治療でお話する「銀歯」とは12%金銀銅パラジウム合金のことです。
日本の保険適応の金属はこれが主流です。
金が12%も入っている金属を使う日本の保健医療は世界一です。(医療費抑制
政策によって今後はどうなるかわかりませんが。)
この金属には十分な強度があり、白金加金よりも硬いです。
ただ、硬いと言うことは歯に負担がかかる場合もあります。
金属アレルギーを除けば、患者さんがこの2種類の金属の差を感じるとすれば
「味」だけです。
安い金属ではイオンが流出やすくなるので、金属の味を感じて食べ物の味が
変わると言う人がいます。
ただ、これは味覚に鋭敏な人の話で金属の味を感じる人は少ないです。
保険治療と自費治療の金属の差は、材料の問題よりも、「適合」「形」「精度」
「適正なかみ合わせ」「歯ぐきとのなじみ」「つける接着剤の強さ」などに
あらわれます。