小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯がしみる食べ物

2009-11-28 09:29:00 | 歯がしみる

              

                            

歯がしみる食べ物があります。

                  

なぜ歯がしみるのでしょうか。(虫歯ではなく知覚過敏を前提とした話をします。)

              

               

歯がしみる原理は、歯の中にある細い管(象牙細管)の中の水分が移動する

ことで説明されています。

                   

これを「水力学説」といいますが、歯に加わる刺激によって歯の中の水分が

移動してそれが歯の神経に伝わると歯がしみるようになります。

                 

つまり、歯の周りに普段と違う刺激が加わるとしみるようになります。

            

                    

その刺激の理由の代表的なものが「温度」「濃度」「PH」です。

                            

                           

                                     

温度の刺激の原因となるのは「冷たいもの」「熱いもの」です。

                    

歯の内外の温度差によって歯の中の水分が移動します。

             

具体的にはアイスクリームカキたい飲み物、い飲みものなどがしみ

原因になります。

                

                

                                  

濃度の刺激の原因となるのは「分子量の大きいもの」です。

                  

歯の内外の浸透圧の差によって歯の中の水分が移動します。

                     

具体的にはチョコレートや濃いジュースなどがしみる原因になります。

                

               

                                 

PHの刺激の原因となるのは「酸性のもの」です。

               

歯の内外の水素イオン濃度の差によって歯の中の水分が移動します。

               

具体的にはお酢やかんきつ類などがしみる原因になります。

                

                           

                               

内容が化学的でわかりにくかったと思いますが、歯がしみるものは冷たいもの

だけではないということです。           


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ガムを噛むと顎が鳴る

2009-11-24 09:54:00 | 顎関節症

                   

                                    

ガムを噛むと顎が鳴るのは「顎関節症」です。

              

顎が「カックン」「ゴリッ」などと鳴るのは顎の関節にある関節円板(膝のお皿の

ようなもの)がずれている証拠です。

                    

顎が鳴るだけなら治療の対象となりませんが、痛みがあったり口を開けずらい

場合は治療の対象となります。

                   

そして、ガムを噛むことは顎関節症を悪化させます。

               

ですから顎が鳴る人はなるべくガムを噛まない方がよいといえます。


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骨密度

2009-11-20 09:21:00 | インプラント

インプラント治療をするとその人の「顎の骨密度」が手に取るようにわかります。

                     

手術の際に顎の骨密度を直接感じ取ることができるのです。

          

顎の骨の密度も一人一人異なります。

          

顎の中が骨で充満している人もいれば、中がスカスカの人もいます。

                   

                          

ところが不思議なことがあります。

                

インプラントの手術の際に顎の骨密度が高いことがわかり、「いい骨してますね。」

と言うと「この前骨密度の検査で低いと言われました。」という答えが返ってくる

ことがよくあるのです。

             

どうやら顎の骨と体の骨の密度はリンクしていないようです。

                          

         

日頃どんなに運動不足でも顎を使わないことはありません。

        

かならず食事をします。

               

体はあまり動かさなくても、顎をよく動かしている人は多いはずです。

                        

体の運動量と顎の運動量が一致しないことが、この不思議な現象の理由かも

しれません。


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最年長のホワイトニング

2009-11-16 09:28:00 | ホワイトニング

ホワイトニングには年齢制限がありません。

                     

ただし、10代の方にお勧めすることはありません。

               

20代の方も少ないです。

(生まれつき歯が黄色い場合や、余程白さにこだわっている場合です。)

                  

30代からがホワイトニング治療の適応だと考えています。

             

加齢による歯の着色にホワイトニングが威力を発揮するからです。

(30代で「加齢による」という表現は誤幣がありますが。)

                               

ホワイトニング治療に際して、50代の方にもっとも感激されるという実感があり

ます。

                  

劇的に白くなることが多いからです。

                   

           

ちなみに、今までのホワイトニング治療の最年長の方は83歳の方です。

               

Nagano_008_4

                   

                             

Nagano_026_2

                    

                               

上下ともホワイトニングを行いました。

                     

ホワイトニングの効果があらわれやすい歯だったようでかなり白くなりました。

                          

何歳若返ったかわかりません。

                   

ホワイトニングでは「10歳は若くなりますよ。」と説明していますが、この方は

50歳くらい若くなったようです。


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リステリン

2009-11-12 09:00:00 | 予防

                  

最近の検索ワードの順位ですが、歯の症状が並んでいる中に「リステリン」

ポツンと浮いています。

                        

私の記事はリステリンやモンダミンなどの洗口液にどちらかというと否定的な内容

になっているので、その効果に期待して検索している方には残念な結果になって

いると思われます。

                     

商業ベースに乗せるためとはいえ、「毎日寝る前に〇〇でうがいを!」などと宣伝

していますがそれで歯周病が克服できるほど世の中甘くありません。

                       

歯周病を克服するのにもっとも大切なのは歯ブラシ(フロスや歯間ブラシを含む)

よるプラークコントロールです。

                         

このプラークコントロールがきちんとできていて初めてリステリンを使用する意味

でてきます。

                            

夜寝る前のうがいも良いですが、その前の歯磨きがとても大切なことを

お忘れなく。


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ハイブリットセラミックの変色

2009-11-09 09:10:00 | 審美歯科

                  

ハイブリットセラミックの変色に関する検索が多くなっています。

                

実際ハイブリットセラミックの長期経過をみると多くの場合変色しています。

                 

変色していてもクリーニングで白くすることができます。

               

ハイブリットセラミック専用のクリーニングキットもあります。

                         

ただ、タバコを吸っている方のハイブリットセラミックの変色は頑固です。

                    

ヤニが中に入り込んでいるとなかなか白くならないことも正直あります。

                          

タバコを吸っている方には純粋なセラミックをお勧めすることが多いです。


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着色

2009-11-06 09:41:00 | 予防

日頃の食生活によって歯は着色します。

                 

お茶、紅茶、コーヒー、タバコ、ワイン、カレーなどが着色の原因の代表です。               

                

お茶類では黄色~茶色に、コーヒーやタバコでは黒く着色します。

                 

ですから「タバコを吸いながらコーヒーを飲む」と歯はかなり着色します。

                  

これらの着色は歯のクリーニングによってきれいに取り去ることができます。

                   

                   

ところで、天然の歯よりセラミックの方が着色しません。

                     

人工の義歯が天然の歯に勝つ唯一の部分かもしれません。


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