小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

顆粒入り歯磨き粉

2014-06-06 06:22:00 | 予防

歯医者仲間から「顆粒入り歯磨き粉によるトラブル」の報告が

ありました。

 

 

これを使っている患者さんの歯ぐきにトラブルが起きるのです。

 

 

具体的には顆粒が歯と歯ぐきの間に入り込んだまま取れなく

なって、歯ぐきに炎症が起こります。

 

 

「顆粒入り歯磨き粉」が、歯ぐきが腫れたり出血する

原因になるのです。

 

 

当院ではまだ経験がありませんが(気がついていないだけかも

しれません)、これは重大な懸念事項です。

 

 

しかもこの顆粒は溶けないので、一度歯と歯ぐきの間に

入り込むと炎症がずっと続きます。

 

 

この入り込んだ顆粒は患者さん自身では取り除くことはでき

ませんし、歯医者が取ろうとしてもとても苦労するそうです。

 

 

仲間内からどんどん報告が上がっています。

 

 

 

「顆粒入り歯磨き粉」は絶対に買わないで下さい。


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カロリー計算のウソ

2014-06-03 20:55:20 | 栄養

栄養学を学んでいると、「食品のカロリー」といういうものが

いかに意味のないものかわかります。

 

 

 

 

 

きょうはそのお話をしましょう。

 

 

 

 

 

多くの人は食品のカロリーを計算し、気にしながら食事を

しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

「これはカロリーが高いから控えよう。」

 

 

 

「太りたくないからカロリーの低いものを食べよう。」

 

 

 

 

 

結論から言いますと、この計算は無意味です。

 

 

 

 

なぜなら、食品のカロリー値とは「そのものを燃やした時に生じる

熱量」を示しているからです。(本当に燃やして測定したそうです。)

 

 

 

 

よく燃えるもの、例えば脂肪はカロリーの値が高く、燃えにくいもの、

例えば穀物はカロリーの値は低くなります。

 

 

 

 

 

 

今までこのブログを読んでいただいた方には明白なことですが、

脂肪を食べても太りません。太るのは糖質です。

 

 

 

食べて太るかどうかはカロリー計算ではわからないのです。

 

 

 

 

よく 「食べたもののカロリーよりも運動したカロリーの方が

高ければ痩せる」ということを聞きますが、まったくの間違いです。

 

 

 

 

 

なぜ間違っているかというと、食品は体の中で燃えないからです。

 

 

 

 

食品は体の中で代謝されるのです。

 

 

 

 

タンパク質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに、糖質は

ブドウ糖に代謝されます。 

 

 

 

 

そして余ったブドウ糖が脂肪に代謝されて肥満になるのです。

 

 

 

 

 

よく「脂肪が燃焼する」という表現を聞きますが、体の中で脂肪は

燃えません。代謝されます。

 

 

 

 

 

ですから、燃やして計ったカロリー値は栄養を摂るうえで参考には

ならないのです。

 

 

 

 

 

カロリー計算の罠にハマらないようにしましょう。

 


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