小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

オイルプリング

2014-09-29 20:47:29 | 栄養

最近、オイルプリングという言葉を知りました。

            

これはオイルでうがいをする健康法のことです。

                      

うがい薬の代わりにオイルを使うそうです。

                   

使うのは

       

オリーブオイル

ごま油

ひまわり油

亜麻仁油

グレープシードオイル

 

などです。

           

そして前回紹介したココナッツオイルです。

               

                           

カプリル酸やラウリン酸など抗菌作用のある脂肪酸を含むココナッツオイル。

                      

口の中の悪玉菌を殺し、善玉菌を増やしてくれる「かも」しれません。

                     

                

その期待できる効果は

口内から体内の毒素を排出するデトックス効果

口臭、歯周病、虫歯、口内炎の予防

片頭痛や関節炎などの慢性的な疾患の改善

です。

         

     

他にも

歯のホワイトニング効果

口の周りの筋肉を使うことによるほうれい線の予防

             

とありますが、こちらは眉唾ものです。

                 

 

ただ、化学的なうがい薬よりも天然由来のオイルの方が体にいいと思えます。

                        

最近ココナッツオイルにハマっている私としては、うがいに使うのは少しもったいないような気もしますが。

                 

最後にココナッツオイルは冬は固まってしまいます(凝固点25℃くらい)。

               

そのまま流してしまうと、排水管に固まったオイルがくっつく可能性があるそうです。

                 

そのまま流さない工夫が必要になるのですね。

          

               

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ココナッツオイルで調子が悪くなる

2014-09-28 12:06:50 | 栄養

流行りのココナッツオイル。

               

ただ、ココナッツオイルを飲んで体の調子が悪くなることがあるそうです。

                  

                 

                

まずは下痢です。

                   

その人にとって量が過剰になると下痢症状を起こすことがあるそうです。

                

その場合は

少量から始める

そのまま飲まずに食べ物や飲み物と一緒に飲むようにする

空腹時に飲むのは避ける

          

などの工夫が必要です。

          

                  

                 

そしてあまり知られていませんが、ダイオフ症状というものがあります。

                    

これはココナッツオイルによって腸の中のカンジダ菌(カビの一種)が退治される際、菌が死ぬ時に出る毒素によって体調が悪くなってしまうものです。

                 

その症状は多岐に渡り、頭痛、吐き気、痛みや痒みなどの炎症症状、アレルギー症状、などがあります

            

やはり下痢予防と同じ工夫が求められますが、腸が弱い人は専門家の指示を仰いだ方がいいでしょう。

                     

           

 小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ココナッツオイル

2014-09-27 20:17:05 | 栄養

             

ココナッツオイルがブームになっているようです。

                        

ココナッツオイルは飽和脂肪酸を多く含む中鎖脂肪酸です。

                   

飽和脂肪酸は動物性の脂肪に多く含まれるのですが、ココナッツミルクから抽出したココナッツオイルには飽和脂肪酸が豊富に含まれています。そして飽和脂肪酸は酸化しにくいので体の中でも安定しています。

                          

中鎖脂肪酸は体の中で代謝を受けずにすみやかに肝臓に運ばれます。

                  

そしてエネルギー源となるケトン体が生成されます。

            

                 

このケトン体は脳のエネルギーになるので、アルツハイマーに予防になると宣伝されているのです。

            

           

                   

さて、成分表をみてみましょう。

                    

このココナッツオイルにはラウリン酸が含まれています。

                

このラウリン酸には抗菌作用があります。

             

        

また、カプリル酸という脂肪酸が含まれるココナッツオイルもあります。

                     

カプリル酸にはカンジダというカビの一種の菌を殺す作用があります。

                   

このカビは口の中や腸の中に住みついていて、多くなると悪さをします。

                

そのカビ退治にもココナッツオイルが有効というのです。

            

                

エネルギー源となり、菌を殺す作用のあるココナッツオイル。

             

試してみる価値はありそうです。

 

                   

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルシウム不足の原因

2014-09-21 00:33:48 | 栄養

前回、「歯石がつきやすいのはカルシウム不足によるものだ」という衝撃的なお話をしました。

                       

今回は、カルシウム不足の原因について考えてみましょう。

                            

                 

                    

1 カルシウムの摂取不足

              

まずはカルシウムを含む食材を食べていないことが考えられます。

               

カルシウムは乳製品、小魚、豆製品、青菜などに多く含まれます。

                         

                  

               

2 胃酸が適正に分泌されていない

                  

食材に含まれるカルシウムは胃酸で溶かされてから小腸で吸収されます。胃酸がしっかり出ていないと、食べたカルシウムが吸収されない場合があります。

                

                      

                     

3 マグネシウムの摂取不足

                   

カルシウムとマグネシウムは兄弟関係にあり、互いに助け合いながら働きます。マグネシウムが足りなくなるとカルシウムも足りなくなってしまうことが知られています。

            

マグネシウムは、大豆、魚介類、ナッツなどに多く含まれます。

                

また、マグネシウムは経皮的に吸収されることで知られています。にがり温泉に入るとマグネシウムを吸収できてリラックス効果があります。

        

商品ではエプソムソルトが有名です。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00B0SCEPK/ref=nosim/?tag=biglobe06-src-link-22&linkCode=as1

                 

                     

                              

4 カルシウムの吸収が邪魔されている

             

カルシウムの吸収を妨げるものに

シュウ酸(ほうれん草のあく)

過剰のリン(加工食品、清涼飲料)

過剰の食物繊維

があります。

           

お菓子やジュースによってカルシウムが体の中に入っていかなくなるので、気をつけましょう。

              

                                        

5 ビタミンD不足

          

                    

                                

体の中に入ったカルシウムを骨に貯蔵するにはビタミンDが必要です。

            

ビタミンDはサケ、マスなどの魚介類に多く存在します。肉類にはあまり含まれていません。

                       

ただ、ビタミンDはコレステロールを材料として自分の身体の中でつくることができます。ただし、そのためには日光に当たらなければなりません。適度な日光浴が必要です。

        

そしてコレステロールの材料として動物性のタンパク質や動物性の脂肪(肉、卵、チーズ)が必要です。

               

                    

              

                  

カルシウム不足についてまとめましたが、内容が多岐に渡りました。それだけ体に重要な物質です。そしてカルシウム歯や骨の材料でもあります。

               

歯を強くし、歯石がつかないようにカルシウム不足にならないようにしましょう。

 

                  

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検索機能

2014-09-17 22:38:05 | 閑話休題
gooブログからの初投稿です。
             


          
OCNブログとはだいぶ使い勝手が違うので戸惑っています。

                  
       
一番痛いのは一つの記事に複数のカテゴリーが設定できないことです。

                
          
今まで、いろんなジャンルにまたがる記事には複数のカテゴリーを設定して探すことができるようにしていました。
           
   
       
それがなくなると記事を探すのが大変になります。

       
              
と、ブログを見ていたら検索機能がついていることに気がつきました。

            
                
はじめて引っ越していいところがみつかりました。
                

             
                    
            
2007年から書き溜めているこのブログ。
         

              
一般的な歯科治療の内容はほとんど網羅しています。

            
             
歯科的なキーワードで検索していただければ、説明する記事がみつかると思います。

             
                  
是非、検索してみてください。


                
                       
                      
小幡歯科医院
http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルシウムパラドックス

2014-09-01 06:51:00 | 栄養

前回、歯石がつきやすいのはカルシウム不足が原因だ、という

衝撃的なお話をしました。

                 

                    

詳しく説明していきましょう。

                    

                

カルシウムは体の中で一番多いミネラルで、生命の維持に

不可欠な働きをしています。

                  

             

その99%はリンと結合して骨や歯に貯えられています。

                      

                     

カルシウムは生きていく上でとても大切なミネラルで、血液中の

カルシウム濃度は体が厳密に管理するようになっています。

                    

                    

カルシウムが不足して血中カルシウム濃度が低くなると、副甲状腺

ホルモンの働きによって骨からカルシウムを取り出して補給します。

                        

                   

この時、慢性的にカルシウム不足が続いていると、副甲状腺ホルモン

の作用によって骨から過剰にカルシウムを取り出してしまいます。

                        

                  

過剰なカルシウムは本来カルシウムの必要ないところにくっつき、

骨はカルシウムを失い弱くなってしまいます。

                           

             

その結果、結石、動脈硬化、変形性関節症、骨粗鬆症が生じる

可能性があります。

                             

                   

結石は腎臓、胆嚢、膀胱、尿管につきますが、過剰なカルシウムが

唾液の中に入り込むと歯につきます。

                   

                   

これが歯石になります

                     

                

カルシウム不足がかえって必要のないところに石がつく原因となる。

             

                      

これが、カルシウムパラドックスです。    

 

              

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする