小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

磨かなくてもプラークがつかない人

2010-01-28 09:20:00 | 予防

歯をよく磨いていないのにプラークがついていない人がいます。

                   

常識では考えられないのですが、確かにそういう人はいます。

                      

どうして「磨いていないのに汚れがついていない」と判断しているかと言いますと、

歯間ブラシの使用の有無で判断しています。

                

「歯間ブラシは使っていない。」という方で歯と歯の間にプラークがついていない人

がいるのです。

                   

歯間ブラシを使っているのに、「使っていない」とウソをつくことはありえません。

(使っていないのに「使っている。」とウソをつくことはありえますが。)

                     

              

何故、磨かなくてもプラークがつかないのでしょうか。

                    

考えられるのは「唾液の自浄性」くらいです。

                   

唾液の質、量ともにレベルが高く汚れがつきにくいのではないかと。

                         

だとしたらとてもラッキーな体質です。


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ファイバーコアの根の治療におけるメリット

2010-01-25 09:31:00 | 根の治療

ファイバーコアは歯の根に差す土台のことです。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

               

一般的には「差し歯」といわれる治療の土台、いわば基礎工事に当たる部分

です。

                    

前回、ファイバーコアは虫歯の再発に有効であることを書きました。

                  

ファイバーコアは根の治療においても有効です。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/rct.html

                   

化膿した歯の根の治療をした場合、再感染の危険を減らすことができます。

           

歯の根に細菌がたまって化膿してしまうことがあります。

                   

細菌を全部取り除けば化膿した部分は完治しますが、再び細菌がたまれば

化膿してしまいます。

                   

再感染のかなめは土台の強さです。

               

土台がしっかりしていればそこから細菌が侵入することはありません。

                   

ファイバーコアは強い接着剤で装着するので、細菌が入り込むことはありません。

                         

根の治療の仕上げとしてもファイバーコアは有効です。


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ファイバーコアの虫歯の治療におけるメリット

2010-01-21 09:57:00 | 根の治療

ファイバーコアは強い接着剤で歯に装着します。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

          

強い接着剤でつけると「長くもつ」、つまり長期間使用しても外れない歯をつくる

手助けになります。

                   

入れた歯が長くもつのは大切なことですが、強い接着剤にはもう一つ利点が

あります。

        

虫歯が再発しにくい環境をつくることができます。

                    

強い接着剤は虫歯菌の侵入を防ぐので虫歯になる危険が減ります。

                 

逆に弱い接着剤では長期的に歯を使用すると接着剤がはがれて、そこから虫歯に

なってしまうことがあるのです。

                      

ファイバーコアを用いると、虫歯になりにくい環境をつくることができます。


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ファイバーコアの材料的メリット

2010-01-18 09:12:00 | 医科と歯科

ファイバーコアは「グラスファイバー」と「樹脂」でできています。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

                

歯科治療は金属を使うことで成り立っていましたが、最近は「メタルフリー」といって

金属を全く使用しない治療を目指すことがあります。

                     

特に金属アレルギーがある人にはメタルフリーの治療が必要になります。

                         

金属アレルギーがなくても、お口の中に金属を入れたくないと考える人も増えてい

ます。

                        

メタルフリーの治療にはファイバーコアは必須です。


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ファイバーコアの機能的メリット

2010-01-14 09:12:00 | 歯が割れた

ファイバーコアに一番求められるものは、「歯にやさしい」ということです。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

              

具体的にはファイバーがやわらかいために土台として使用したときに歯に負担が

かかりません。

           

そして歯の根が割れてしまうトラブルを防ぎます。

                      

今までは歯よりも硬い金属の土台を使用していたため、噛む力が歯の根に

伝わってしまいヒビが入ってしまうことがありました。

             

ファイバーコアはやわらかいため、噛む力はファイバーのやわらかさによって

吸収されます。

                     

虫歯、歯周病の次に歯を抜く理由が「歯の根が割れてしまう」ことです。

                             

この歯の根が割れてしまうトラブルを防ぐためにファイバーコアは開発されました。

          


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ファイバーコアの審美的なメリット

2010-01-11 09:11:00 | 審美歯科

ファイバーコアのもっともわかりやすいメリットは色が白いことです。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

                  

セラミックのように色が透ける歯の土台として使う時に効果を実感できます。

          

金属の土台を使うとどうしても金属が光を遮断してしまうため、セラミックの明るさ

が落ちてしまいます。

                 

最近はファイバーコアの開発が進み、歯の色に合わせて土台のファイバーの色を

決めることができます。


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ファイバーコアを導入しました

2010-01-09 09:19:00 | 審美歯科

ファイバーコアを本格的に導入することにしました。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/fibre_core.html

                  

以前からセラミックの歯を入れる際に、色を明るくするためにファイバーコアを

使用することはありました。

                

金属の土台を使用するとセラミックの色調に悪影響を及ぼすので、色の白い

ファイバーコアを用いたわけです。

                  

今までは、ファイバーコアを見た目(審美的)のためだけに使用していたので、

症例は限られていました。

      

現在多くのメーカーでファイバーコアを販売するようになり、開発も進みました。

                  

見た目だけではなく機能的にもメリットを感じるようになり、ファイバーコアを

積極的に使用することになりました。


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マウスピースは何のため?

2010-01-06 09:22:00 | 歯ぎしり、食いしばり

歯ぎしり防止装置としてマウスピースを作ることがあります。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html

              

スプリント、ナイトガードなどともいいます。

                  

基本的に夜寝ている間に装着します。

                           

このマウスピースにはいろいろな効能があります。

                 

                       

歯の痛みが軽くなる

         

歯ぐきの炎症が軽くなる

           

顎の疲れや痛みが軽くなる

               

肩こりが軽くなる

             

頭痛が軽くなる

                 

                   

痛みやその他の症状がなくなることもあるのですが、マウスピースは完全に

歯ぎしりや食いしばりの影響をなくすわけではないので、「なくなる」ではなく

「軽くなる」と表現しました。

                       

マウスピースはこのように多くの症状に効く可能性があります。

                

「絶対的」ではありませんが試す価値のあるものです。

                            


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どうして休みの日に歯が痛くなるのか

2010-01-03 09:21:00 | 予防

「マーフィーの法則」にあったかどうか忘れましたが、歯は休みの日に痛くなり

ます。

                 

本当に患者さん、歯科医ともに困ることなのですが、歯のトラブルは歯科医院の

休診日に起こります。

(歯科医が困るのは休みの日のトラブルはイメージダウンにつながるからです。)

             

何故休みの日に歯が痛くなるのでしょうか?

            

これはきちんと説明できます。

       

               

余程ほったらかしにしていない限り、歯の痛みは体調が落ちているときに

生じます。

                   

体調が落ちる主な原因は疲れ、ストレスです。

          

疲れやストレスは家庭や仕事の都合で、忙しくなったり生活が不規則になること

から来ることがほとんどです。

                       

忙しい真っ只中では歯の痛みは感じません。

              

気が張っている時は痛みに対して抵抗力があるのです。

            

そして、休みの日になってホッとした時に一気に痛みがやってきます。

              

これが、休みの日に限って歯が痛くなる理由です。

                                 

         

定期的に検診をしている方にはそういう辛い思いをして欲しくないと

思っています。

             

休みの日に痛みが出ないようにすることも予防の目的の一つです。


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