することは考えられません。

                

治療がうまくいかないということはあまりありませんが、永久歯に悪影響を

及ぼす可能性がある乳歯は早期に抜くことをお勧めします。


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サホライドで黒くなった歯を白くする

2010-09-30 06:38:00 | 小児歯科

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子供のぐらぐらした乳歯は抜いても良いか

2010-09-11 06:34:00 | 小児歯科

                

子供の歯が大きくぐらぐらしていたら抜き時です。

                   

頑張って子供に抜かせましょう。

                

歯を強く引っ張れば抜けるはずです。

           

子供の指で抜けないようでしたら、親御さんが引っ張って抜いてください。

             

糸で歯を縛って引っ張るなんて方法もありますが、指や爪で引っ掛ければ

抜くことができます。

              

滑るようならガーゼやティッシュを使ってつかむという方法もあります。

                 

          

グラグラが小さい場合は抜き時ではありません。

              

大きくぐらぐらするようになるまで待ちましょう。

                         

        

そこでよく質問されるのが、「乳歯はまだ抜けそうもないけど、

永久歯が変なところに生えてきちゃった」場合です。

                  

乳歯が抜けそうもないのに永久歯が生えてくるのはよくあることです。

                 

多くの場合そのまま永久歯によって乳歯が押し出されるようになるまで

待っても問題ありません。

       

乳歯が抜けた後に永久歯が正しい場所に移動します。

                 

ただ、歯並びが悪く(不正咬合)なる素因がある子供の場合

早めに抜いた方が良いこともあります。

            

その場合は、乳歯でも麻酔をしないと抜けません。

                

歯科医院でご相談ください。

            


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子供の歯ぎしり

2010-07-23 06:09:00 | 小児歯科

                

歯ぎしりは人間の本能的な行為だと言えます。

               

人は力を出す時、集中する時、イライラしている時、などに歯ぎしりをします。

                   

歯ぎしりをするのは大人だけではありません。

             

子供も歯ぎしりをします。

                     

しかも子供は意識してわざと歯ぎしりをすることがあります。

                   

面白がって歯をこすってギシギシ鳴らすことがあります。

                    

乳歯の場合は歯ぎしりが歯に悪影響を与える心配はないので気にする必要は

ありません。

                    

また、子供が歯ぎしりするのは愛情不足が原因でもありませんので気にする

必要はありません。

                  

大人の歯ぎしりは問題となることがありますが、子供の歯ぎしりはほうっておきま

しょう。


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卒乳と虫歯

2010-04-08 09:09:00 | 小児歯科

                   

                                 

意外なことなのですが、母乳は虫歯の原因になります。 

                  

昔は1歳過ぎたら断乳するのが当たり前だったようですが、現在は卒乳という

考え方になっているそうです。

                   

授乳は母親と子供の大切なスキンシップなので2歳~3歳まで母乳を与えた

方が良い、という考え方です。

                   

         

ところが、2~3歳は乳歯が生えそろう時期で人生で最初に虫歯になりやすい時

です。

                        

では、何歳で卒乳するべきなのでしょうか。

                 

答えはありません。

                     

虫歯に関してだけ言えば、虫歯になりにくいお子さんであればずっと授乳して

いても構わないでしょう。

               

ただし、虫歯になりやすいお子さんの場合は早めに卒乳するべきです。

                  

その判断は、、、、、、

              

1歳半までにすれば良いと思います。

              

1歳半の段階で虫歯のリスクが認められれば、その時点で卒乳すれば良いと

思います。

                 

                


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サホライドを塗って後悔した

2009-12-21 09:41:00 | 小児歯科

            

                           

今回たまたまサホライド治療をして後悔した方の検索が多かったようです。

             

サホライドとは「虫歯の進行止め」の薬のことで、子供の乳歯に使用する薬です。

                  

初期の虫歯にサホライドを塗ると、その進行を抑えることができます。

(一回塗っただけで完全に進行を止めることはできないので、定期的に塗るように

します。)

                  

このサホライドを塗って後悔することとは、、、、、、、。

                 

塗ったところが黒くなることです。

                       

虫歯になりかけの部分も黒くなるので、予想以上に黒くなることがあります。

                         

そして見た目にとても悪い状態になることがあります。

                   

時代なのでしょう、子供の歯とはいえショックを受けることがあります。

(親御さんがショックを受けることの方が多いです。)

           

昔はかまわず塗っていた薬ですが、最近はどれくらい黒くなるかしっかり説明

してからサホライドを塗るようにしています。

           

            

小幡歯科医院

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自分で矯正する(続き)

2009-12-11 09:23:00 | 小児歯科

受け口になりそうになった永久歯を自分で矯正した結果です。

                

Buroguneta_002_2

                    

Buroguneta_003

                

ここまでくればもう反対咬合になる心配はありません。

                 

どうやって改善させたかといいますと、、、、、、

             

歯医者は何もしていません。

               

お子さんに自分で矯正してもらいます。

                     

必要な道具はアイスクリームの木のスプーンです。

                      

毎日木のスプーンでを上と下の前歯に挟んで上の前歯を前に押してもらいます

                    

これを毎日繰り返すことで簡単に前歯が正常な位置に動きます。

                   

永久歯が生えてくるこの時期のみに有効な方法です。

                     

永久歯が生えてしまってからでは、歯を正常な位置に動かすのに簡単な

矯正治療が必要になります。

               

                      

歯科医院で定期的にチェックしていれば、必要最小限の治療で歯並びを改善

させられることがあります。


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自分で矯正する

2009-12-10 09:32:00 | 小児歯科

6歳くらいから乳歯が抜けて永久歯に生えかわっていきます。

                 

この生えかわりの時にちょっとした事で歯並びを改善できることがあります。

                    

Buroguneta_004

右上の大人の歯が内側に生えてきました。

                     

                          

Buroguneta_001

このままでは受け口(反対咬合)になってしまいます。

              

                   

永久歯の生えかわりの時であれば簡単に改善させることができます。

               

(続く)


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サホライドで黒くなった乳歯を見栄えよくするには

2009-10-17 09:51:00 | 小児歯科

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乳歯をぶつけて欠けた

2009-07-02 09:19:00 | 小児歯科

              

              

子供が歯をぶつけてしまって、乳歯が欠けてしまうことがあります。

              

子供にはよくあることです。

              

小さく欠けている場合はそのままでも大丈夫です。

                     

              

大きく欠けている場合や、しみている場合は詰め物をする必要があります。

                 

レジンという歯科用プラスチックで欠けた部分を補修します。

                

余程大きく欠けていない限り簡単に終わる治療です。

                  

             

小幡歯科医院

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ハイチュウ

2009-05-14 09:16:00 | 小児歯科

子供の治療に際しては、親御さんに普段の食生活の内容を質問します。

           

特に「甘いものを1日にどれくらい与えているか」をお聞きします。           

                  

その中で「ハイチュウを1日1箱与えてしまう」という方がいらっしゃいました。

               

1箱というと12個入りです。

               

騒がしい時におとなしくさせるために与えてしまうというのですが、1日12個

とは、、、、、。

            

その子は虫歯はなく虫歯予備軍の要注意の乳歯が3本でした。

                     

奇跡的でした。

          

余程強い質をもった乳歯であることが予想されました。

                

が、ある瞬間から虫歯が一気に増えてしまう危険性もあります。

                    

ハイチュウは1週間に1個にしてもらうようにお話しました。

                         

どうも、子供をおとなしくさせるために甘いものを与えてしまうことがよくあるよう

です。

                   

子供が集まる場所の待合室にいると、アメやガムを食べながら待っている子供を

よく見かけます。

                     

子供を黙らせるために甘いものを与えるのはやめて欲しいと思いますが、、、、、。

                

なかなか難しいことですね。

    


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癒合歯

2009-04-22 09:59:00 | 小児歯科

            

                          

「乳歯が割れて生える」という検索がありました。

           

これは割れて生えるのではなく、「2本の歯がくっついて1本となって生える」

癒合歯という状態です。

                 

乳歯ではそれほどめずらしいことではありません。

                 

乳歯がくっついていると永久歯までくっついて生えるのではないか、と心配になり

ますが永久歯には影響ありません。

                        

問題は、癒合した乳歯は虫歯になりやすいということです。

           

くっついている(割れている)部分はものがたまりやすいからです。

                 

癒合歯は、割れているところを丁寧に磨くことが大切です。

              

                     

小幡歯科医院

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前歯 すきっ歯 乳歯

2009-04-14 09:37:00 | 小児歯科

            

                

「子供の前歯がすきっ歯なんですけど。」

            

と相談されることがよくあります。

                 

すきっ歯は見た目が格好よくないので、心配になるのでしょう。

        

                  

乳歯のすきっ歯はいいことずくしです。

          

              

一つは虫歯になりにくいことです。

       

ものがつまらないので、虫歯になる危険が少ないです。

           

             

もう一つは永久歯に生えかわる時に都合がよいです。

               

乳歯に隙間があると、永久歯が八重歯になったり乱食い歯になったりする危険

が少ないです。

                   

               

乳歯がすきっ歯でもなんの心配もいりません。


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乳歯の役割

2009-03-04 09:28:00 | 小児歯科

                  

                                  

乳歯には永久歯が生えるためのスペースを確保するという役割

があります。

                  

乳歯が順々に抜けていって永久歯に生えかわっていくことは、誰でも経験する

ことですが、とてもダイナミックなことです。

       

その時に早めに乳歯がなくなってしまうと、永久歯がうまく生えかわれないこと

があります。

           

歯並びが悪くなってしまうのです。

            

                

ですから、乳歯は将来の永久歯の歯並びに関わっているといえます。

           

いずれ抜けてしまうからといって、乳歯をおろそかにしてはいけない理由がここに

あります。


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