小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

口腔内カメラ

2018-03-31 23:56:22 | 歯科話

最近、ブログに歯の写真を載せることが多くなりました。

               

これには理由があります。

               

CTを導入すると同時に、口の中の画像をその場でモニターで確認できるシステムも取り入れました。

http://rfsystemlab.com/product/dental/ein_lumica/index.html

         

CTと同じメーカーのカメラです。

         

ワイヤレスで使いやすく、明るい光源があるので細部まで確認できます。

             

そして、撮ってすぐにモニターで確認できます。

                

実際に画像を見ることによって、歯の状態が手に取るようにわかります。

            

歯にヒビが入っているのはこれくらい拡大しないとわかりません。

              

             

治療のステップを撮っておくと、患者さんも治療によって何をされたのか理解しやすくなります。

                     

今までは一眼レフのカメラで画像を撮っていました。

            

この口腔内カメラは一眼レフの画像よりは画質は落ちるのですが、その利便性には大きなアドバンテージがあります。

                    

撮ってすぐに見ることができますし、ブログの記事に落とすのも簡単です。

                

今後もブログで写真の記事が増えることでしょう。

                

      

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

 


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必要最小限の虫歯の治療

2018-03-29 23:09:29 | 虫歯

虫歯の治療を行う際に、なるべく歯をたくさんは削りたくないものです。

               

必要最小限に歯を削って治療するのが理想です。

             

そのためには虫歯の早期発見が大切です。

                

歯と歯の間に虫歯ができました。

              

虫歯だけを削り健全な歯を削らないようにします。

            

            

ほぼ虫歯だけを削り取ることができました。歯と歯の間の歯の部分を削らないのがポイントです。

                 

必要最小限しか削っていないので、詰めるのも簡単です。

              

レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療終了です。

            

レジンが進歩する前の時代であったら、金属を外した後に、虫歯の部分を含めてさらに大きな金属を詰め替えることによって治療していました。

            

レジンの材料的な進歩によって、金属を外さずに治療することができるようになったのです。

        

そして、これは「もっとも簡単に虫歯を治す方法」でもあります。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/0b257328977cb3525dcb3c100502528f

                  

ただ、これよりも虫歯が小さい場合は治療をしないで様子をみる場合もあります。

                 

あまりにも小さい虫歯は、削ること自体が無駄になるので(ある程度削らないと詰めることができないため)

経過を見ます。

              

定期的にレントゲンを撮ってその虫歯が進行しているかどうか判断します。

            

虫歯の最大の原因は「砂糖」です。

          

砂糖を控えることで虫歯の進行は簡単に抑えることができます。

            

治療以前に食生活を改善して虫歯にならない、虫歯が進行しないようにすることが大切です。

                   

         

小幡歯科医院

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ハイブリットセラミックの威力(その2)

2018-03-25 14:37:18 | 虫歯

まずは、こちらの画像をご覧ください。

           

歯の神経を取った後の状態です。

                 

歯の神経を取ると歯が脆くなってしまうため、歯の全周を削って「かぶせる」治療が必要となります。

                    

ただ、ひどい虫歯でなくて神経を取った場合には、この画像のように周りの歯が残っています。

               

この歯の周り全てをけずってかぶせるには抵抗があります。

                

歯の全周を削る場合は、歯の中を補強する必要があります。

          

歯の中を金属で補強した場合が、この二つの画像です。

             

かなり歯が減ってしまった印象があります。

                   

この場合は虫歯が大きかったので、迷わず歯の全周を削りました。

           

歯の中の補強にグラスファイバーを用いて金属よりも痛々しい印象は少ないですが、歯が減ってしまう印象は否めません。

                   

そこで、ハイブリットセラミックです。

                   

歯の周りを一切削らずに治療を終えました。

              

セラミックの歯を乗せただけです。アンレーという治療方法です。

               

これができるのはハイブリットセラミックだけです。

      

金属や通常のセラミックでは、硬くて接着剤がなじみにくいため取れやすくなります。

             

適度な柔らかさをもち、接着剤のなじみが良いハイブリットセラミックならではの治療方法です。

                   

               

ただし、歯の周りを削らないで乗せるだけなので、横から見ると歯とセラミックの境目が出てしまいます。

               

奥歯なら気になりませんが、前歯の方に近づくと気になるかもしれません。

              

この、「見た目に難がでる可能性」だけがデメリットで、神経を取った歯に対して歯を削らないもっともやさしい治療法であると言えます。

                 

         

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ハイブリットセラミックの威力

2018-03-18 01:16:26 | 虫歯

前回は、最も効率のいい治療方法としてレジン(歯科用プラスチック)を紹介しました。

            

ある程度虫歯が進行するとレジンでは対応できなくなります。

              

型をとって詰め物を製作するという方法が必要となります。

       

その中でやわらかさを持ったセラミック、ハイブリットセラミックが有効な場合があります。 

         

やわらかさを持たせていて天然の歯と同じようにすり減るので、口の中で自然に機能します。

        

とても歯に優しい材料であると言えます。

           

ただし、やわらかい分純粋なセラミックよりも色が落ちるという欠点がありました。

             

ハイブリットセラミックも徐々に進歩していって、色の問題もクリアされてきています。

             

金属の歯の中に虫歯ができていました。

             

穴が大きいので型を取って治療しなければなりません。

 

ハイブリットセラミックで治療しました。詰めたものの境目が分らない程に色が合っています。

               

反対側の歯です。

            

               

よく見ると歯とセラミックの境目がみえますが、ほとんど目立ちません。

                

レジンと同じようにハイブリットセラミックの材料も進化していて、歯の色に合わせやすくなっています。

                

審美性といって、歯の見た目を重視する風潮が日本にも浸透してきました。

        

それに合わせて、材料も日進月歩で進歩しています。

               

         

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もっとも簡単に虫歯を治す方法

2018-03-01 13:09:34 | 虫歯

むし歯は小さいうちに治した方が、治療が早く簡単に終わります。

   

といっても、まだ穴が小さい初期の虫歯は治療する必要はありません。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/caries.html

       

もっとも簡単に虫歯の治療が終わるのはレジンという歯科用プラスチックを用いた治療です。

    

むし歯を取り切った後は、型を取る必要はなくプラスチックを埋めるだけなので、一回で終了します。

    

材料の進歩により見た目もとてもきれいに仕上がるようになりました。

      

 

歯と歯の間に虫歯ができました。

            

むし歯をすべて取った後、レジンで治療しました。どこを治療したかわからない程

きれいに仕上がっています。

       

           

このむし歯は神経に近いところまで進行していたので、虫歯を削り取るのに3回費やしていて、1か月の治療期間を要しました。

     

レジンで治療が終了したとことです。神経に近いところまで治療しているので、今後しみる可能性もあり、定期健診で経過を観察することが大切です。

              

ある程度小さいむし歯であれば、この歯科用プラスチックを持ちいて一回で治療を終えることができます。

            

むし歯が大きくなっていくと、金属やセラミックを用いた治療が必要となります。

               

    

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