小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

金銀銅パラジウム合金

2008-03-17 10:28:00 | 歯科材料

治療でお話する「銀歯」とは12%金銀銅パラジウム合金のことです。

        

日本の保険適応の金属はこれが主流です。

           

金が12%も入っている金属を使う日本の保健医療は世界一です。(医療費抑制

政策によって今後はどうなるかわかりませんが。)

            

この金属には十分な強度があり、白金加金よりも硬いです。

          

ただ、硬いと言うことは歯に負担がかかる場合もあります。

             

金属アレルギーを除けば、患者さんがこの2種類の金属の差を感じるとすれば

「味」だけです。

          

安い金属ではイオンが流出やすくなるので、金属の味を感じて食べ物の味が

変わると言う人がいます。

          

ただ、これは味覚に鋭敏な人の話で金属の味を感じる人は少ないです。

             

保険治療と自費治療の金属の差は、材料の問題よりも、「適合」「形」「精度」

「適正なかみ合わせ」「歯ぐきとのなじみ」「つける接着剤の強さ」などに

あらわれます。

       

         


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