小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

虫歯体質と歯周病体質

2022-03-23 23:13:22 | 予防

一般的に、人は虫歯になりやすい人と歯周病になりやすい人に分かれます。

        

もちろん、両方になりにくい強い人もいます。

 

そして残念なことに両方になりやすい人もいますが、さすがにそれは少数派です。

 

それを虫歯体質と歯周病体質という観点からみると、生まれつきの体質であると感じます。

 

先天的な生まれつきの体質ではありますが、虫歯も歯周病も生活習慣病ですので、後天的に生活習慣を見直すことによってかなり予防できるものです。

       

前回、ざっと虫歯や歯周病にならないために気をつけることを書きました。

この歯はどれくらいもちますか? - 小幡歯科医院歯科話 (goo.ne.jp)

 

「甘いもの」「歯ぎしり、食いしばり」「タバコ」「タンパク質不足」「運動」などの習慣を適正にすることが病気を防ぐうえで大切だと書きました。

 

今回は、この両者を意識した予防について書きます。

         

       

虫歯について一番気をつけるべきは、砂糖(や異性化糖)の入った甘いものを控えることです。これがきちんとできていると、ほとんどの人は虫歯になることを防ぐことができます。

        

歯磨きをしっかりすることよりも大切なくらいです。

 

そして、虫歯にも歯ぎしり、食いしばりや栄養不足もかかわってきますが、その原因のほとんどは「甘いもの」と言っていいでしょう。

   

            

一方、歯周病については歯磨きがとても重要になります。プラークコントロール(歯磨きと同義語)が歯周病予防の基本となります。

 

そして、歯周病には歯ぎしり、食いしばりや栄養不足(特にタンパク質不足)も大きく関わってきます。虫歯と違って、これらも意識して改善していく必要があります。

    

また、タバコも歯周病を悪化させる要因です。虫歯に対してはタバコは原因とならないのでいいのですが、歯周病予防には禁煙を強くお勧めします。

          

最後の「運動」についてですが、これは筋肉不足になると糖代謝が悪くなることを示しています。

       

糖質は身体の中でブドウ糖に分解され、筋肉や肝臓にグリコーゲンとして貯蔵されます。

        

筋肉が不足するとグリコーゲンの貯蔵庫も不足することになり、糖代謝が悪化します。正しく代謝されずに余ったブドウ糖は身体の中で悪さをします。

歯ぐきが糖化する - 小幡歯科医院歯科話 (goo.ne.jp)

 

糖尿病の人が歯周病になりやすい理由の一つがこの「歯ぐきの糖化」です。糖化した歯ぐきは常に炎症を抱え、歯ぐきのみならず顎の骨にも炎症が波及する原因となります。

 

 

このようにみると虫歯の予防は簡単で、歯周病の予防の方が難しくたくさんのことを考えなければなりません。

 

ただ、虫歯予防に肝心の「甘いものを控える」ということが、多くの人にとって難しいことであることも臨床の現場ではよく実感しています。

 

 

小幡歯科医院

目黒駅 品川区 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

         

 

 


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歯、歯ぐき、骨の弱いところに出る

2021-10-31 14:36:54 | 予防

一般の歯科医院では歯、歯ぐき、骨(歯槽骨)を主にチェックしています。

      

頬や唇や、顎の裏や舌の粘膜も病気になる場所ですが、日頃はほとんど上記の3者を診ています。

 

歯が悪くなれば「虫歯」、歯ぐきが悪くなれば「歯周病」、骨が悪くなれば「歯槽膿漏」になります。

(本来は歯槽膿漏は歯周病に含まれるのですが、一般的にわかりやすく表現するためにこの二つを分けました。)

 

さて、世の中には「虫歯になりやすい人」と「歯周病になりやすい人」がいます。

(専門的には、歯周病の軽いものを「歯肉炎」、重いものを「歯周炎」というのですが、これを今回のブログでは「歯周病」と「歯槽膿漏」と表現しています。)

 

 

それは、生まれつきの体質によるものが大きいです。

 

そして、歯が弱い人は虫歯になりやすく、歯ぐきが弱い人は歯周病になりやすく、骨が弱い人は歯槽膿漏になりやすい傾向にあります。

 

当たり前に予想できることです。

 

虫歯や歯周病は好発年齢があって、虫歯は20代がピークで歯周病は50代がピークです。

ライフステージと歯について 品川区 目黒駅前 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

 

好発年齢になると自分のどの部分が強く、どの部分が弱いのか知ることができます。その時期に問題が生じる部分が自分の弱いところです。

          

そして、自分のどの部分が弱いのかを知っておくことは、病気を予防するにおいて役立ちます。

 

すべてが弱い人はいませんし、またすべてが強い人もそうそういないものです。

 

どちらにせよ、そういう病気にならないためには

 

 

歯をよく磨く 

   歯の磨き方について 目黒駅 品川区 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

食事に気をつける 

   「栄養」のブログ記事一覧-小幡歯科医院歯科話 (goo.ne.jp)

精神的なストレスに気をつける 

歯ぎしり、食いしばりをしないように気をつける

   歯ぎしり 食いしばりしてませんか? 品川区 目黒駅前 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

 

 

ことなどが大切です。

 

実は、精神的なストレスが病気になってしまうことに最も影響すると考えています。

 

しかし、メンタルヘルスケアは専門外であり文章にまとめることは難しいです。

 

その他についてはホームページやこのブログにも書いてありますので、ご覧ください。

 

 

小幡歯科医院

目黒駅 品川区 小幡歯科医院 (sakura.ne.jp)

 

 

 

 

 


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ロフトのオーラルケア商品は充実している

2019-01-15 06:00:14 | 予防

久しぶりに渋谷のロフトに行きました。

     

そこで、オーラルケアグッズのコーナーを見てきました。     

         

       

実は、当院で販売しているものがほとんどここで手に入ります。元々、歯科専売のもので、一般的には手に入りにくいものでした。

           

ご紹介していきましょう。

                 

上の写真は歯ブラシのコーナーですが、専門的な歯ブラシが並んでいます。

             

       

こちらは一般的な歯ブラシです。

             

              

                    

中でも、専門的なメーカーである「プロスペック」は当院でも販売しています。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/115dd47a02390e0d4ebcc69f91a098bf

                    

これが絶対お勧めというわけではありませんが、私自身気に入って使っていて、患者さんにもお勧めしているものです。

                   

                 

こちらは歯間ブラシ、フロスのコーナーです。

              

           

やはり、「プロスペック」の歯間ブラシは当院でも販売しています。

                

              

「ジョンソン&ジョンソンン」のフロスは当院でお勧めのフロスです。これは普通のドラッグストアでも売っていることが多いです。

           

           

歯磨き粉のコーナーです。

        

           

この「サンギ」というメーカーのアパガードリナメルを当院でも販売していますが、こちらにも同じようなものが売っています。以前、東急ハンズにも置いてありました。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/39873f8bb4d81d8dac88e996785f9cbd

 

歯の着色を防ぐのに一番効果を感じた歯磨き粉でお勧めしています。。もともと、歯科専売の商品でしたから、歯磨き粉としては割高ですね。

 

        

コンクールというクロールヘキシジンが含まれた含嗽剤も売っていました。当院では最近は使用していませんが、歯周病菌を叩くのに有効とされているものです。一時期、専門的に取り寄せて患者さんに販売していました。

                 

           

東急ハンズにも専門的なアーラルケアグッズが売っていましたが、ロフトの品揃えにはビックリしました。

        

口の中のケアに必要なものはすべてここで揃います。

             

歯科専売だったものが、市販で売られるようになっているようです。

        

当院は物販には力を入れていませんが、それにしても商売あがったりです(笑)

        

             

                

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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市販の歯間ブラシ

2018-05-28 21:13:32 | 予防

私がいつも使っていて患者さんにもお勧めしているのが、このVIVIの歯冠ブラシです。

              

          

これは歯科医院専売ではないのですが、普通のドラッグストアでは売っていません。

         

東急ハンズには置いてありました。

             

ずっとこれしか使っていなかったのですが、家でのストックがなくなった時に市販の歯間ブラシを買って使ってみました。

             

その使用感ですが、、、、、

         

とても使いづらかったです。

               

ブラシのネックのところにコシがないので、しっかり歯と歯の間を磨けないのです。

                

1本当たりの値段で見ると、市販の歯間ブラシの方が安いのですが、値段の差以上に使い勝手に差があります。

                   

歯ブラシは1か月に一回とりかえてもらうようにお願いしています。

            

贅沢にどんどん取り替えてもらいたいのです。

         

少しでも長く使っていると、磨く効率が悪くなります。

          

歯間ブラシも贅沢にいいものを使っていただきたいものです。


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8020を達成した人

2017-05-25 08:46:35 | 予防

8020とは「80歳で20本以上の歯がある人」のことを指します。

            

歯科医師会で推奨している8020運動は、「80歳で20本以上歯がある人は食事で苦労していない。」という統計からきています。

                  

8020を達成している人は年々増えています。

                

歯科医院で歯のメンテナンスを行っている方が増えたことが一番の理由でしょう。

                          

当院でも8020を達成している方はたくさんいます。

                       

         

            

             

             

この方達に共通していることは歯ぐきが強いことです。

              

虫歯の治療はしています。

                

歯ぐきが強い、つまり歯周病になっていないことが高齢になるまで歯をもたせるための必須条件です。

 

           

そして、皆さん肉が好きでよく食べているとおっしゃいます。

                  

実は、80歳を過ぎて当院に「元気に」通っている方達は、例外なくお肉を好む人です。

                   

歯ぐきはタンパク質でできています。

         

そして、タンパク質を補給するのに最も効率のいい食材は肉です。

                        

歳を取れば取るほど、タンパク質が必要になると言われています。

                   

自分の歯で一生噛むためにも、お肉をしっかり食べましょう。

          

         

小幡歯科医院

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顆粒入り歯磨き粉

2014-06-06 06:22:00 | 予防

歯医者仲間から「顆粒入り歯磨き粉によるトラブル」の報告が

ありました。

 

 

これを使っている患者さんの歯ぐきにトラブルが起きるのです。

 

 

具体的には顆粒が歯と歯ぐきの間に入り込んだまま取れなく

なって、歯ぐきに炎症が起こります。

 

 

「顆粒入り歯磨き粉」が、歯ぐきが腫れたり出血する

原因になるのです。

 

 

当院ではまだ経験がありませんが(気がついていないだけかも

しれません)、これは重大な懸念事項です。

 

 

しかもこの顆粒は溶けないので、一度歯と歯ぐきの間に

入り込むと炎症がずっと続きます。

 

 

この入り込んだ顆粒は患者さん自身では取り除くことはでき

ませんし、歯医者が取ろうとしてもとても苦労するそうです。

 

 

仲間内からどんどん報告が上がっています。

 

 

 

「顆粒入り歯磨き粉」は絶対に買わないで下さい。


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歯磨きはいつするか?

2014-01-08 06:18:00 | 予防

最近は、歯磨きをしっかりする方が多いので「歯磨きはいつ

したらいいですか?」という質問を受けることは少なくなりました。

 

歯磨きは食後に、と考えている人が多いのではないでしょうか。

 

 

まず一つ覚えておいていただきたいのは、「食べた後は口の中が

酸性になっていて、歯磨きで歯が削れる可能性がある」ということ

です。

 

 

食べた後に口の中が酸性になって、この酸によって虫歯ができます。

 

この酸性になっている間に歯を磨いた方が虫歯になるのを防げ

そうですが、かえって歯を傷つけることになりかねません。

 

 

ですから、逆説的に「食前に歯を磨く」という考え方があります。

 

 

特に、寝ている間に口の中の細菌の動きは一番活発になるので、

「朝食前に磨く」ことが有効になります。

 

 

また、睡眠時の口の中の細菌を少なくするために「寝る前に磨く」

ことも有効です。

 

 

そういう意味で、歯磨きは食後にとらわれず一日に1回以上しっかり

と磨きましょう。

 

 

特に、寝る前後を重点的にしましょう。


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歯医者を脅しに使わないで

2013-09-14 06:05:00 | 予防

歯医者はなるべく行きたくないところ、だと思っている人は

多いでしょうね。

 

 

 

でも歯医者に行くことが楽しみという人もいます。

 

 

 

たいがい、虫歯も歯周病もなくて歯医者は定期的にチェックして

歯のクリーニングをするところだと思っている人です。

 

 

 

歯医者は痛い時に行って歯を削られるところ、だと思っていると

絶対に行きたくないですね。

(虫歯や歯周病にならないように予防する方法は今までの記事

に書いてありますので、ご参照ください。)

 

 

 

お子さん連れの親御さんで歯医者で子供に脅しをかける人がいます。

 

 

 

「いうことを聞かないと先生に歯を削ってもらうよ!」

 

「そんなこと言うなら先生に痛くしてもらおうか!」

 

 

 

禁句です。歯医者は歯を削って痛くなるところ、だという

イメージになります。  

 

 

 

「今日も歯をみてもらって、きれいきれいにしてもらおうね。」

 

 

こういうイメージです。

 

 

 

歯医者はお口の中をチェックしてクリーニングをするところなのです。

 

 

 


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子供の歯の定期健診とクリーニング

2013-09-11 17:19:00 | 予防

現在、2年ぶりに区の健診事業に参加しています。

 

 

目黒区の保健センターで2歳児健診を担当しています。

 

 

以前は3歳児検診を担当していました。

 

 

2歳児は3歳児に比べて大変なのかな、と思っていたのですが

意外な感想があります。

 

 

 

3歳児よりも2歳児の方が泣かないし、嫌がらない傾向にあります。

 

 

 

2歳児の方がイヤイヤと抵抗する子が多いのかな、思って

いたのですが意外にもおとなしく健診させてくれる子が多い

のです。

 

 

3歳児の方が知恵がついていて、何をされるかわからない

恐怖心があるのかもしれません。

 

 

「お口の中をみるだけだからねー。」という白衣を着た人の

言葉が信じられないのかもしれません。

 

 

 

一つ思うのは、3歳児には医科や歯科で痛い思い(注射や

歯を削るなど)をしていてまた痛い思いをするのではないか

と感じている子がいることです。

 

 

その記憶が残っていて白衣恐怖症になっているのかもしれません。

 

 

 

予防接種の注射は仕方がないとして、歯を削ることは何としても

避けたいことです。

 

 

 

もちろん、そのためには虫歯をつくらないことです。

 

 

虫歯のない子はいつも歯医者では歯の検診だけなので、

恐怖心はありません。

 

 

その子にとって歯医者とは

「口の中をみて歯磨きをしてくれるところ」

なのです。

 

 

そうすれば歯医者に行くことも、白衣の人に口の中を

みせることに不安がなくなります。

 

 

それが虫歯のない永久歯列につながります。

 

 

子供の頃から歯医者で定期検診をするようにしましょう。


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熱中症予防にスポーツドリンク!?

2013-08-13 23:18:08 | 予防

夏本番、暑い日が続きます。

 

 

「熱中症予防にスポーツドリンク」という標語を聞いたことは

ありませんか。

 

 

脱水症状にならないようにスポーツドリンクを飲むことが

あるのではないでしょうか。

 

 

今回はこのスポーツドリンクにダメだしです。

 

 

 

スポーツドリンクにはかなりの量の糖分が入っています。

 

この糖分によって虫歯になる危険があるのが第一点。

 

この糖分によって血糖値が不安定になるのが二点目。

 

そして、糖分を含む飲み物を飲むとかえって脱水が進む

という第三点目が今回の本題です。

 

 

 

糖分は分子量が大きく浸透圧で水分を引き寄せます。

 

 

ですから、糖分が体の中にたまるとかえって水分と一緒に

体の外に排出されます(利尿作用)。

 

 

これは塩をふくむと水が欲しくなるのと似ていて、糖分を含む

飲み物を飲むとかえって喉が渇いて余計に水分が欲しくなる

という悪循環を生みます。

 

 

脱水防止には水分と塩分を補給するのがよいのです。

 

 

塩分は食事から摂って、「水」を飲むのが一番だと思います。

 

 

カフェインにも利尿作用があるので、脱水防止にはお茶も

よくありません。

 

 

脱水防止にはその名の通り、「水」を飲みましょう。

 

 

塩分は食事の塩っ気を少し増したり、日本の伝統的な

保存食「梅干し」を口に入れるのもいいでしょう。


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顆粒入り歯磨き粉は危険

2013-07-12 21:02:42 | 予防

最近、仲間の歯科医の間で「顆粒入り歯磨き粉」が話題に

なっています。

 

 

小さい粒が入っている歯磨き粉で、この粒が歯だけでなく

歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)の中も清掃する効果が

あると謳っている商品です。

 

 

何が危険かといいますと、この顆粒が歯周ポケットに

入り込んで歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。

 

 

顆粒自体は不活性な物質なので歯ぐきに影響は出ないと

メーカーは説明していますが、顆粒にプラーク(細菌の塊)

がくっついて歯ぐきに炎症を起こします。

 

 

この歯ぐきの隙間に入り込んだ顆粒が取れないのです。

 

 

患者さん自身では絶対に取れません。

 

 

 

私達歯医者が細い専門の器具を用いても取るのに

とても苦労します。

 

 

場合によっては麻酔をしないと取れないこともあります。

 

 

 

歯の周りの汚れを取るために入れている顆粒が歯ぐきが

腫れたり出血したりする原因となる。

 

 

 

なんという皮肉でしょう。

 

 

断言しますが、顆粒入り歯磨き粉は買ってはいけません。


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歯科医院に定期的に行くだけで歯が悪くならない!?

2013-07-10 06:26:00 | 予防

まったく科学的根拠がないのですが、歯科医院で定期的にチェック

している人は歯が悪くならない傾向があります。

 

 

歯科医院ではクリーニングを行いますが、年1~2回の専門的な

クリーニングだけで虫歯や歯周病が防げるとは実際思えません。

 

 

それでも定期的に来院している人は歯がわるくならないという実感があります

 

 

定期的に歯科受診をしている人は少なくともその時には歯のことを

考えているはずです。

 

そろそろ歯のチェックしなきゃ

虫歯はできていないだろうか

歯周病の気はないだろうか

ちょっとしみるけど虫歯なのか

歯ぐきから血が出るけど歯周病は進んでいないか

この前治療したところは大丈夫かな

 

 

 

こんなことを考えながら予約を取るのではないでしょうか。

 

 

思うだけで病気は進まなくなる。

 

 

非科学的どころかスピリチュアルな話になっていますが、こんな

実感をもっています。


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主婦の友社、「健康」6月号

2013-05-01 23:04:24 | 予防

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取材を受けた雑誌が届きました。

 

「健康」6月号です。

 

「糖質と歯周病」のテーマの記事となりました(116ページ)。

 

 

歯周病の治療そして予防には3つのコントロールが必要です。

 

炎症のコントロール(歯磨きや歯科医院でのクリーニング)

 

力のコントロール(歯ぎしりや食いしばりを減らすこと)

 

そして栄養のコントロールです。

 

 

 

今回は特に糖質制限とタンパク質摂取を中心にお話ししました。

そして歯磨きや歯ぎしりや食いしばりを減らす「自己暗示療法」

についても言及しています。

 

 

これらはこのブログでずっとお話していることですが、

ライターの方にうまくまとめていただきました。

 

今回の「健康」は「ゆるい糖質制限」の特集です。

 

糖質制限を始めようと思っている方には是非お勧めしたい内容です。

 

5月2日発売です。


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脳はバカ、腸はかしこい

2013-03-11 06:49:00 | 予防

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自分の体の中に寄生虫を飼っている、個性的な先生の著作です。
 
 
 
                     

                         
                                      
                            
酒、タバコ、ギャンブル、ゲーム、そして糖質など身体に悪いと
わかりながらやめられない、どころか依存してしまう理由を
「脳はバカ」だからと説明しています。
 
 
                 

それに比べ「腸は賢く」体の調子を把握し、必要なものを取り込み
いらないものをそのまま外に出している。しかも、幸せ物質と
呼ばれるセロトニンの90%は腸に存在し、脳にも指令を出す
ことができるし腸自身が体に指令を出すこともできる。
 
 

                 
              
腸は第二の脳どころか、本当に正しい判断をしているのは
腸なのだそうです。
                 
                
 
 
                                    
                      
皆さんも自分の脳を信じずに腸の声を聞きましょう。
 
 
 
                
                       
                  
                           
ちなみにセロトニンをつくるにはトリプトファンというアミノ酸が
必要です。
 
 
                                 
                 

トリプトファンが豊富なのは赤身の魚、肉類、乳製品、大豆、
ナッツです。
 
 
 
            
                 
                       
やはり肉を食べると幸せな気分になるのです。


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キシリトールの害

2013-01-18 06:22:00 | 予防

キシリトールは虫歯にならない糖分(糖アルコール)です。

 

 

虫歯にならない糖分はキシリトールだけです。

 

 

ですから最近は多くの歯科医院でキシリトールを扱っています。

100%キシリトールは歯科医院でしか販売できないからです。

 

 

 

当院でもキシリトールを販売していますが、これは飴やガム、グミ

などをやめられない人に対して売っています。

 

 

甘いものを食べる習慣がない方にわざわざ虫歯予防のために

売ることはありません。

 

 

なぜなら、キシリトールにも害があるからです。

 

 

キシリトールは血糖値を上げます。

 

 

GI値(血糖値をどれくらい上げるかという数値)でいうと

砂糖の半分くらいの値があります。

 

 

砂糖の半分も血糖値を上げるのです。

 

 

つまりキシリトールは将来の糖尿病の原因になり得るのです。

 

 

ましてやキシリトールはとても甘いですから、舌が甘いものを

覚えてしまって甘いもの好きにしてしまう危険もあるのです。

 

 

ですから、当院でキシリトールをお売りするのは最後の手段です。

 

 

どうしても甘いものをやめられなくて虫歯になりやすい人。

 

 

 

この方々がキシリトールをお売りする対象です。 

 

 

小幡歯科医院

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