小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯周病の矯正治療

2018-09-07 21:18:49 | 矯正

久しぶりの「矯正」タグの話です。

              

当院は矯正の専門ではありませんので、「部分的」な矯正しかできません。

            

矯正の専門の先生も部分的に矯正治療を行うことはありますが、基本的にはすべての歯を対象に(全顎的に)矯正治療を行います。その方が、理想的な歯並びをつくることができるからです。

                  

ただ、全顎的な矯正治療は期間がかかりますし、費用も相応にかかってきます。

          

専門医でない開業医が行う部分矯正はその両方を縮小することができるのがメリットです。

                 

特に歯周病のある歯を矯正するには、矯正治療によって歯周病が悪化しないように注意する必要があって、一般開業医の方が適していることもあります。

              

実際の症例です。

               

歯並びが悪く歯磨きも難しいので、歯周病になってしまいました。

         

一番悪化している歯を抜いて矯正治療を行いました。

            

歯周病になってしまっている歯は簡単に動きますので、注意してゆっくりと動かすことが大切です。

                

歯並びが整いました。歯と歯の間の隙間は増えてしまいました。これは1本抜いて隙間ができたことと、歯並びが良くなって歯ぐきが引き締まったことによるものです。

            

隙間は増えてしまいましたが、とても磨きやすい歯並びになりました。歯周病の管理もしやすくなります。

                        

                        

こちらも歯周病になっていて歯並びが悪いために磨きにくい状態です。

                

こちらは歯を抜かないで行うことにしました。

                

一番傾いていた歯に歯周病がありました。

             

こちらも歯周病のあったところの歯ぐきが引き締まったことによって、歯と歯の間に隙間ができてしまいました。

詰め物やかぶせ物で隙間を目立たないようにすることもできますが、患者さんの希望により天然のままの状態でいくことになりました。

                    

矯正治療を行った後にそのままでいると、後戻りといってまた歯並びが悪くなってしまいます。

葉の裏に金属を這わして接着剤で止めます。これによって、後戻りしないようにします。

表からは見えません。

                

歯周病の治療目的の矯正は40歳以降、多くは50代に人が行います。

                       

          

もちろん見た目を良くすることも大きな目的ですが、歯を長持ちさせることが一番の目的である矯正治療です。

 

 


マグネシウムをにがりで摂りましょう

2018-08-07 08:27:46 | 栄養

糖質制限をしているとマグネシウム不足になりやすくなります。

            

肉、魚、卵、チーズでカルシウムはしっかり摂れるのですが、貝類や海藻などの海の幸が少なくなり気味でマグネシウムが不足しがちです。

            

カルシウムとマグネシウムはブラザーイオンと呼ばれ、ともに協調して働きます。

           

マグネシウムが少ないと、カルシウムが足りていてもその働きまで悪くなります。

           

その典型的な症状が「足がつる」ことです。

           

足がつりやすい人は結構多いです。実は、私も糖質制限を始めた頃は、朝起きがけに足がつることがありました。

                  

そこで、マグネシウム補給にお勧めなのが「にがり」です。

               

          

これは「埼玉メンタルヘルス交流会」で奥平先生から勧められた、「わじまの海塩、天然にがり」です。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/7b81d8130fb4243959cf8712d4bd82df

                   

コップ一杯の水に4,5滴たらすだけです。

          

マグネシウムは吸収しにくいので、毎日続けることが大切です。

          

これはネットの通販で買ったのですが、この前、目黒駅のアトレにあるガーデンでにがりを見つけました。

           

「室戸海洋深層水 にがり」です。

           

マグネシウムのサプリメントもあるのですが、こういう天然物は続けやすくていいですね。

             

日本の水は軟水で、ミネラル分が少ないです。

                 

足がつるとお悩みの方は、にがりを試してみるといいでしょう。

            

小幡歯科医院

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左右両方の歯で均等に噛みましょう

2018-08-06 08:57:16 | かみ合わせの治療

以前このブログでは、「食事は一口30回たくさん噛みましょう。一回一回はあまり力を入れないように噛みましょう。それが、歯をいい状態に保つことにつながります。」とお話ししました。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/a45d952fcb56fc8a9d5d73b30cbeb087

              

食事で噛むときに、もう一つ大切なことがあります。

              

左右の歯で均等に噛むことです。

                

これが、意外とできていません。

                  

片方の歯を抜いていて、噛みにくくなっている場合は仕方がありません。

                     

両方の歯がしっかり揃っているのに、左右均等に噛んでいない人は意外に多いです。しかも歯並びが悪くないのに、片方ばかりで噛んでいる場合もよく見かけます。

            

この理由は姿勢によるものと考えられます。体が左右どちらかに傾いていると、顎を真っ直ぐ動かして左右均等に噛むことが難しくなります。

         

整体やカイロプラティックなどで、「体が曲がっている」と指摘されたことがある人は多いと思います。

      

現代人の生活には体を真っ直ぐにできない生活習慣がたくさんあります。

     

その代表例がパソコン業務です。パソコン仕事が多い人に、体幹が乱れ咬み合わせがずれている人が多いように感じます。

                  

食事に際しては、背筋を伸ばして正しい姿勢で左右の歯で均等に噛むように努力することはとても大切です。

             

それが一つ一つの歯に加わる力を均等にして、歯をいい状態に保つことにつながります。

                   

                

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勉強会でお話しして来ました。

2018-08-05 13:10:45 | 栄養

            

以前、川越市の歯科医師会でお話しさせていただいたご縁で、その主要メンバーの方達の勉強会である「F会」で講演をいたしました。

            

タイトルはずばり、「オーソモレキュラー療法と歯科」。

 

    

以前、川越市歯科医師会では糖質制限のお話をさせてもらっていたので、今回はアドバンスな内容にすべくこのテーマにしました。

     

 

肝は血液検査データの読み方になりますが、私も完全に解析ができるわけではないので基本的な勘所をお話しました。

      

 

食事の問診と口腔内所見とレントゲン所見(と見た目チェック)があれば、健康診断レベルの血液検査の項目でもかなり体の状態把握ができます。

 

      

「栄養療法は臨床の診断と治療を救う。そして予防につながる。」というのが7年前から学んできたことの結論です。

 

オーソモレキュラー療法というとサプリメント処方というイメージがありますが、その知識を用いて食事や生活習慣を改善するだけで口腔内の状態もよくなっていきます。

 

衛生士の方々の参加も多く、とても盛況で楽しい勉強会でした。

               

川越には何故か落ち着く雰囲気があり、いつも楽しくお話しさせていただくことができます。

            

                 

川越は少し遠いですが、とても馴染みのある街になりました。


本当にすごい!糖質制限

2018-07-29 23:16:11 | 栄養

                

ドクターズ本の第2弾が、7月4日に発売されました。

             

今回は癌と糖尿病治療の最前線について特集が組まれています。

 

以前は「多くの人に糖質制限を知って欲しい」と思っていました。現在は「必要な人が必要なだけ糖質を制限して欲しい」と考えていますので、私の記事は禁忌症とそれに準ずる内容にしました。

                

 

 

治療食の側面のある糖質制限には適応症もあると思っています。

              

糖質過剰摂取によって引き起こされる病気がまさにそれです。そこからいろんな分野に応用が効いて、現在の糖質制限の理論がつくられています。

             

ダイエットを糖質制限の入り口にしている人が多いでしょうが、体重の増減は副次的なもので、いかに体感良く健康的に過ごせるかが一番の目的となります。

              

そして、人の代謝はまだまだわかっていないことも多く、これからもいろいろな知見が得られるでしょう。その中でも、最新の現場の知見が得られるこの本をお勧めします。

        

最近、このブログでも「いきなり糖質制限をしてはいけない人」の記事がよく読まれています。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/6f915986ac3630d96b5f5c7fc5ebf614

    

この本で、その内容を深く掘り下げました。

            

                 

是非、多くの人に読んでいただきたいと思います。

                   

               

小幡歯科医院

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金属からジルコニアに

2018-06-30 08:43:49 | 歯科材料

時代は変遷します。

 

大学を卒業して27年経ちましたが、技術革新と材料の進歩には目覚ましいものがあります。

 

以前は、奥歯は金属が主流でした。中でも金合金、言わば「金歯」がもっとも優れた歯科材料でした。

 

現在は金歯を使うことがほとんどなくなりました。材料費が高くなるのと見た目の問題で嫌われるようになったからです。

              

そして、奥歯も白い歯で治療することが一般的になりましたが、それにより問題もかかえることになりました。

 

白い歯にはセラミックを用いるのですが、セラミックは割れる危険を持ち合わせます。

              

特に噛む力が強い人にセラミックをいれると、割れるというトラブルが生じることはよくあります。

            

そこで、割れない白い材料、ジルコニアが登場したのが10年前です。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080310

              

そして、3年前から私もジルコニアを治療に取り入れるようになりました。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/5a251d9508cac78101fea29d926a090a

 

昔金属で行っていた治療はすべてジルコニアに置き換えることができます。

             

患者さんの「白くしたい」という要望に完全に答えることができるようになりました。

           

もちろん、昔ながらの金属を用いた治療の方がいい時もあって白い歯をお勧めできない場合もあります。

                 

選択肢が増えたという点で、技術革新の恩恵はとても大きいです。

              

               

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市販の歯間ブラシ

2018-05-28 21:13:32 | 予防

私がいつも使っていて患者さんにもお勧めしているのが、このVIVIの歯冠ブラシです。

              

          

これは歯科医院専売ではないのですが、普通のドラッグストアでは売っていません。

         

東急ハンズには置いてありました。

             

ずっとこれしか使っていなかったのですが、家でのストックがなくなった時に市販の歯間ブラシを買って使ってみました。

             

その使用感ですが、、、、、

         

とても使いづらかったです。

               

ブラシのネックのところにコシがないので、しっかり歯と歯の間を磨けないのです。

                

1本当たりの値段で見ると、市販の歯間ブラシの方が安いのですが、値段の差以上に使い勝手に差があります。

                   

歯ブラシは1か月に一回とりかえてもらうようにお願いしています。

            

贅沢にどんどん取り替えてもらいたいのです。

         

少しでも長く使っていると、磨く効率が悪くなります。

          

歯間ブラシも贅沢にいいものを使っていただきたいものです。


いきなり糖質制限をしてはいけない人

2018-04-27 21:54:05 | 栄養

いきなり厳しい糖質制限を行うと体調が悪くなる人がいます。

 

今回は、クエン酸回路が回っていなければいきなり糖質制限をしてはいけない、というお話です。

    

 

 

これは、体内のエネルギー産生の仕組みを図式化したものです。

 

 細胞の中で、エネルギーであるATPを作る系統は二つあります。向かって左にある解糖系と、向かって右にあるクエン酸回路です。前者は細胞質基質、後者はミトコンドリアのマトリックスで行われます。クエン酸回路は電子伝達系と連動していて、解糖系よりもずっと多くのエネルギーを得ることができます。ですから糖質制限においては、糖質を控えながらこのクエン酸回路を回すことを目的としています。電子伝達系はミトコンドリア内膜で行われます。

   

 クエン酸回路を回すには様々な物質が必要です。その数は200以上あるそうで、生化学の専門家は全て覚えているそうですが、専門家ではない私達は勘所になる物質を覚えておけばいいでしょう。

 

まず、クエン酸回路を回す材料としてはアセチルC o Aが重要です。アセチルC o Aはケトン体やコレステロール、コエンザイムQ10の材料にもなる重要な物質です。

 

アセチルC o Aは解糖系由来のピルビン酸、糖新生過程のピルビン酸、そして脂肪酸からつくられます。糖質制限においては脂肪酸からつくることを推奨しています。脂肪は特に動物性の脂肪を推奨しています。

 

クエン酸回路を回すには様々な酵素が必要ですが、酵素は全てアミノ酸からつくられます。アミノ酸も動物性のタンパク質から摂ることを推奨しています。

 

図に記されているようにクエン酸回路や電子伝達系にはビタミンBと鉄が必要です。また亜鉛やマグネシウムもこれらの反応に必要です。ビタミンBや鉄や亜鉛は動物性の肉に多く含まれ、マグネシウムは魚介類や種子、豆に含まれています。

        

肉を初めとする動物性食品をしっかり食べられないうちはクエン酸回路もしっかりまわらないため、いきなり糖質制限を行うのは危険ということです。糖質を控えるよりも、動物性のタンパク質、脂質をしっかり食べられるようになることが先決で大切なことです。

 

 

 

人は体の中でアミノ酸やグリセリンを材料としてブドウ糖をつくることができます。糖新生といいます。

            

糖新生でブドウ糖をつくることができるのだから、糖質摂取は必要最低限でいいというのが糖質制限の理論です。しかし、糖新生がうまくいかない人がいます。そういう人は糖質制限を行うと体調が悪くなります。

               

具体的には、機能性低血糖、副腎疲労、甲状腺機能低下があると糖新生がうまくいかず、糖質制限ではエネルギー不足になってしまうことがあります。またこれらの状態には腸内環境の悪化がつきもので、タンパク質や脂質を食べても吸収できていないことがあります。クエン酸回路を回すためにタンパク質と脂質は根本的に必要なので、吸収できないうちは糖質を摂る必要があります。つまり、糖質制限よりも腸内環境を整えることが先決です。

   

 

糖質制限と言っても、必要とする制限量には幅があります。全ての人に糖質ゼロを推奨したりケトン体を出すように勧めることはありません。糖質制限には禁忌症も適応症もあります。人それぞれ千差万別、必要な糖質量というものがあるのです。

 

歯科医としてはまずは砂糖と、「果糖ブドウ糖液糖」などと書いてある異性化糖を控えてもらいたいです。これだけでもかなり体調がよくなります。しかし、甘いものをやめられない人は多いです。そういった甘味依存に対しては全体的な糖質量を見る必要もあります。一日に摂取する糖質量、何回で食べるか、そしてそのタイミングです。その人にとって適正な糖質量を模索するのが糖質制限です。そして前提として、体をつくったりエネルギー源となるタンパク質や脂質をしっかり摂ることが大切です。もっともやってはいけないのは、動物性のタンパク質、脂質を摂らずに糖質を控えることです。肉を食べられない人、脂が苦手な人は慎重に糖質を控える必要があります。この場合、ボーンブロスはアミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラルを吸収するのに有効です。

     

 これらの知識なしに今の食事からいきなり糖質制限をするのは危険です。かえって栄養不足になる可能性がありますいきなり糖質制限がうまくいくのは「タンパク質も脂質も糖質もなんでもたくさん食べてきた人」なのです。

       

 (糖新生ではリンゴ酸が一旦クエン酸回路の外に出てから再びオキサロ酢酸になるのですが、図ではそれは表されていません。)

 


白いブリッジ(ジルコニアブリッジ)

2018-04-05 20:35:30 | ブリッジ

ブリッジは歯のないところを両サイドの歯で支えるので強度が必要となります。

              

今までは金属が主流でした。

               

ある程度歯を削らないと取れてしまうので、たくさんの金属を使っていた時代がありました。

                

接着剤の進化によって、たくさんの歯を削らなくてもブリッジができるようになりました。

 

セラミックと金属を組み合わせて、削る量を最小限にしてもこれだけ金属が見えるのは避けられませんでした。

              

今や、金属のように強くて白い材料であるジルコニアを用いることによって完全に見た目が白いブリッジを作ることができるようになりました。

                   

以前に記事にしたように、初期のジルコニアは色がよくありませんでした。

          

自然な感じのない歯になっていました。

            

最近はジルコニアでも透明感や自然な黄色味が出せるようになりました。

                  

材料の進歩によって、歯の治療が自然に仕上がるようになりました。

                

         

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口腔内カメラ

2018-03-31 23:56:22 | 歯科話

最近、ブログに歯の写真を載せることが多くなりました。

               

これには理由があります。

               

CTを導入すると同時に、口の中の画像をその場でモニターで確認できるシステムも取り入れました。

http://rfsystemlab.com/product/dental/ein_lumica/index.html

         

CTと同じメーカーのカメラです。

         

ワイヤレスで使いやすく、明るい光源があるので細部まで確認できます。

             

そして、撮ってすぐにモニターで確認できます。

                

実際に画像を見ることによって、歯の状態が手に取るようにわかります。

            

歯にヒビが入っているのはこれくらい拡大しないとわかりません。

              

             

治療のステップを撮っておくと、患者さんも治療によって何をされたのか理解しやすくなります。

                     

今までは一眼レフのカメラで画像を撮っていました。

            

この口腔内カメラは一眼レフの画像よりは画質は落ちるのですが、その利便性には大きなアドバンテージがあります。

                    

撮ってすぐに見ることができますし、ブログの記事に落とすのも簡単です。

                

今後もブログで写真の記事が増えることでしょう。

                

      

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