goo blog サービス終了のお知らせ 

(旧)小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

ブログを引っ越しました。

2025-05-17 16:05:49 | 歯科話

gooブログが11月18日にサービスを終了するということで、アメーバブログに引っ越しをしました。

小幡歯科医院歯科話

 

まずは無料プランに引っ越しましたが、そのうち有料プランにします。

 

その一番の理由は宣伝が入らないようにすることです。

 

引っ越して一番困っているのが、カテゴリー設定が引き継がれていないことです。歯科治療別にカテゴリーを設定して、このブログは運営していましたが、それを一から設定しなければなりません。OCNブログからgooブログに移った時はカテゴリーも引き継がれていました。

 

このブロブは2007年10月から始めて、17年以上継続しています。その記事も1000以上です。

 

その記事をカテゴリー別に分けていくのは大変ですが、必要なことなので一からやり直すこととします。

 

 

小幡歯科医院

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ブログの引っ越し

2025-05-07 00:19:26 | 閑話休題

このgooブログのサービスが11月で終了するそうです。

 

引っ越し先は、HatenaブログかAmebaブログです。

 

どちらがいいか、今検討中です。このブログもOCNブログから以前引っ越しています。

 

時代の流れを見ていると、ブログは情報発信のメインメディアではなくなっていると感じます。文章よりも動画が媒体として主流になっているのは明らかです。

 

このブログは2007年10月から始まりました。18年前です。

 

18年の間にインターネットの世界は大きく変わりました。当初は文字での発信が主流でしたので、ブログが大流行でした。

画像の処理にも時間がかかったものです。デジカメで撮った画像をPCに移して、ブログに反映させていました。

 

その後スマートフォンが普及し、画像はもちろん動画も簡単に編集できるようになりました。

 

そして、YouTubeやインスタグラム、TikTokが情報発信の主流にとってかわっていきました。

 

人は文字から情報収集するのが得意な人と、動画から情報収集するのが得意な人の2種類に分かれるそうです。

 

私自身は文字を読むことの方が好きです。早送りすればいいと言われますが、動画を観るのは時間的に少しつらいです。

文字の方がスラスラと頭に入ってきます。

 

ですので、当分というかこの先ずっとブログを書いていくと思います。

 

まずは、引っ越し先をどこにするか考えます。

 

 

 

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歯科的にNGなお菓子

2025-04-23 22:14:28 | 虫歯

お菓子好きな人は読まない方がいいかもしれません。歯科医をやっていて、「このお菓子は避けてほしいなー。」と思うものを列挙します。

 

最近、「ミンティアを噛んで歯が欠けた」という患者さんが続けていらっしゃいました。ミンティアを知らなかったので、聞いてみると「フリスク」みたいなものだと教わりました。フリスクは知っています。

 

普段お菓子を食べないので、知らない新しいお菓子がたくさんあるのだろうと思いました。

 

昔はキャラメルで詰め物が取れたという話がよくありました。歯によくくっつくお菓子は虫歯にもなりやすいです。

以前、「お口で溶けて、手で溶けない」というキャッチフレーズのチョコレートがありましたが、口の中でサラサラと溶けるお菓子の方が虫歯になりにくいです。

 

ミルキーもよく歯にくっつくお菓子で、詰め物が取れる原因になっていました。ただし、それは詰め物が取れる時期だっただけで、ミルキーが本当の原因ではありません。

 

最近のお菓子で一番虫歯の原因となっていると感じるのはハイチュウです。これもくっつきやすいお菓子ですね。

 

意外に虫歯の原因として多いのが、ラムネです。私たちが子供のころはラムネといえば飲み物でしたが、今は錠剤の形のものがあって虫歯の原因となっています。シュワシュワする炭酸成分が入っているのがその理由かもしれません。ジュースでも炭酸飲料の方が虫歯になりやすいという実感があります。

 

ガリガリ君は歯が欠ける原因のイメージがあります。けっこう硬いのでしょう。

 

でも、一番歯が欠けるイメージの強いのがこれです。

 

食べたことはないのですが、これで歯が欠けた人を何人か知っています。

        

 

詰め物が取れる、虫歯になりやすい、歯が欠ける原因になる、などはすべて患者さんからの情報で判断しています。

 

そういう問題が起きた時に、患者さんと話しながら何が原因だったか検討すると大体答えが出ます。

 

NGといっても絶対に食べてはいけないものではなく、食べすぎないようにしてもらいたいものです。

 

少なくとも毎日食べるのはやめて、週の半分くらいまで減らせば悪影響は減るでしょう。

 

 

 

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朝、起きられない病

2025-03-19 23:26:16 | 栄養

今西 康次著「朝、起きられない病 起立性調節障害と栄養の関係」を読みました。

 

 

糖質制限を推奨する小児科医である著者の先生とは、私が糖質制限の普及活動を行っていた頃に交流がありました

 

残念ながらお亡くなりになった今西先生ですが、素晴らしい本を残されたと感じる読み応えのある一冊です。

 

起立性調節障害という病気は歯科医の私には馴染みのないもので、実際にその患者さんと触れ合う場面もありません。

 

おそらく、歯科医院受診も困難になるだろうと思われます。

 

精神的に怠けている、と誤解されやすいこの疾患を、今西先生は「栄養」の観点から診断し治療に当たられ、目覚ましい成果を挙げられたようです。

 

今西先生のアプローチは糖質制限にとどまらず栄養療法を取り入れ、血液検査データから不足している栄養素を探り出し、栄養を補充することによって病気を改善させています。

 

その血液検査データの解析を臨床に取り入れている様がとても興味深く、一気に読み進めてしまいました。

 

特にこの疾患の子供たちは、成長期においてタンパク質と鉄が明らかに足りないそうです。

 

栄養療法を学んでいると、この二つの栄養素が足りなければ元気が出なくなるのは手に取るようにわかります。

 

そして、実際の症例において子供が元気を取り戻す描写には感動を覚えます。

 

栄養療法に興味のある方や、栄養療法を学んでいる方、栄養療法を受けている方には必読の書といえるでしょう。

 

 

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トラフルダイレクト

2025-02-24 23:38:52 | 口内炎

口内炎の薬は進化しているようで、口内炎に効くいいものが見つかりました。

 

といっても、患者さんに教わったもので私が見つけたものではありません。

 

 

第一三共ヘルスケアのトラフルダイレクトです。

つらい口内炎にトラフル | 第一三共ヘルスケア

 

今までもいろいろな口内炎の治し方がありました。

口内炎の治療 - 小幡歯科医院歯科話

 

なかなか特効的に口内炎を治す治療がなくて、最近は何もしないで様子を見ることが多かったです。

(通常は2周間あれば治ります。)

 

ただし、痛みを和らげることはしたいと思っていましたが、それにも特効的なものはなかったのです。

 

今回、実際に患者さんに「これを使っていると痛みが和らいぐ」と教わったのは、貼るタイプのものです。

 

今までも、口内炎に貼るタイプの「パッチ」と呼ばれる薬がありましたが、すぐに剝がれてしまい効果がないものがほとんどでした。

 

このトラフルダイレクトにはセルロースが入っていて、これに口内炎を刺激から守る効果があるようです。

 

セルロースは食物繊維の一種で、水に溶けにくいものです。

 

実際、口の粘膜にへばりついていて拭っても簡単には取れませんでした。その分、口内炎をカバーする力が強くて、外界からの刺激が口内炎には行かないのでしょう。

 

一人の患者さんの感想ですが、私もこれはいいと直に感じました。

 

このトラフルシリーズには錠剤、軟膏、スプレーなどいろいろな商品があります。

 

錠剤にはビタミンBが含まれているのもあります。口内炎になってからでは間に合いませんが、口内炎の予防にはビタミンBの補充は有効です。

口内炎とビタミンB - 小幡歯科医院歯科話

 

市販で買えるものですから、口内炎ができやすい人は試してみる価値がありそうです。

 

 

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2週間以上続く口内炎にはご注意

2025-02-21 00:36:25 | 口内炎

久しぶりに口内炎のお話です。

 

口内炎は口の中の粘膜の上皮部分が剥がれて、潰瘍のようになる状態です。

 

生傷ができるわけですから、かなり痛いです。口の中に刺激物が入ると強い痛みが出るので、食事も取りにくくなります。

 

基本的には自分の歯で粘膜を噛んでしまったり、食べ物がこすれて傷ができることから口内炎が始まります。小さい傷は毎日のようにできているものですが、それがどんどん大きくなって口内炎になります。さらに基本的には、体調が落ちているときに口内炎はできるものです。疲れやストレスによって体力が落ちているときに、普段ならすぐに治る傷が治らずかえって大きくなって口内炎になるのです。

 

ひとたび口内炎ができると、治るのに2週間くらいかかります。けっこう治るまでに時間がかかるものです。

 

口内炎ができると、だんだん痛くなって1週間くらいでピークを迎えます。1週間くらいはずっと痛いわけです。そして1週間を超えるとだんだんに痛みがなくなって、2週間くらいすると治るというのが一般的なパターンです。

 

一つ重要なのが、なかなか治らない口内炎は癌の疑いがあるということです。

 

口の中の癌には「口内炎型」のものがあり、癌になった場合は治ることがありません。

 

ですので、2週間経っても治らない口内炎は要注意です。少なくとも1か月経っても口内炎が治らない場合は、すぐに歯科医院や専門的な病院を受診してください。

 

口内炎にはなかなか特効薬がないのですが、最近患者さんにいい薬を教えてもらったので次回にご紹介します(続く)。


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骨折すると甘いものが欲しくなる

2025-02-18 01:11:15 | 虫歯

タイトル通り、人は「骨折すると甘いものが食べたくなる」ようなのです。

 

患者さんに急に虫歯ができた時に、「最近甘いものを食べるようになっていませんか?」と必ず聞いています。

 

しばらく虫歯ができていなかった人にある時急に虫歯を発見した時は、その直前にそれまでよりも多くの甘いものを食べるようになったのではないかと疑います。

 

たいがい何か甘いものを食べるようになっているものです。

 

 

咳がでるようになったのでのど飴をなめるようになった

 

ストレスが増えたので、甘いものを食べて発散するようになった

 

煙草をやめたので、口寂しくなり甘いものを食べるようになった

 

新しく入った会社ではおやつタイムがあり、毎日お菓子を食べるようになった

 

最近お菓子のもらい物が多く、甘いものを食べる時間が増えた

 

など、いろいろな事例があります。

 

そこには「骨が折れてしまって、その治療期間中は甘いものが無性に食べたくなった。」という事例が加わります。

 

何故甘いものを欲するようになるのか、そのメカニズムは浮かばないのですが、骨折を体が治そうとするときに糖分を必要とするのかもしれません。

 

ただし、骨折の治療期間は3か月です。

 

一般的には3か月で急に虫歯ができることはありません。

 

骨折の治療が終わった後も、惰性で甘いものを食べることが習慣になってしまって虫歯ができてしまうのではないかと考えられます。

 

骨折治療の期間中は仕方がないとして、治った暁には元通り甘いものを控える生活にすれば、そうそう虫歯にはならないと思います。

 

 

 

 

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金属が露出したハイブリットセラミックの修理

2024-12-23 22:44:46 | 歯科材料

以前にも書きましたが、ハイブリットセラミックは修理することができるセラミックです。

ハイブリットセラミックの修理 - 小幡歯科医院歯科話

 

今回は前回と違うパターンの修理をご紹介します。

 

画面の向かって右側の奥歯がハイブリットセラミックで作った下顎の歯です。

 

白いセラミックの中に、剝がれてしまって金属が露出しているのが見えます。

 

これは20年以上前に入れたハイブリットセラミックの歯で、長年使っているうちにかなりすり減っていて、内部の金属が露出してしまいました。

 

この状態でも噛むことには全く問題ないのですが、見た目が気になるということで修理することにしました。

 

 

露出してしまった金属の上にハイブリットセラミックを盛り足し、すり減ってしまった部分にもセラミックを盛り足して、以前のようにしっかりした歯の形に仕上げました。

 

この修理は一日で行うことができます。

 

ただし、下顎のハイブリットセラミックを盛り足して修理する場合は、その分上顎の歯を削る必要があります。今回は上の歯を治療する必要があったので、下の歯を修理する余地ができました。

 

反対側の歯を治療できる条件がある場合のみ、金属が露出したハイブリットセラミックを修理することができます。

 

 

 

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歯周病治療でがんの予防

2024-12-05 21:47:43 | 歯周病

歯科の専門雑誌に「がんを引き起こす口腔細菌」というテーマの論文がありました。

 

最近、がんと口腔細菌の関連性が注目されていて、口腔細菌ががんの発症や進展、はては治療の成績にまで関わっている、というのです。

 

その細菌とは、歯周病の原因となる細菌のことで、Fusobacterium nucleatum といいます。

  

 

F.nucleatumは口腔がん、食道がん、大腸がん、膵がん、や乳がん、肺がんなどの多くのがん組織で検出されることが報告されています。

 

そして、F.nucleatumはがん組織から検出されるだけでなく、細胞増殖に関わったり、免疫応答を抑えたり、様々なメカニズムでがんの発症や増悪に影響することがわかっています。

 

さらに、F.nucleatumの量が多いとがん治療の反応が悪く、治療が効果的だった場合はF.nucleatumの量が少ないことが判明したそうです。

 

今後は、唾液検査によって口腔内の細菌叢を調べ、がん特有の細菌叢と比較することによってがん検診を行うことができるようになるのではないか、と記されていました。

 

歯周病が糖尿病をはじめ、心臓病、脳梗塞、肺炎、骨粗鬆症、認知症など多くの病気に関わっていることが、最近は知られるようになりました。

 

歯周病治療によって口腔内の細菌叢を改善することががんの予防や治療につながるのであれば、歯周病治療の重要さは今後益々高まっていくでしょう。

 

 

 

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食欲人

2024-09-11 23:34:36 | 栄養

「食欲人~『タンパク質欲』を満たすまで私たちはとまらない~タンパク質欲しさにあなたは『ペンキ』まで食べる!?」

 

を読みました。

 

 

とても面白かったです。

 

今まで読んだ栄養関係の本の中で、ベスト3に入ります。

 

内容は本のタイトルにある通りです。

 

人の食欲はタンパク質の摂取量によって決まる、ということです。

 

糖質の摂り過ぎは栄養不足によるものだと考えていました。そして今までは、そのエネルギー不足は脂質が足りないからだと思っていました。

 

しかし、著者によればそれはタンパク質不足だというのです。

 

糖質を取り過ぎるのは、糖質の中のタンパク質を求めるからである、と述べられています。

 

昆虫学者である著者はそれを様々な実験から解き明かします。

 

タンパク質が栄養素の中で一番大切だと思って言いました。タンパク質ファーストという言葉もあります。

 

タンパク質には体をつくったり、体の中で物質を運んだり、酵素などの体内で働く物質をつくったり、様々な役割があります。

 

そのたんぱく質が足りた時点で食欲が収まるというのです。

 

目から鱗でしたが、考えてみれば当たり前のことでした。

 

 

そしてもう一つ、食品添加物のことが書いてあります。

 

表題にペンキとあるのがそのことです。

 

食品添加物によって、いかに我々の体が蝕まれているかが語られています。

 

以前にこのブログでも書きましたが、糖質過剰の害よりも食品添加物の害の方が大きいと思われます。

 

実験から得られた科学的な考察と、全世界に広がる社会問題の追及で話が進むこの本は強くお勧めできるものです。

 

 

 

小幡歯科医院

目黒駅 品川区 小幡歯科医院 (obatadc.sakura.ne.jp)

 

 


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